長崎東洋針灸館・長崎東洋漢方薬館

科学が好きな臨床工学技士であった私が、寄り道しながら東洋医学を学び、感動をつづったブログです。

お血 血の滞り 唇が黒い

2022年06月03日 | 東洋医学 鍼灸と漢方
東洋医学の概念にお血(おけつ)というのがあります。

文字化けするので、ひらがなで書いてます。

簡単に言えば血の滞りを指します。

妊活には腹部・骨盤お血など非常に大切な症状です。

子宮筋腫や生理の黒いかたまりもお血の一種、生理がきつくなります。


足を伸ばして上を向いて寝てください。

そして、へその左斜め下を押してみて痛かったら、お血です。

舌をみて横に黒い点々がお血点、裏の血管が怒号、くちびるが黒い、目の下の黒みがとれない

など、テレビを見てても、この人お血って思うときがあります。

鍼灸では膈兪や中封のツボを使います。

漢方薬では桂枝茯苓などが有名です。


妊活はお血との戦いと言うほど多い証です。

陽陵泉を考える

2022年06月03日 | 東洋医学 鍼灸と漢方
前回紹介した陽陵泉
取穴部位:下腿外側、腓骨頭前下方の陥凹部。膝を立てて腓骨頭の前下縁に取る
要穴:胆経の合土穴、八会穴の筋会、胆の下合穴
:主治:筋肉性疾患、坐骨神経痛、半身不随、腰痛、偏頭痛、脚気、顔面神経麻痺、三叉神経痛、胃酸過多、内臓出血の止血
やはり、下肢に効果が多いようであるが
胃酸過多に効果が多くうたっている。逆流性胃腸炎にも効果があるかも
ストレス性の逆流性胃腸炎は漢方の四逆散が効果を認める。
胃経の足三里には胃酸過多や胃潰瘍は禁忌だが、同じ高さの位の数センチ違いで
逆の効果が現れる。
不思議なものだ。

難行曰く、筋は陽陵泉に会す。筋会
膝や足の冷えにも効果が多く書かれている。
じっくりと、骨の裏側に入るように刺入すると効果があるようだ。
慌ててはいけないじっくりと
鍼をさす職人になるな、治療家となれ、先輩の言葉である。