長崎東洋針灸館・長崎東洋漢方薬館

科学が好きな臨床工学技士であった私が、寄り道しながら東洋医学を学び、感動をつづったブログです。

余話 夏だ!ビールだ!二日酔いは苦しいぞー!はて、漢方は?

2018年07月18日 | 東洋医学 鍼灸と漢方
余話 夏だ!ビールだ!二日酔いは苦しいぞー!はて、漢方は?

東洋医学では、冷たいものは良くないと
治療中は、患者に説いている。

「冷たいものは、駄目だよ。お腹を冷やしたりしてはだめだよ。」

告白しよう。

・・・私は昔からビールが好きだ。運動もビールをおいしく飲むためにやっている。

でも、あまり、強くないので時に飲みすぎたときは、二日酔いになる。
年を取り、お腹をビールなど飲み冷やすと下痢をする。
帰りがけに、トイレを探さなくてはならない事態でこれは困ったと思っていた。

ある先生に教えていただいた。
冷たいアルコールを飲むときは
半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)

温めて冷やす裏熱虚証
黄連・黄岑で清熱
半夏・乾姜で辛温熱
これは期待が出来る。

チャンスが来た。あるスポーツの打ち上げ及び、納涼会で生ビールを飲む会で
次の日もスポーツをするという過激なスケジュール

会の初めにひそかに半夏瀉心湯を服用し、しこたま飲んだ。

二日酔いはなく、下痢もなかった。そして次の日炎天下スポーツもし
熱くて汗をかき、冷たい飲み物を飲みすぎた。総計3Lくらい飲んだ
しまった、冷たいものを飲みすぎた下痢すると思ったが下痢はしなかった。

漢方は証を合わせないと効かない。
ちゃんと、私は使い方はどうあれ、証をあわせている。

漢方を販売している人にご相談してから服用してください。

くれぐれも、お腹や下半身は冷やさないように 忍!忍!