●スイッチの記号は?
なんかさ、スイッチって
どっちに押したら入るのか切れるのか
すっごくわかりにくいんだけど。
あれ、わざとやってるの?
![](https://www2.ttcn.ne.jp/~azure/blog/00-00-00touko-1.jpg)
開発側には当たり前すぎて、何も考えてないだけなんだからねっ
★ポイント
スイッチ。いろいろなものがありますが、
電気製品についているスイッチを見たことがあるでしょうか。
たとえばこんな。
![](https://www2.ttcn.ne.jp/~azure/blog/00-00-01toukotouko_0037.png)
大きな家電ではたいてい根元に一次スイッチとしてこれがあり、
このスイッチがオンのときのみ、
押せば電源が入る二次スイッチが正面にある、
という形が多いです。
では、先の図ではそれぞれ、どちらにいれれば
電気回路がオンになる(=電流が流れる)のでしょうか?
『そんなの知らなくたって、一次スイッチをそれぞれずらして
二次スイッチをいれてみればいいじゃない』
という意見は、普通の家電ならなりたちますし、
それでもいいのですが。
これが、蛍光灯や電球のスイッチだった場合、どうしましょう。
電光管や電球が点かなくなったから交換しようとして。
つけたのか消したのかわからないので、
手元でぱちぱちスイッチを動かしてしまいました。
もし点いているときに交換しようとすれば、
電気自体は流れているために非常に危険です。
たいていケーブルは壁に埋め込まれているので、
電気を止めるにはブレーカーを落とすしかありません。
でもそうすると、ほかの何の電気が止まるかわかりませんし、
そこまでやるのもめんどくさいです。
そんな状況で、オンとオフを確かめると思ってください。
どちらに合っていれば電流が流れていて、
どちらに合っていれば電流が流れないのでしょう。
答えは、棒っこのほうです。
なぜかというと……実は、この|と○、
もともとは1と0なのです。
1と0といえば、コンピュータで言えば
コンピュータの世界では『有る/有らない(無い)』を
あらわすもの。
回路図では
スイッチを押して電流が流れる……1
スイッチを押して電流が切れる……0
というようにあらわされます。
その意味のままにスイッチ自体に刻印をいれたのです。
――といきたいところですが。
ここでもう一度図を見てみましょう。
![](https://www2.ttcn.ne.jp/~azure/blog/00-00-01toukotouko_0037.png)
どう見ても、1と0だけじゃないですね。
縦棒と○にしか見えないものがあります。
「1と0じゃひねりなさすぎ。
デザイン風に手をいれちゃおっ♪」
とそんなことを考えて、蛇足を加えでもしたのでしょうか。
しかもそれも、|(たてぼっこ)のこともあれば、
書き方によれば-(よこぼっこ)に見えることもあります。
さらに丸にいたっては地図記号で『果樹園』の
失敗作のようなマークもあります。
もしくは爆弾や温泉マークの書き損じ、と
いったところでしょうか。
爆弾マークの場合、よくあるのが、
パソコンなどの二次スイッチのボタン。
一度押すと回路がオンになり、
もう一度押すと回路がオフになるような、
プッシュタイプのスイッチの表面に
書いてあるマークです。
このスイッチを見るときは、
まず電源コードをいれ、一次スイッチをいれ、
機械を起動するときにこれを押す、というときなので、
意識としては電源を入れる、という
意味のほうが強いように思います。
なのにぱちぱちとオンとオフを切り替えるスイッチ
(シーソータイプスイッチ)に同じ記号が
使われると、ただ切るのみだというのは
かなり違和感を覚えます。
加えて、○。
電源が入るほうはどちらが正しいでしょう?
そう問われたら、
合っている記号に○をつけるとして……
○のほうだ! と。
日本人にとって正解は○のことが多いので、
○を選んでもおかしいことはありません。
でも、スイッチでは違うのです。
さらには①というのもあります。
棒があるほうがスイッチオンと思っていると、
丸と棒が同時に存在するこの場合は、と
やるせない気持ちを覚えます。
正直製作者側は何を考えているかわかりません。
……というか、何にも考えてないのでしょう。
右か左か、上か下か。どちらでオンになるかは
ざっと機械を見回した限り、規則性はありませんでした。
同じメーカーでもばらばらです。
一番下の記号は、わたしが適当に考えてみたものですが、
どっちがオンでどっちがオフだと思いますか?
この程度のことで格段に判別しやすくなるなんて、
自分が使う立場になれば、誰だってわかるのに。
なのに、作る人間は『コストを安く』くらいしか
考えていません。
機械がつかいづらいのも、簡単に壊れるのも、
すべては作る側の狙いなのですよ。
まあ、設計も、財産を握っている別の部署から
お金も出されずにそう命令されるので
ごみみたいなものを作るしかないわけで。
一番だめなのは、会社の中枢だったりするのですけど。
まとめ。
オンとオフのスイッチの記号の元は1と0で、
電源が流れるのは1のほう。
なんかさ、スイッチって
どっちに押したら入るのか切れるのか
すっごくわかりにくいんだけど。
あれ、わざとやってるの?
![](https://www2.ttcn.ne.jp/~azure/blog/00-00-00touko-1.jpg)
開発側には当たり前すぎて、何も考えてないだけなんだからねっ
★ポイント
スイッチ。いろいろなものがありますが、
電気製品についているスイッチを見たことがあるでしょうか。
たとえばこんな。
![](https://www2.ttcn.ne.jp/~azure/blog/00-00-01toukotouko_0037.png)
大きな家電ではたいてい根元に一次スイッチとしてこれがあり、
このスイッチがオンのときのみ、
押せば電源が入る二次スイッチが正面にある、
という形が多いです。
では、先の図ではそれぞれ、どちらにいれれば
電気回路がオンになる(=電流が流れる)のでしょうか?
『そんなの知らなくたって、一次スイッチをそれぞれずらして
二次スイッチをいれてみればいいじゃない』
という意見は、普通の家電ならなりたちますし、
それでもいいのですが。
これが、蛍光灯や電球のスイッチだった場合、どうしましょう。
電光管や電球が点かなくなったから交換しようとして。
つけたのか消したのかわからないので、
手元でぱちぱちスイッチを動かしてしまいました。
もし点いているときに交換しようとすれば、
電気自体は流れているために非常に危険です。
たいていケーブルは壁に埋め込まれているので、
電気を止めるにはブレーカーを落とすしかありません。
でもそうすると、ほかの何の電気が止まるかわかりませんし、
そこまでやるのもめんどくさいです。
そんな状況で、オンとオフを確かめると思ってください。
どちらに合っていれば電流が流れていて、
どちらに合っていれば電流が流れないのでしょう。
答えは、棒っこのほうです。
なぜかというと……実は、この|と○、
もともとは1と0なのです。
1と0といえば、コンピュータで言えば
コンピュータの世界では『有る/有らない(無い)』を
あらわすもの。
回路図では
スイッチを押して電流が流れる……1
スイッチを押して電流が切れる……0
というようにあらわされます。
その意味のままにスイッチ自体に刻印をいれたのです。
――といきたいところですが。
ここでもう一度図を見てみましょう。
![](https://www2.ttcn.ne.jp/~azure/blog/00-00-01toukotouko_0037.png)
どう見ても、1と0だけじゃないですね。
縦棒と○にしか見えないものがあります。
「1と0じゃひねりなさすぎ。
デザイン風に手をいれちゃおっ♪」
とそんなことを考えて、蛇足を加えでもしたのでしょうか。
しかもそれも、|(たてぼっこ)のこともあれば、
書き方によれば-(よこぼっこ)に見えることもあります。
さらに丸にいたっては地図記号で『果樹園』の
失敗作のようなマークもあります。
もしくは爆弾や温泉マークの書き損じ、と
いったところでしょうか。
爆弾マークの場合、よくあるのが、
パソコンなどの二次スイッチのボタン。
一度押すと回路がオンになり、
もう一度押すと回路がオフになるような、
プッシュタイプのスイッチの表面に
書いてあるマークです。
このスイッチを見るときは、
まず電源コードをいれ、一次スイッチをいれ、
機械を起動するときにこれを押す、というときなので、
意識としては電源を入れる、という
意味のほうが強いように思います。
なのにぱちぱちとオンとオフを切り替えるスイッチ
(シーソータイプスイッチ)に同じ記号が
使われると、ただ切るのみだというのは
かなり違和感を覚えます。
加えて、○。
電源が入るほうはどちらが正しいでしょう?
そう問われたら、
合っている記号に○をつけるとして……
○のほうだ! と。
日本人にとって正解は○のことが多いので、
○を選んでもおかしいことはありません。
でも、スイッチでは違うのです。
さらには①というのもあります。
棒があるほうがスイッチオンと思っていると、
丸と棒が同時に存在するこの場合は、と
やるせない気持ちを覚えます。
正直製作者側は何を考えているかわかりません。
……というか、何にも考えてないのでしょう。
右か左か、上か下か。どちらでオンになるかは
ざっと機械を見回した限り、規則性はありませんでした。
同じメーカーでもばらばらです。
一番下の記号は、わたしが適当に考えてみたものですが、
どっちがオンでどっちがオフだと思いますか?
この程度のことで格段に判別しやすくなるなんて、
自分が使う立場になれば、誰だってわかるのに。
なのに、作る人間は『コストを安く』くらいしか
考えていません。
機械がつかいづらいのも、簡単に壊れるのも、
すべては作る側の狙いなのですよ。
まあ、設計も、財産を握っている別の部署から
お金も出されずにそう命令されるので
ごみみたいなものを作るしかないわけで。
一番だめなのは、会社の中枢だったりするのですけど。
まとめ。
オンとオフのスイッチの記号の元は1と0で、
電源が流れるのは1のほう。