◎把握可能感(だいたいわかった)——自分の置かれている状況や今後の展開を把握できると思うこと

◎処理可能感(なんとかなる)——自分に降りかかるストレスや障害に対処できると思うこと

◎有意味感(どんなことにも意味がある)——自分の人生や自身に起こることにはすべて意味があると思うこと

人が過剰なストレスに苛まれているときは、この3つの感覚が低くなっていることが多いと考えられます。

首尾一貫感覚を構成する3つの感覚は、それぞれがバラバラに存在しているわけではなく、互いを補完し合うようにつながっています。たとえば、「把握可能感」が高くて「今、起きていることや将来のことはだいたい自分で把握できている」と思えることができれば、「(把握できている範囲で)なんとかなるだろう」という「処理可能感」を持つことができます。

また、「自分自身に起こる出来事はどんなことにも意味がある」という「有意味感」を生み出す価値観や考え方、アイデンティティなどは、「処理可能感」を高めるための要素になります。

首尾一貫感覚は3つの感覚が繋がっている(出所)『過酷な環境でもなお「強い心」を保てた人たち

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