いよいよ2つの鐘を鳴らすことに成功した。
ダークソウルの話である。
肉断ち包丁を+10まで強化したちくぜん騎士は、いよいよ病み村の本格的な攻略に乗り出した。
今回はその奮闘もとい死に様レポートを書き殴っていく。
■クラーグの住処
ヒルを狩ること小一時間。
楔石の大欠片を集め終わり、肉断ち包丁を+10まで強化。
いよいよ本格的に攻略に乗り出すちくぜん騎士。
向かったのはクラーグの住処。
まずここに向かうまでに一苦労だ。
毒沼を進まなければならないため、毒状態は不可避である。
ついでに沼地では道中火を吐く虫や空中から変な虫が襲い掛かってくる。
大ダメージこそないがジワジワHPが削られていくため注意が必要だ。
しかしそんなことで挫けてはならない。
毒になったら毒消しを使え。HPに不安があればエスト瓶で回復だ。
そこを乗り越えると岩を持ったデカブツがいるが、下手をすると無駄に体力を削られる恐れがあるのでスルー。
この段階でほぼ確実にエスト瓶の残りが9になっているか、回復魔法を何度か使っている。
そしていよいよ意気込んでクラーグの住処に到着。
まず入ると早々に不気味な奴がいた。
卵の下敷きになっているらしく、かなり怪しい。
ひとまず火炎壺で焼き払ってみたところ、中から白い虫がうじゃうじゃ出てきた。
早々に囲まれ、気が付けば僕は篝火の前にいた。
気を取り直して再チャレンジ。
もう同じ轍は踏むまいと心に決め、卵男地帯を猛ダッシュで逃げる。
その先にあったのはお馴染み霧の扉。
嫌な予感に苛まれつつも進んでみるとやっぱり挿入ムービー開始。
ボスの部屋である。
ここのボスがまた嫌な攻撃満載だ。
まず溶岩を吐いてくる。体内はいったいどうなっているのか。
吐いた溶岩地帯はしばらくダメージ床になるため、都度立ち回りが必要だ。
そして、斬撃を交わしつつダメージを与えていく。
今回は中々良いペースと思ったのも束の間、ボスがぐったりして動きを止めた次の瞬間、衝撃破によってHPがほとんど削られる。
焦ってエスト瓶回復を行うが反撃もここまで。
立て続けに斬撃を貰い、1戦目は余裕の敗北であった。
だがこんな事で心折れてはいけない。
そもそもやられっぷりに「良い死に様の画が見られた」程度の美味しさを求めるくらいの図太さがないと、このゲームはついていけない。
ソーシャルカードゲームのストーリーバトルの様に、勝ちを前提としたような設計でないのだから。
この「強敵に打ち勝つ苦労」に醍醐味を感じられないようならダークソウルなんてやるべきではないのだ。
そして気を取り直して再戦。
またしても同じように衝撃波でやられる。
これじゃ馬鹿の一つ覚えじゃないか。
全く成長していない。
貪食ドラゴン戦で再確認したのが、ただ死ぬだけではだめだ。
何の攻撃で死んだのかを頭に叩き込まねば、勝ちは見えてこない。
というか、こんな事基本中の基本なのだ。
ただ、言い訳をさせてもらうと、道中の戦闘に慣れてくるとごり押しでも大丈夫なんじゃないかという慢心が肥大化していくのだ。
そんな心持ちでボスに挑むのだから、突然の攻撃で死を迎えるのは、至極当然の成り行きなのである。
ひとまず慢心を取り払い、一度ボス戦を検証してみることにした。
この2回の死亡シーンはボスの衝撃波が大きい。
つまり、貪食ドラゴン同様、ベッタリくっついた戦い方はしてはいけない。
何度かダメージを与えたら一度距離を置くことが重要だ。
また、正面からの攻撃は斬撃の攻撃範囲なので、攻撃時は横か後ろが望ましいだろう。
以上の点を踏まえ、再度挑戦。
武器もガーゴイルの斧に変更。
検証の甲斐あってかボスのゲージを3分の2くらいまで削れた。
いいぞ、良い調子だ。
しかし残りエスト瓶が3。こっちも回復がそろそろマズい。
ここで一気にカタをつけなければ。
僕はまた慢心してしまった。
結果あれほど気をつけなければいけなかった衝撃波をモロに貰い、ワンパンで沈められている僕が存在していた。
もう欲張らない。攻撃は2~3発まで。
再度強く決意し、4度目の挑戦。
今度は徹底したアウトボクシング戦法でチクチクダメージを与えていく。
念を押して松脂まで使う徹底っぷり。
そしてようやくクラーグを撃破することができた。
倒した時のこの快感。
たまらねえ、たまらねえよ。
![](https://pbs.twimg.com/media/B16UKO_CYAAwHik.jpg:large)
そして、奥に進むと鐘を発見。
教会に続き、病み村の鐘も無事に鳴らすことに成功したちくぜん騎士なのであった。
病み村をクリアした後、ちょっと散策すると隠し扉を見つける。
奥にまた卵背負いが道をふさいでいる。
白虫の惨劇がフラッシュバックされる。
今度は油断はしないぞと、殺る気で近づくちくぜん騎士。
攻撃しようとした瞬間、なんかセリフを吐いた。
しかしもう遅い、ちくぜん騎士の肉包丁が卵男にザックリ突き刺さってしまった。
白虫も淡々と潰したのだが、あの卵男は殺してはマズいタイプか!?
口調から火継ぎの祭祀場にいた従者っぽいやつだったか、まあ仕方あるまい。
こういった部分もデモンズソウルから続く醍醐味の一つだ。
気になるなら2週目で何とかするしかないのである。
そして、篝火に火をともし、火防女の魂でエスト瓶を+2にする。
その後、デーモン遺跡に足を踏み入れ、最初の篝火に火をともしたが、卵背負いがたくさんいたので、ビビりあげて引き返すちくぜん騎士なのであった。
■センの古城
鐘を2つ鳴らした後、ムービーで扉が開いていたので、早速向かってみるとやはり開いていた。
まずはこのセンの古城から攻略していこうと心に決めた俺が存在していた。
足を踏み入れると早速仕掛け矢の洗礼を受ける。
これだ、これこそデモンズの系譜という具合の罠。
そしておもむろにあらわれるトカゲ兵。しかも2体。
足を踏み入れて早々この苦戦っぷり。
教会と病み村もかなりの苦闘であったにも拘わらず、まだ序の口と言わんばかりのやられっぷりである。
だがこんなところで挫けてはいけない。
先へ進むのだ。
しかし、そこでちくぜん騎士を待っていたのは容赦のない左右に振れるギロチントラップだった。
しかも狙ったかのように細い道、そこにたたずむリザードマン。
更に上から魔法を打ってくる奴までいる始末。
クリアできるのだろうか。
なお、魔法で撃ち落とされて落下死した模様。
気を取り直してギロチン道を進む。
またしても魔法で撃ち落とされ落下。
ああ、また死んだよと思ったがHPはまだちょっと残っている。
生きている!?まだ生きている!俺はまだ先に進めるのだ。
目の前に見覚えのある首と片足がもげたデーモンが仁王立ちしていた。
乾いた笑いがこぼれた。
鍛冶屋の上の階の篝火からセンの古城に挑むわけだが、いい加減地味に面倒だ。
分かり切った矢のトラップを交わし、モゾモゾを向ってくるリザードマン。
お前の攻撃なんざお見通しなんだよ死ね。
前後から挟み撃ちにされてボコボコにされ、たった2分足らずで篝火に叩き返された。
油断した結果がこれである。
アクションゲームで死ぬペースが速くなってくると、だんだんプレイが雑になることって諸兄にはあるだろうか?
僕は今まさにその状態である。
矢のトラップを超え、リザードマンを待つ。
ふと思ったがこいつパリィ有効なんじゃないか?
バクスタは決まっていたわけだし出来る出来る俺なら出来る。
数分後、篝火の前で僕は再度軽くため息をついていた。
僕みたいなタイミング音痴がパリィという高等技術を使いこなすなんざ、土台無理な話なんである。
ギロチンの間からの死から、再度同じ場所に来るまでにすでに2回も死んでいる。
雑はいかん雑はいかんと再度強く決意し、慎重に矢とリザードマンを撃破。
ギロチンの間に到達。
前回は楔のデーモンにボコられたわけだが、僕は楔のデーモンなんざ全く持って怖くない。
武器も強くしたし、一度は勝っている相手だ。余裕なのだ。
そうだあいつを先に倒してしまえ。もしかしたらいいアイテムも落ちてるかも。
そう薄ら笑いでわざと落ちる。ダメージは大きいがすぐに回復。さあかかってこい。
上から無数の魔法が降ってきた。
そして止めは楔のデーモンの一振り。
そうですよね、何も楔のデーモン1体とは誰も言ってないよね。
上に遠距離部隊がいるってなんで危険察知しなかったんだろうね。
数十分で5回も死んでいる。ちょっとこれは恥ずかしい。
しかしそれでも前に進まなければ。
このゲームは前に進まなければクリアできないのだ。
数分後僕はとんでもないことに気付いてしまった。
なんとこの楔のデーモンの間、上に魔法部隊がいるのにもびっくりしたが、楔のデーモンは1体だけではなかったのだ!
しかも足場が悪く、動きが凄く遅い。
HPを大変削る落下ダメージだけでもちょっとした痛手なのにこの仕打ち。
こんな状態で戦えというのかフロムソフトウェア。
それでも頑張ること数分、奥の間でサイスを獲得し、そこにいた楔のデーモンと戦闘開始。
エスト瓶が切れ、惜しくも敗北。
もう下に落ちるのやめた。
ギロチンを超えることに専念しよう。
まず上から魔法を打ってくるアイツを何とかしなければ。
面倒だが弓でチクチク当てていくことにした。
数発当てると勝手に落下するので、ある意味助かる。
お次はギロチン渡り。
道の先にリザードマンが佇んでいるが、落ち着けば負ける相手じゃあない。
何とか撃破し、先へ歩を進める。
そして次で待っていたのは室内での細道。
ここで敵が出てきたらいやだなと思った瞬間、奴はやってきた。そう、奴は魔物ではないのだ。ものなのだ。
鉄球にブチブチ潰され瀕死にされかけた。
落ち着け、落ち着くんだ。まだ死んでないじゃあないか。まだまだいけるんだ俺は。
エスト瓶も切れ、それでも先へ進まなくては。
ふと見ると罠矢を起動させる床を確認。怪しく膨らんでいる。
もう騙されないぞ。盾を構えていけばいいんだ。簡単じゃあないか。
後ろから矢が飛んできた。死んだ。
思えば後ろから矢が飛んでくるトラップってデモンズでもあったよな。
嵐の祭祀場だったか。
もう何度ため息をついたかわからないが、とにかく先に進む。
散策していると、あの鉄球の進路を変えることができる装置があった。
これで一安心だ。良かった。
先に進むと宝箱がある。今度は何が貰えるだろう、ちょっとこの瞬間はワクワクだ。
次の瞬間。宝箱に頭を喰われた。もちろん、死亡。
いよいよ宝箱一つ開けるにも命がけだ。
デモンズでもこんな嫌がらせじみた仕掛けはなかった。
ちょっと前まで「どんな強武器が入ってるかなあ」なんてウキウキしてた僕がバカみたいじゃないか。
でも僕は挫けない、だってそれがダークソウルだから。
今度は騙されない。ミミックって分かっているなら先制攻撃だ。
次の瞬間ミミックが立ち上がる。デカい。デカいぞコイツ。
その足長っぷりに圧倒され、また食べられた。
僕が悪かった。「ミミックってレア武器取るための経験値でしかないよね」なんつっておちょくっていたのが悪いのだ。
今度はもう油断しない。もう何度口にしただろう。とにかく油断しないのだ。
念のため松脂を塗って攻撃、攻撃、攻撃。
やっと倒せた。
ああ、もう雑魚的に勝てただけなのにちょっと進展があっただけでもロックマンでボス倒した位の達成感だ。
先へ進もう。ギロチンを超えよう。
何回かギロチン部屋を進むと、またギロチン部屋。
しかも今度はギロチンの幅が狭くないか。
それまで一つ一つ慎重にやっていたのだけど、それすら許してくれないのかフロムソフトウェア。
しかもだ、端に魔法ぶっ放してくる奴がいるじゃあないか。
だけどいくしかないと覚悟を決めて、進む。
予想通りギロチンに横から吹っ飛ばされ、見事に落下死を決め込んだ俺が存在していた。
体中の疲れがどっと押し寄せ、無意識の内に、俺はPS3のトップ画面に映し、電源を切った。
今日の所はこの辺にしておく(白目)
この調子なら数日後にはセンの古城をクリアていることだろう(震え声)
進展があり次第、追って報告する(特命リサーチ200X並の感想)
ダークソウルの話である。
肉断ち包丁を+10まで強化したちくぜん騎士は、いよいよ病み村の本格的な攻略に乗り出した。
今回はその奮闘もとい死に様レポートを書き殴っていく。
■クラーグの住処
ヒルを狩ること小一時間。
楔石の大欠片を集め終わり、肉断ち包丁を+10まで強化。
いよいよ本格的に攻略に乗り出すちくぜん騎士。
向かったのはクラーグの住処。
まずここに向かうまでに一苦労だ。
毒沼を進まなければならないため、毒状態は不可避である。
ついでに沼地では道中火を吐く虫や空中から変な虫が襲い掛かってくる。
大ダメージこそないがジワジワHPが削られていくため注意が必要だ。
しかしそんなことで挫けてはならない。
毒になったら毒消しを使え。HPに不安があればエスト瓶で回復だ。
そこを乗り越えると岩を持ったデカブツがいるが、下手をすると無駄に体力を削られる恐れがあるのでスルー。
この段階でほぼ確実にエスト瓶の残りが9になっているか、回復魔法を何度か使っている。
そしていよいよ意気込んでクラーグの住処に到着。
まず入ると早々に不気味な奴がいた。
卵の下敷きになっているらしく、かなり怪しい。
ひとまず火炎壺で焼き払ってみたところ、中から白い虫がうじゃうじゃ出てきた。
早々に囲まれ、気が付けば僕は篝火の前にいた。
気を取り直して再チャレンジ。
もう同じ轍は踏むまいと心に決め、卵男地帯を猛ダッシュで逃げる。
その先にあったのはお馴染み霧の扉。
嫌な予感に苛まれつつも進んでみるとやっぱり挿入ムービー開始。
ボスの部屋である。
ここのボスがまた嫌な攻撃満載だ。
まず溶岩を吐いてくる。体内はいったいどうなっているのか。
吐いた溶岩地帯はしばらくダメージ床になるため、都度立ち回りが必要だ。
そして、斬撃を交わしつつダメージを与えていく。
今回は中々良いペースと思ったのも束の間、ボスがぐったりして動きを止めた次の瞬間、衝撃破によってHPがほとんど削られる。
焦ってエスト瓶回復を行うが反撃もここまで。
立て続けに斬撃を貰い、1戦目は余裕の敗北であった。
だがこんな事で心折れてはいけない。
そもそもやられっぷりに「良い死に様の画が見られた」程度の美味しさを求めるくらいの図太さがないと、このゲームはついていけない。
ソーシャルカードゲームのストーリーバトルの様に、勝ちを前提としたような設計でないのだから。
この「強敵に打ち勝つ苦労」に醍醐味を感じられないようならダークソウルなんてやるべきではないのだ。
そして気を取り直して再戦。
またしても同じように衝撃波でやられる。
これじゃ馬鹿の一つ覚えじゃないか。
全く成長していない。
貪食ドラゴン戦で再確認したのが、ただ死ぬだけではだめだ。
何の攻撃で死んだのかを頭に叩き込まねば、勝ちは見えてこない。
というか、こんな事基本中の基本なのだ。
ただ、言い訳をさせてもらうと、道中の戦闘に慣れてくるとごり押しでも大丈夫なんじゃないかという慢心が肥大化していくのだ。
そんな心持ちでボスに挑むのだから、突然の攻撃で死を迎えるのは、至極当然の成り行きなのである。
ひとまず慢心を取り払い、一度ボス戦を検証してみることにした。
この2回の死亡シーンはボスの衝撃波が大きい。
つまり、貪食ドラゴン同様、ベッタリくっついた戦い方はしてはいけない。
何度かダメージを与えたら一度距離を置くことが重要だ。
また、正面からの攻撃は斬撃の攻撃範囲なので、攻撃時は横か後ろが望ましいだろう。
以上の点を踏まえ、再度挑戦。
武器もガーゴイルの斧に変更。
検証の甲斐あってかボスのゲージを3分の2くらいまで削れた。
いいぞ、良い調子だ。
しかし残りエスト瓶が3。こっちも回復がそろそろマズい。
ここで一気にカタをつけなければ。
僕はまた慢心してしまった。
結果あれほど気をつけなければいけなかった衝撃波をモロに貰い、ワンパンで沈められている僕が存在していた。
もう欲張らない。攻撃は2~3発まで。
再度強く決意し、4度目の挑戦。
今度は徹底したアウトボクシング戦法でチクチクダメージを与えていく。
念を押して松脂まで使う徹底っぷり。
そしてようやくクラーグを撃破することができた。
倒した時のこの快感。
たまらねえ、たまらねえよ。
![](https://pbs.twimg.com/media/B16UKO_CYAAwHik.jpg:large)
そして、奥に進むと鐘を発見。
教会に続き、病み村の鐘も無事に鳴らすことに成功したちくぜん騎士なのであった。
病み村をクリアした後、ちょっと散策すると隠し扉を見つける。
奥にまた卵背負いが道をふさいでいる。
白虫の惨劇がフラッシュバックされる。
今度は油断はしないぞと、殺る気で近づくちくぜん騎士。
攻撃しようとした瞬間、なんかセリフを吐いた。
しかしもう遅い、ちくぜん騎士の肉包丁が卵男にザックリ突き刺さってしまった。
白虫も淡々と潰したのだが、あの卵男は殺してはマズいタイプか!?
口調から火継ぎの祭祀場にいた従者っぽいやつだったか、まあ仕方あるまい。
こういった部分もデモンズソウルから続く醍醐味の一つだ。
気になるなら2週目で何とかするしかないのである。
そして、篝火に火をともし、火防女の魂でエスト瓶を+2にする。
その後、デーモン遺跡に足を踏み入れ、最初の篝火に火をともしたが、卵背負いがたくさんいたので、ビビりあげて引き返すちくぜん騎士なのであった。
■センの古城
鐘を2つ鳴らした後、ムービーで扉が開いていたので、早速向かってみるとやはり開いていた。
まずはこのセンの古城から攻略していこうと心に決めた俺が存在していた。
足を踏み入れると早速仕掛け矢の洗礼を受ける。
これだ、これこそデモンズの系譜という具合の罠。
そしておもむろにあらわれるトカゲ兵。しかも2体。
足を踏み入れて早々この苦戦っぷり。
教会と病み村もかなりの苦闘であったにも拘わらず、まだ序の口と言わんばかりのやられっぷりである。
だがこんなところで挫けてはいけない。
先へ進むのだ。
しかし、そこでちくぜん騎士を待っていたのは容赦のない左右に振れるギロチントラップだった。
しかも狙ったかのように細い道、そこにたたずむリザードマン。
更に上から魔法を打ってくる奴までいる始末。
クリアできるのだろうか。
なお、魔法で撃ち落とされて落下死した模様。
気を取り直してギロチン道を進む。
またしても魔法で撃ち落とされ落下。
ああ、また死んだよと思ったがHPはまだちょっと残っている。
生きている!?まだ生きている!俺はまだ先に進めるのだ。
目の前に見覚えのある首と片足がもげたデーモンが仁王立ちしていた。
乾いた笑いがこぼれた。
鍛冶屋の上の階の篝火からセンの古城に挑むわけだが、いい加減地味に面倒だ。
分かり切った矢のトラップを交わし、モゾモゾを向ってくるリザードマン。
お前の攻撃なんざお見通しなんだよ死ね。
前後から挟み撃ちにされてボコボコにされ、たった2分足らずで篝火に叩き返された。
油断した結果がこれである。
アクションゲームで死ぬペースが速くなってくると、だんだんプレイが雑になることって諸兄にはあるだろうか?
僕は今まさにその状態である。
矢のトラップを超え、リザードマンを待つ。
ふと思ったがこいつパリィ有効なんじゃないか?
バクスタは決まっていたわけだし出来る出来る俺なら出来る。
数分後、篝火の前で僕は再度軽くため息をついていた。
僕みたいなタイミング音痴がパリィという高等技術を使いこなすなんざ、土台無理な話なんである。
ギロチンの間からの死から、再度同じ場所に来るまでにすでに2回も死んでいる。
雑はいかん雑はいかんと再度強く決意し、慎重に矢とリザードマンを撃破。
ギロチンの間に到達。
前回は楔のデーモンにボコられたわけだが、僕は楔のデーモンなんざ全く持って怖くない。
武器も強くしたし、一度は勝っている相手だ。余裕なのだ。
そうだあいつを先に倒してしまえ。もしかしたらいいアイテムも落ちてるかも。
そう薄ら笑いでわざと落ちる。ダメージは大きいがすぐに回復。さあかかってこい。
上から無数の魔法が降ってきた。
そして止めは楔のデーモンの一振り。
そうですよね、何も楔のデーモン1体とは誰も言ってないよね。
上に遠距離部隊がいるってなんで危険察知しなかったんだろうね。
数十分で5回も死んでいる。ちょっとこれは恥ずかしい。
しかしそれでも前に進まなければ。
このゲームは前に進まなければクリアできないのだ。
数分後僕はとんでもないことに気付いてしまった。
なんとこの楔のデーモンの間、上に魔法部隊がいるのにもびっくりしたが、楔のデーモンは1体だけではなかったのだ!
しかも足場が悪く、動きが凄く遅い。
HPを大変削る落下ダメージだけでもちょっとした痛手なのにこの仕打ち。
こんな状態で戦えというのかフロムソフトウェア。
それでも頑張ること数分、奥の間でサイスを獲得し、そこにいた楔のデーモンと戦闘開始。
エスト瓶が切れ、惜しくも敗北。
もう下に落ちるのやめた。
ギロチンを超えることに専念しよう。
まず上から魔法を打ってくるアイツを何とかしなければ。
面倒だが弓でチクチク当てていくことにした。
数発当てると勝手に落下するので、ある意味助かる。
お次はギロチン渡り。
道の先にリザードマンが佇んでいるが、落ち着けば負ける相手じゃあない。
何とか撃破し、先へ歩を進める。
そして次で待っていたのは室内での細道。
ここで敵が出てきたらいやだなと思った瞬間、奴はやってきた。そう、奴は魔物ではないのだ。ものなのだ。
鉄球にブチブチ潰され瀕死にされかけた。
落ち着け、落ち着くんだ。まだ死んでないじゃあないか。まだまだいけるんだ俺は。
エスト瓶も切れ、それでも先へ進まなくては。
ふと見ると罠矢を起動させる床を確認。怪しく膨らんでいる。
もう騙されないぞ。盾を構えていけばいいんだ。簡単じゃあないか。
後ろから矢が飛んできた。死んだ。
思えば後ろから矢が飛んでくるトラップってデモンズでもあったよな。
嵐の祭祀場だったか。
もう何度ため息をついたかわからないが、とにかく先に進む。
散策していると、あの鉄球の進路を変えることができる装置があった。
これで一安心だ。良かった。
先に進むと宝箱がある。今度は何が貰えるだろう、ちょっとこの瞬間はワクワクだ。
次の瞬間。宝箱に頭を喰われた。もちろん、死亡。
いよいよ宝箱一つ開けるにも命がけだ。
デモンズでもこんな嫌がらせじみた仕掛けはなかった。
ちょっと前まで「どんな強武器が入ってるかなあ」なんてウキウキしてた僕がバカみたいじゃないか。
でも僕は挫けない、だってそれがダークソウルだから。
今度は騙されない。ミミックって分かっているなら先制攻撃だ。
次の瞬間ミミックが立ち上がる。デカい。デカいぞコイツ。
その足長っぷりに圧倒され、また食べられた。
僕が悪かった。「ミミックってレア武器取るための経験値でしかないよね」なんつっておちょくっていたのが悪いのだ。
今度はもう油断しない。もう何度口にしただろう。とにかく油断しないのだ。
念のため松脂を塗って攻撃、攻撃、攻撃。
やっと倒せた。
ああ、もう雑魚的に勝てただけなのにちょっと進展があっただけでもロックマンでボス倒した位の達成感だ。
先へ進もう。ギロチンを超えよう。
何回かギロチン部屋を進むと、またギロチン部屋。
しかも今度はギロチンの幅が狭くないか。
それまで一つ一つ慎重にやっていたのだけど、それすら許してくれないのかフロムソフトウェア。
しかもだ、端に魔法ぶっ放してくる奴がいるじゃあないか。
だけどいくしかないと覚悟を決めて、進む。
予想通りギロチンに横から吹っ飛ばされ、見事に落下死を決め込んだ俺が存在していた。
体中の疲れがどっと押し寄せ、無意識の内に、俺はPS3のトップ画面に映し、電源を切った。
今日の所はこの辺にしておく(白目)
この調子なら数日後にはセンの古城をクリアていることだろう(震え声)
進展があり次第、追って報告する(特命リサーチ200X並の感想)