一本前の歌を作っていたら、
なんとなくわたしなりのロックが見えてきた気がしたので、
かつて挑戦したものの概念がなくて断念していた歌の
ロックアレンジに挑戦してみました。
わたしの中では、かなりロックっぽくできたと思います。
ロックのなんたるかをわかっている人にはあきれられそうですが、
わたしが今つかんだこつは、伴奏では
・テンポは120以上
・エレキギター、フィンガーエレキベース、ドラムを使用
の二点です。
かつて誰かから、どんな曲でもアレンジ次第で
どんなジャンルにでも変わるといったようなことを
聞いた気がしますが、こういうことなのかなあと思いました。
音を変えるだけでも意外と雰囲気が変わります。
次に、歌詞でのこつは、怒りの内包です。
たとえば、
「あなたのため、あなたのためって、
それ わたしのためじゃなくて本当は自分のためでしょうが」
「へらへら笑った金持ちが、下流階級のことを
わかった気になって語るな!」
「人の話を聞けっていうなら、わたしの話も聞け!」
といったような、自分の中にある憎くて憎くてたまらないもの、
恨めしくて気が狂いそうになるような気持ちを
叩きつけるとロックになる気がします。
その点、わたしは基本的に『怒り』でできています。
強すぎる怒りや憎しみの炎で自分の身まで焼くような人間です。
ショートショートにしても元々はそういうものを
吐き出すための手段だったので方向性は合うようです。
恋愛のことは何一つわかりませんが、
怒りの種ならたくさんあるのでもっと作ってみたいです。
でも――問題は効果音です。
わたしは曲になにか中核となるイメージの音が無いと
歌が作れません。
この失血少女のもともとのイメージは、『雨の音』です。
ピアノ版も弦楽器版も効果音の雨の音と合わせたら
ぐっと雰囲気が出た気がしました。
このロック版でも雨と合わせたらどんなに良くなるんだろうと
わくわくしながら重ねてみて……聞いたとたん、がっかりしました。
なぜかロック版だと、ただのノイズにしか聞こえないのです。
ラジオボイスとぶつかったせいなのでしょうか。ふしぎです。
そういえば、ラジオボイスはもともとのイメージにもあったので
また使ってみましたが、加工しないと声があまりに
きれいすぎるのでかけた、という感じもあります。
ボーカロイドでも がなるような叩きつけるような
歌い方をしてくれればおもしろそうなのですけど。
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