よく「コーヒーや緑茶がからだにいい」という記事を見ることがありますよね。
国立がん研究センターが約9万人を対象に1990年~2011年まで追跡調査したそうなのですが、
次のような結果がでたそうです。
1.緑茶を一日5杯以上飲むことで死亡リスクが17%減った(女性の場合)
40~69歳の男女9万人に「緑茶を飲む習慣と死亡との関係性」について調べたところ、
「緑茶をよく飲む人は緑茶を飲まない人にくらべて死亡のリスクが低く
飲む量が多いほどそのリスクも低かった」そうです。
なかでも一日に5杯以上飲む人はまったく飲まない人に比べて死亡のリスクが、
男性13%、女性17%も低かったそうですよ。
病気別にみると心疾患については男女ともにリスクが減り、脳血管と呼吸器疾患については男性について
リスクが減ったそうです。ちなみにがんによる死亡については関連が見られなかったそうです。
2.コーヒーで死亡リスクが24%減った
同じようにコーヒーを飲む習慣と死亡との関連性の調査では
一日に飲む量が多くなると死亡のリスクが低かったそうです。
コーヒーをほとんど飲まない人と1日に3~4杯飲む人をくらべた結果、
死亡のリスクが24%も低かったそうです。
これは飲む量についてははあまり関係ないそうです。今回の調査結果ではコーヒーを飲む理想の量は一日3~4杯まで、が目安とのことです。
病気別にみると、がんでは関連がなく、心・脳血管や呼吸器疾患すべてで、
コーヒーの摂取が死亡リスクを低くしたそうです。
研究チームの井上教授は「緑茶やコーヒーに含まれるカフェインやポリフェノールなどの成分が、効果を発揮した可能性がある」とおっしゃっているそうです。
一見、とても良い調査結果に見えますが、カフェインの摂り過ぎに警鐘を鳴らす人もいます。
とくにお子様のエナジードリンクの摂り過ぎなどは問題になっていますね。
加減を考えて上手につきあっていきたいものです。