『みいら採り猟奇譚』 河野多恵子

寒い中、仮装してバイトの面接に出かけ、
やや悄然と帰宅。

昨日の解析でキーワードに上がっていた河野多恵子の本をなんとなく読み出したら、
ぐいぐい引っ張り込まれた～。



河野多恵子の作品はほとんど読んだことがなくて、
ちょっと前に村上芳正の装丁に惹かれて買った『美少女・蟹』くらいしか知らなかったんだけど、
こんなに面白いなんて…。

本の状態もとてもよくて、
そしてちょっと不思議なのがとってもいい香りがすること！

カビくさいような独特の古本臭ならもうすっかり慣れてしまったけど、
白檀のような、日本的ないい香り。
佳人の桐箪笥にそっと忍ばせてある匂い袋のような…。
nanahoshiの粗雑な鼻だと白檀のようなとしか分からないのが残念＾＾；

作品の雰囲気と相まって、なんだか妙な気持ちを呼び覚まされます☆