事務局長通信

<自分メモ>大阪憲法会議・共同センター主催:憲法学習会

<自分メモ>
大阪憲法会議・共同センター主催:憲法学習会
「安倍改憲阻止の新たな市民運動の展開」(講師:上智大学、中野晃一さん)

・野党が政権につくことによって民主主義が前に進む(深まる)
・政権による政治の私物化。地方分権などやる気もない。
・政党政治のバランスの崩れ。政治の後退は顕著。
・今度の参議院選挙の結果は、戦後最大の転換点となる。結果次第で大きく変わるし厳しくもなる
・憲法96条2/3条項を政治学から考えると「(与党は)野党と一緒に(憲法改正を)やれという意味。
・法律は議席の過半数で成立させられるし、現在の議席数でいうと発議ができない訳ではない。なぜか。自公維だけでは正当性が国民に認められない(国民投票では通用しない)とわかっているから。だから与党は野党に揺さぶりをかけるし、仮に今の立憲野党が賛成に回ると大変なことになる。
・国民投票は、虚構を見せられる(知らされない)と大変なことになる。
・比較憲法プロジェクト(世界にある憲法をすべて英訳に直し各国の憲法を比較する)から、日本国憲法は現存の非改正憲法では最高年齢。英単語で5000語弱の短いもので、平均より「政治制度」の記載が少ない(詳細を法律にゆだねている)が、逆に「権利」に関する記載は多い。
・憲法の中身で大事なのは2つ。人権を守る規定と国家権力の監視規定が位置づいているか。
・9条をめぐる国民の意識の変化。年月が経つ中で平和意識も醸成されてきていた。そんな中で、伊東正義(大平内閣官房長官)は当時の閣僚に対して「改憲派の集会に行ってはいけない」と通達を出したということも。
・安倍首相は「憲法改正は党結党以来の悲願」というが、結党時の自民党綱領には一言も入っていなかった。自民党は、常に9条を変えるとは言ってきていない。
・改憲の手始めとして「首相公選制」が取り出されたこともあるが今はだれも言わない。切迫性・必要性がなかった。
・今国会の議論からは逃げながら(予算委員会を100日近く開いていない)、券\人との会食等、ムードやイメージだけで進めようとしている。
・憲法の規定、車で言えば書かれていないことはブレーキになり、書かれていることはアクセルになる。自衛隊が書き込まれると戦争できる体制づくりに拍車がかかる。
・どうやって私たちの思いを広げるか。ここ(会場)にいない人たちにきてもらう。正しさだけでは通じない人たちにどう接近するのか(もちろん「ダメなものはダメ」ということは大事)。功利主義の考え方。相手に話してもらっていくことが大事。
・参院選、6年前は1人区はほとんど与党に負けたが、3年前は11勝利。この状況をさらに進めて勝てば変わる。様々な取り組みは前進している。

質問に応えて
※若い人たちについて
・こういう場所などに多く来て欲しい気持ちもわかるが若い時期の感じ方などから言って難しい。また来たとしても過度に持ち上げるようなことはしない方がいい。
・大人が頑張っている姿を見せることは大事だしそうい中で育っていく。
・安倍政権が出来て6年ほど。若者たちは「正義が勝つ」という姿をみたことはほとんどなく比較のしようもない。
・経済問題、2極化している面もあり、思うほど響かない。むしろ、性差別やジェンダー。ヘイトスピーチなど、差別に関することには関心が高い(正義感が強い)。
※野党共闘はどうなるか
・本気ですすめること。
・別の言い方をするとそれぞれの役割を本気ですすめることが大事。同じことをしなければならないではなく、自分がしっかりやること。その中で勝ち抜いていくこと。

いろいろ刺激を受けることができました(新しい本もしっかり読みたい)。どうするか、しっかり考えていきたいです。また機会を見つけて、中野先生の話しを聞いてみたと思いました。


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