直列☆ちょこれいつ

最近は神社や神道などの古い文書の解読をしています。
研究のまとめはカテゴリ『自作本』から。

東の語源と古代フェニキア語?

2020年11月12日 | ちょこのひとかけ
録画を見ていたら、すごくおもしろい話が出てきました。

古代フェニキア人は、地中海の東から上る朝日を『Asu(アスー)』、
地中海の西に沈む夕日を『Ereb(エレブ)』と言ったそうです。
これが、AsiaとEuropeのそれぞれの語源になったとか。

そっちはどうでもいいですが、朝日側の言葉は
日本語の感覚とほぼ同じで、すごく興味を引かれました。

というのも、古代日本語では、
朝日の昇る方角を、『as(アス)』系統の語感で表したのです。

たとえば、
日が昇る時間………………………朝『asa』。
日が昇る方角から昇る太陽………朝日『asahi』。
また日が出たら、という時間………明日『ashita』。
また日が出たら、という時間………明日『asu』。
日が昇る方角………………………東『asuma』。

語の根幹は『as』です。

この共通感覚はどこから出ているものだろうと不思議に思っていましたが、
もしかしたら、古代フェニキア語からつながるかもしれないと思うと
ちょっとおもしろく感じます。


同時に思ったのが、Ereb。
日本語では西とは直接関わりませんが、
沖永良部(おきのえらぶ)島を思い出しました。

これが、西にあるから『Ereb』で、
沖永良部島になっていると考えたらどうでしょう。

西表島(イリオモテじま)の『イリ』も
日が入るから『入り』ではなくて
『b』を無声音にした『Ereb』であれば、
沖永良部島の『エラブ』と同語源と考えることができます。

……が、そこらへん、南西系の地方の言葉のことは、
北東語系に生きるわたしの語感とはまったく違うため
感覚はぜんぜんつかめませんけど。


なぜこんなに言葉について興味を引かれ、
考えると楽しくなってくるのかよくわかりません。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« カレーのにおいがわからない | トップ | いいわけ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ちょこのひとかけ」カテゴリの最新記事