今日の産経新聞に
「認知症の原因タンパク質に点鼻ワクチン 京大がマウスで抑制効果確認」
という記事が出ていました。
アルツハイマー病などの認知症の原因とされている
異常化したタンパク質「タウ」の蓄積をおさえる点鼻ワクチンを開発した、
というものです。
京都大学iPS細胞研究所の井上教授らの研究グループが発表したそうで、
マウスを使った実験では認知機能の改善などの治療効果が確認されているそうですよ。
日本は世界第一位の高齢化社会。
2012年は認知症の患者さんが約460万人で、高齢者人口の15%ほどだったのですが、
2025年には5人に1人(20%)が認知症になると推計されているそうです。
人生100年時代、
認知症患者さんが増えることにより、
介護する家族の負担も大きくなることが予想されます。
痛みや副作用の少ないワクチン接種で認知機能が保たれれば
本人にとっても家族にとってもこんなに喜ばしいことはないですね。
ちなみに、次のような生活習慣が認知症のリスクを高めると言われています。
①運動不足
②かたよった食事
③睡眠不足
④過度の飲酒
それ以外にも難聴や糖尿病、高血圧なども危険因子とされています。
ひごろから気を付けることで予防もできますので
ワクチンへの期待と同時に生活習慣も見直していきたいですね。