「魂をゆさぶる歌に出会う~アメリカ黒人文化のルーツへ~」(ウェルズ 恵子著:岩波ジュニア新書)
ゴスペルソング、ブルーズ、ヒップホップ等々、アメリカ黒人文化のルーツをさかのぼり、彼らの歌や物語を読み解いていく内容。著者の最新書「アメリカを歌で知る」を読み終えた後、ルーツ音楽をもっと知りたくなって手に取りました。
マイケルジャクソンの歌を例にあげての黒人文化の背景に関すること、動物民話に込められた思い、トウモロコシの皮むき歌・ハンマーソングの成り立ち等、ジュニア新書という凝縮された紙幅なのに、とても中身が濃くいろいろと知ることができました。巻末で紹介されている「読んでみよう!」をはじめ、これまでに知らなかった音楽との出会いもあり、とても得した気持ちにもなりました。
その国の文化を知る上で、歴史的な背景や人々暮らしや願いを知っていくことが改めて必要だなと思います。特にアメリカ黒人文化においては、差別の歴史を踏まえることが大切ですね。大好きなユニット「やぎたこ」さんのライブのMCで語られる話にもつながって、次の6月の大阪でのライブがさらに楽しみになりました。
お勧めの一冊です。
http://booklog.jp/users/na1129jr/archives/1/400500766X
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