今朝のテレビ、モーニングショーで、「歯周病」が取り上げられていました。
歯周病といえば、高齢の人の病気と思いがちですが、
60代の約6割、20~30代でも約3割に歯周病がみられるそうです。
歯周病は、歯垢(しこう/プラーク)や歯石(しせき)に細菌ができ、
歯ぐきに炎症をおこす病気のことで、歯を失う人原因1位だそうです。
やっかいなのが、歯周病で歯を失うだけでなく、いろいろな病気のリスクが高まること。
進行すると、歯周ポケットから歯周病菌や毒が血管のなかに入って
血管内で炎症をおこし、血管が詰まる原因になるそう。
歯周病だと、次のような病気でリスクが高まるそうですよ。
心疾患 2.2倍
動脈硬化 2.7倍
糖尿病 3.4倍
誤嚥性肺炎 4.5倍
骨粗鬆症6.3倍
しかも歯周病がひどい人の場合、
がんのリスク(口腔関連や肺がん、大腸がんなど)も24%高いそうです。
先日、政府の骨太の方針で、「国民皆歯科検診」を検討する、
という話がありましたよね。
それだけ歯の健康が寿命と直結しているということのようです。
昔から8020(80歳で20本の自分の歯)運動、なんて言われていましたが、
歯磨き、歯に良い食事、フロスなどで
自分の歯をできるだけ健康に保ちたいものですね。