ブーゲンビリアのきちきち日記

神奈川の米軍基地のある街から毎日更新。猫と花と沖縄が好き。基地と原発はいらない。

動物たちの被ばく 野生動物は食べ物を選べない

2012年03月08日 10時32分36秒 | たんぽぽ舎
写真は2007年夏。捨てられたばかりのぴょん吉には、まだ名前もついていませんでした。
今では、ぴょん吉がいない生活なんて考えられません。
昨夜も近場の温泉銭湯で、塩サウナで汗を出していたときに、
ぴょん吉がご飯を食べているか、気になってしまいました。
でも、ゆっくりしてきましたけど・・・


以下、たんぽぽ舎MLより抜粋して転載します。


★2.動物たちの被ばく 野生動物は食べ物を選べない
              (3月6日 東京新聞夕刊「紙つぶて」より)
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 昨年暮れに福島県飯舘村に線量調査に入った折、中心部に近い集落でニホン
ザルの群れに出合った。別の時には、リスやウサギが路上を走っていた。人が
消えて、野生動物がその領域に戻ってきている。
 マツタケやチチタケのような菌根性のキノコは痩せた土壌で栄養分を集める
ため、菌糸を浅くびっしり広げる。不可欠なミネラルのカリウムと区別できず
に放射性セシウムを取込んでしまう。
 樹木にもセシウムは吸い上げられつつある。ミミズはセシウムをたっぷりと
含んだ落ち葉や枯れ枝をかみ砕き、分解する。そのミミズはモグラやイノシシ
などの餌になる。イノシシは植物の地下茎も掘り起こして食べる。野鳥やニホ
ンザルも、木の実や虫を通じて体内にセシウムを取込んでいることだろう。

 除染には限界があると思っているが、その是非は別にして、もはや生態系の
物質循環に放射性物質が入り込んでしまっている。実に厄介な話である。

 私たちは食べ物を選ぶことができる。しかし、野生動物はそうはいかない。
原発周辺に生息する動物たちの体内被ばくは相当だと思う。どんな影響がある
のか、皆目検討もつかない。既に野鳥が減っているという報告もある。
 汚染地域はトウホクサンショウウオの生息域だ。ミミズなど土壌動物を餌に
しており、粘膜質の皮膚は常にセシウムを含む土に触れている。影響が出てい
るのか、いないのか。調べてみなければ、と考えている。(小沢 祥司=環境
ジャーナリスト)

 ☆たんぽぽ舎では今年も9回目の異常サクラの調査をおこないます。
  3月23日(金)にサクラ調査説明講習会を開きますのでぜひご参加下さい。
  場所:スペースたんぽぽ、18:45開場、参加費800円。
  サクラ調査のお問い合わせは専用メールまで sakura@tanpoposya.net
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