幕末頃から明治時代にかけては、銅鉱とともに硫化鉄鉱石を酸化・還元させて人造的に製造したベンガラ(酸化第二鉄)における日本唯一の巨大産地として繁栄を極めたそうです。
炭坑は国の仕事で、算出された銅は国の物となり、副産物として出たものを酸化鉄として加工して、それによってこの地方は多くの富を得たそうです。
ベンガラは主に美術工芸用の磁器の絵付け・漆器、神社仏閣のベンガラ外壁塗装に多用されました。
その品質の良さでほぼ独占企業だったそうです。
最盛期には銅山で働く従業員数が1200人にのぼり、片山家や広兼家など多くの長者?が栄えました。
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ラフォーレ吹屋のホテルから歩いてすぐのところは、当時の面影を残す保存地区になっています。
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当時の雰囲気の郵便局です。
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お土産物屋さんには、べんがらで染めた作品が多くあります。
べんがらは自然のUVカット効果もあるそうです。
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べんがらの資料館もあり、いっぱいいっぱい勉強しましたよ。