2015年1月に福岡県九州道で撮影した「韓日ダブルライセンス車」をご紹介します。韓日ダブルライセンス車とは韓国と日本の車両登録番号(ナンバープレート)を取得し、双方の公道を走行できるようにされた車両(措置)です。
主な特徴としては韓国と日本の車両登録番号標を表示しており、車両中央に配置された韓国内用の黄色い登録プレートには「人ト(さ)4709」と読み取ることが出来ます。車体の構造や灯火器類といった保安基準に関しては日本に準じているようで、日本でみられない“韓国独特”といった類の装備は登録プレート以外は見受けられません。
相互に乗り入れできるこれらの措置は、福岡県の日産自動車九州と韓国(釜山)のルノー・サムスン自動車との間で自動車部品を輸送する目的で導入され、積載物の積み替え作業が不要になる他、手続きの簡略化から輸送日数も大幅に短縮されるとのことです。
発見、気付くことが遅れたことやコンデジかつ、ISO感度を上げた撮影となったため、解像度の低い写真になってしまったのが非常に悔やまれます。この地区には「韓日ダブルライセンス車」が運用されていると念頭に入れ、今後はデジタル一眼レフで撮影に望みたいですね。
ダブルライセンス車ではありませんが、日本登録車両にて海外渡航輸送を実施する例としては活魚輸送もそのひとつであり、主に中国や韓国と日本との間で活魚輸送が行われているようです。そのためか、それらの輸送を担っている活魚運搬車の後部には両国の国名や国旗が描かれているのが特徴です。
注)文中にある国の順位は車体表記に準じており、他の意図はございません。