似顔絵の練習をしていてわかってきたのは、
似顔絵は単なるイラストとは別スキルだということです。
わたしの普段の絵だと、目の下線は使わないために、
上線だけであらわせるつり目は描けてもたれ目は描けません。
輪郭はホームベース型と丸を混ぜたものでしか
バランスをとったことがないので細長い顔は描けません。
鼻は小鼻の影のところを描くだけで、
鼻自体を描くことはありませんでした。
でも、実際の人間を描こうとしてみると、
目は縦長よりもアーモンドを寝かせたような感じだし、
顔は丸よりも縦長です。
しかも、結構な特徴として鼻が出てきます。
ということで、いつもの絵を使うわけにはいきません。
写真をトレスでもすればてっとりばやいですが、
それなら写真を使えばいいことで、絵で描く意味がありません。
いかに本人を残しながら、自分の絵に持っていくかというところが、
そもそも描けるパーツの種類をあまり持っていないわたしにとって
大変むずかしいところです。
目の細さはどうするか、鼻の形、眉間の深さはどうするか、
顔の形はどうするか、目鼻口のパーツはどうずらすか、
とにかく今までのわたしの絵では考えもしなかったことに直面して、
それなりに興味深く練習していますが、ひたすら苦しくもあります。
というところで悩みつつ、新しく描いてみました。
◆◆画像12-04-12◆◆
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/b4/fab51716f0646365976ecd43d732a73d.jpg)
ここまでくるのに20枚以上、描いては失敗しました。
描きやすい人、描きにくい人というのもあるようです。
誰だかわかるでしょうか。