最後のラブライブにおいて優勝したAqoursに対し
地区予選で敗退してしまったSaint Snow
そして両者にのしかかる3年生卒業という試練
今回は歌の歌詞なども踏まえながら
Saint Snowに焦点を当てて考えていきたい
まずは本編におけるSaint Snowについて振り返る
だんすなうで有名なSELF CONTROL!!では
・敵は弱い自分
・最高だと言われたい
と歌い見事9位に輝いた
(あの子たちは納得していなかったけど
ところが最後の大会で歌った(というか転んだ)
DROPOUT!?では
・つかんだはずの光は本物じゃない
・出口のない夢の先を探そう
・孤独が今を歪めるなら誰を呼びたいの?
と一転して闇に閉ざされてしまう
これまでラブライブ優勝という目標をかかげ
二人三脚で歩んできたSaint Snow
それがりあさんのミスによって
地区予選敗退という結果になってしまった
そして同時に迫る姉の卒業
本編ではSaint Aqours Snowとしてイベントで歌い
りあさんはSaint Snowをやめて
新しいグループを始めると決意したのだった
そして迎えた映画である
3年生がいなくなったAqoursのパフォーマンス
それをみて厳しいコメントをするせいら
どうすればいいのかと不安がるルビィ
そんな彼女を見てりあは言った
「そんなの、人に聞いたって
わかるわけないじゃない
全部自分でやらなきゃ
姉さまたちはもう、いないの!」
映画の感想でも書いたが
これは自分自身に向けた言葉でもある
姉さまたち、3年生はもういない
冒頭に述べた通り
これはAqoursとSaint Snowが
乗り越えるべきテーマであった
もちろんりあさんは
Saint Snowをやめ新しいグループで
違う輝きを見つけると決めていたが
同時に姉の夢を自分が壊したという事実もまた
りあさんの心に重くのしかかっていた
それに気づいたのが同じく姉との
別れを経験するルビィさんだったのだ
Aqoursにりあさんをいれようという
提案に対してルビィさんは
それは彼女ののぞみではないといった
「ルビィ、向こうでお姉ちゃんと一緒に
歌ってわかったんだ
お姉ちゃんたちはいなくなるんじゃないって
同じステージに立っていなくても
一緒にいるんだって」
姉を持つ彼女だからこそ気づいたこと
これをりあさんにも伝えるために
AqoursとSaint Snowの
模擬決勝戦を行うことになったのである
その舞台で選択した曲がBelieve againである
(本当にかっこいい)
♪強さを求めたら
弱さも受け入れてみようよ(my fault!)
余裕がない心じゃ夢は遠ざかるのかも
強さを求めたSELF CONTROL!!
弱さを見せたDROPOUT!?
両者を引き受けた上で
♪Believe again
すべてを抱きしめながら
Believe again
また始まるんだ
と歌うのである
新しいスタートとは何なのか
歌唱後せいらさんは妹に言った
「今、この瞬間は決して消えません
Saint Snowは、私とりあのこの想いは
ずっと残っていく
ずっとりあの心の中に残っている
どんなに変わってもそれは変わらず残っている
だから追いかける必要なんてない
それが伝えたかったこと」
新しいスタートは0じゃない
二人の思いは決して消えない
それに気がついたりあさんは
過去のすべてを引き受け
新しい雪の結晶見つけるための
新たな一歩を踏み出したのだった
♪Ah冒険は終わらないよLet's go