長崎東洋針灸館・長崎東洋漢方薬館

科学が好きな臨床工学技士であった私が、寄り道しながら東洋医学を学び、感動をつづったブログです。

歯槽膿漏の灸

2010年04月22日 | 日記
豪雨

雨が強く、やっときれいに咲いた
ツツジが、散るのではと心配です。

私は鍼灸師なのに、やはり、自分で
試さなければ信じられないツボがあります。

そんな時、患者さんと治療中に
話しているときに

「私、歯槽膿漏に悩まされているの」
と会話に登場します。
 
 歯医者さんにいっても、繰り返してしまうというのです。

その時、私の脳裏に前に読んだ文献が思い出されるのです。

「女膝じょしつ」と言うツボ
踵のちょうど後ろの真ん中に
歯槽膿漏のツボ

患者さんに、効くか解らないけど
試してみませんかと相談してみる

お灸を7壮
ここは、熱い

しかし、一回目から調子が良いらしい

続けてほしいと頼まれる。

昔の鍼灸を研究した東洋医学の人、疑ってすみません。

その後、何人か試してみたが、有効性が見られた。


そんな時、鍼灸師になって、良かったと思うときである。


明日晴れるといいですね。

股関節の痛み

2010年04月15日 | 日記
寒い一日

股関節の痛みを訴える方が多い

股関節だから、治療の場所はちょっと
見せにくいところかなと
躊躇される方がいる。

私はいまだかって、股間の部位に治療したことがないので
安心してもらいたい


股関節の痛みの時、足の長さを確認する
3cm以上左右差があると

大腿部の骨頭の障害が考えられるので
病院受診を勧める。

大腿部の骨頭の障害は手術を早めにしたほうが良いと思う。

以前、どうしても仕事の都合で手術が出来ないと言われ
針治療で痛みを抑え、一年間がんばった例はある。

先日、足の付け根が痛いと言われ

肝経の走行を考え
足の第一指と第二指の間の行間、そこから上にさすり骨に止まる太衝に
針を刺し、痛みがなくなった。

患者さんもびっくり、私もびっくり

患者さんから、痛みなど取れてお礼を言われると
私は、「数千年の間に治療を研究した人々の力に感謝しています。」と言います。

今週は長崎は八重桜の見所

大村城の八重桜美しいですよ。見に行きませんか





病は気から

2010年04月13日 | 日記
今日は晴れたり曇ったり
気が滅入る

気とはなんだ
元気、気をつけて、気に入らない・・・
日本語には多く使われているが
答える事が出来る人は少ないと思われる。

心配には及びません
東洋医学にちゃんと定義されています。

簡単にいうと

元気 全てのエネルギー
衛気 外邪から身を守る
営気 経脈を通り臓腑を栄養する
宗気 肺によって、後天の気と先天の気が結合している

上の4つが基本であるが、
多分何を言っているか難しいと思います。
詳しく説明すると膨大な量となるので

よろしかったら、東洋医学の基本の書をお読み下さい。


ここから本論
気を張る→胸を張る

疲れたり、ストレスを受けると姿勢が前屈みになる。

肩こり、腰痛は姿勢からなると考えるので
治療の中に姿勢をチェックしたり、矯正したりする。

前屈み、猫背なのはもってのほかである。

でも、人間は疲れたり、ストレスを受けると姿勢が前屈みになる。

気を張れ、気を張れといっていますが

私も疲れたり、ストレスを受けると姿勢が猫背になる
この姿勢が一時は楽なのである。
後で体に支障をきたすのに、なぜだろう

そして、解ったのです。
この猫背は、座って筋肉を全てゆるめたとき
骨だけに頼った姿勢であることが

自分で体感して解りました。
皆さんも、筋肉の力を脱落させてみてください
背骨がこれ以上曲がらないくらい猫背になります。

これが気が落ちた状態です。
長時間していると肩の僧帽筋がはり、肩が痛くなり、腰も痛くなります。

時代劇を見ていると、武士は、これでもかと思うくらい背筋をぴんとし
胸を張ってます。

気を張るとはこのこと

姿勢を保つのは、きついことですが

身を守るすべでもあるのです。


気を張って行きましょう。

追伸 姿勢を直しただけで体重が2kg近く痩せた人がいます。
   ダイエットにも効果有り。



ホームページ 「長崎東洋針灸館」で検索してください。


雨の時の不調

2010年04月12日 | 日記
私が旅行するとき雨が多い

そんなバカなと思われるかも知れませんが
笑えるくらい雨が降る

雨に体調が悪くなる人がいる。
頭痛、関節痛、体が重くなる

舌に特徴がある人が多い
白く舌の上にたまっている
白膩(はくじ)という

脈はとろんとろんと流れるように流れる
濡脈(じゅみゃく)の人が多い

人が多い→といいうことは全ての人に有効な症状では
ないと言うこと

湿証(しつしょう)体に水があり、外に水を嫌う

頭痛も重だるい痛み

治療ツボは豐隆、水分

特に豐隆に針をすると治療後おしっこが
気持ちよく出る

一説には白血球の成分が変わるからとも言われる
雨の時こそ体を動かそう


春が過ぎ、梅雨が近くなる

梅雨時期、メニエルが多くなる。
ストレスと疲労と湿
関係していると思われる。

雨は嫌いじゃない
家の中で雨音を聞くのは好き


長崎東洋針灸館ホームページ
http://www1.bbiq.jp/nagasakitouyou

冷えの治療

2010年04月07日 | 日記
だけど風が寒い

冷えを訴える患者さんが多い

東洋医学は冷えを嫌う

毎年3人くらいは真夏に寒い冷えを訴えやってくる
治療中熱いのに、扇風機はおろか
窓も開けさせてはくれない

施術者の私が暑くて倒れそう

原因は食事の不摂生と冷房の当たりすぎが多い
風邪が慢性化し、やる気さえ奪う

脈も沈弱、舌は紫白膩、歯根が多い、腹部も冷えている

治療は灸がメインである。

当館の灸は焼き切りの灸である。
昔ながらのモグサだが大きさが
米の半分の大きさ

原則 熱い だが気持ち良いという人もいる。

大椎、肺兪、脾兪、次髎、太谿、足三里、失眠(あつくなるまで)

期間は長く1ヶ月から半年かかる

体温上げるのに、ニンジンジュースをすすめる。

紅茶に生姜をすり、蜂蜜を入れるのもすすめる。

食生活の改善、自分で作り、一食一食を大切にする。

大切な事は昔の人が言ってたこと。


今日は小学校の入学式、黄色い帽子とランドセル
みんな健やかに