ブーゲンビリアのきちきち日記

神奈川の米軍基地のある街から毎日更新。猫と花と沖縄が好き。基地と原発はいらない。

反戦の視点より

2007年05月28日 23時56分11秒 | 井上澄夫さんから
反戦の視点・その48

9条改憲を許さないため、安倍政権と全力で闘おう!

       井上澄夫(市民の意見30の会・東京)


安倍首相のマッチポンプ―極右の光と影―

 誰がどう考えても、安倍首相が掲げる「戦後レジームからの脱却」と先の日米首脳
会談で表明した「揺るぎない日米同盟」強化とは矛盾する。前者はそれが真摯なもの
であるなら、外交・軍事における対米依存構造の根本的刷新を要求するからである。
したがって「戦後レジームからの脱却」を追求することは、必然的に日米関係の齟齬
・軋轢を招来する。
 米国で安倍首相は、極右の本領を発揮して行なった自分の軍隊慰安婦についての発
言を、日本の保守・極右勢力が憤激するほど「必死に」「釈明」した。それはブッ
シュ大統領によって極めて政治的に「歓迎」されたものの、それで米議会の議員たち
が納得したわけではない。「お猿の反省」はとっくに見抜かれ、安倍首相の巧言令色
ぶりに不信感が募るばかりである。
 極右としての本質をかいま見せたもう一つの分かりやすい例は、今年の靖国神社の
春季例大祭に合わせて真榊(まさかき)料5万円を奉納したことが明らかになったこ
とである。
 この問題について安倍首相は5月8日、記者団に以下のように語った(5月8日付
『毎日新聞』)。

 ――どのような思いで「真榊(まさかき)」を奉納したのか。
 ▼国のために戦って亡くなられた方々に敬意を表し、ご冥福をお祈りをし尊崇の念
を表する。その思いを持ち続けたい。このように思っている。
 ――奉納は参拝の代わりか。
 ▼靖国神社にかかわることが外交、政治問題化している以上、私が参拝するしな
い、お供え物を出したか出さないかについて申し上げないことにしていこうと思う。
 ――奉納の事実を否定するのか。
 ▼ということも、出したか出さないかについても申し上げない。
 ――奉納の事実は否定しようがないのでは。
 ▼否定はしていない。否定も肯定もしない。
 ――首相の姿勢は国民の理解を得られるか。
 ▼私は今こう申し上げており、国民の理解をいただきたい。

 真榊を奉納したことは認めながら、「否定も肯定もしない」と答え「国民の理解を
いただきたい」とうそぶく。上の発言は私たちを足蹴にした暴言として記憶に値す
る。法的な面でいえば、公費支出なら愛媛玉串料最高裁違憲判決に抵触するかもしれ
ないが、私費で支払ったのだから何が悪いかということだろう。安倍首相は、この種
の開き直りが外交上孤立を招くことをあえて無視したいのだろうが、朝鮮民主主義人
民共和国(以下、北朝鮮)の核開発をめぐる6者協議で、北朝鮮との交渉でひたすら
拉致問題を高いハードルとする日本政府はまったく孤立し、米国政府からもうとんじ
られている。


以上、ほんの一部だけ抜粋させていただきました。
写真は虎ノ門の駅のそば。

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