伊豆(南豆のやま)

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猪の上前を撥ねる男養成講座(上級編)

2012年02月10日 00時42分01秒 | 山芋堀

 

2月のこの時期、里山は「かや色」一色に塗りつぶされてしまう。

そんな中で山芋の蔓探しは至難の業なのだが、希望的観測で一、二本ぐらいは見つけられるだろうと思ってやって来たが、探せど探せど

見つけることができませんでした。

気持ちが萎えとてもかったり~。

師匠はというと猪の上前を撥ね猪は鼻口でしか掘れないので精々地面から30~40cmほどしか食べることができません。

猪がこのように食べた跡は、円錐形に掘られておりそのど真ん中に太い山芋が眠っているのです。)二本ほど掘っていました。

師匠「やはり蔓をさがせね~よ~」

師匠はすでに何本かの蔓を探し当てており、出来の悪い弟子に「ここ掘れワン」といったか・・・空耳でしたが・・・

白い点々が付いているのが山芋の蔓です。

でもって掘った穴がこれです。

とても良い芋でしたが、掘っているときにと折ってしまいました。

まだまだ修行が足りませんな!

上の写真が正真正銘の山芋のつるですが、出来の悪い弟子にはすべての蔓が同じように見えてしまいます。

職場でそんな話をしましたら、山芋のつるは右巻きよと匠がにやっといいました。   は

師匠はというと サクサクっと 軽やかに掘り込んでいます。

サクサク シュシュ ほいサッサ サクサク  軽やかなスコップ捌きでござります。

見てくださいまし、スッコプより若干長くて太い山芋

今日も短時間に6本ほど掘り上げた師匠でした。

その後、蔓探しの講義を受けましたが、ロマンを感じましたよ~。なるほどね~なんか警視庁の名刑事になったような気分になりましたよ。

この時期の山芋の蔓は、すでに寿命を迎え風に飛ばされている蔓が大半なのですが、その蔓を根気よく捜索くしていくのです。

それはそれは地道な捜索なのですが、節は上から下に行くにしたがい短くなっており順序よく探し当てて行きます。

そこが名山芋掘り師の腕前なのでしょう。

師匠は、不肖な弟子に上等な山芋一本下さいまして、その晩あったかいご飯にかけて頂きましたよ。

おいしかったで~す。

でもって、こちらは先日師匠が掘り上げた山芋の中で一、二位を争うというぐらい

大きな山芋だって言うんで、声がかかりまして皆さんで美味しくいただいた時のものです。

きめ細かさ+色の白さといい天下一品の山芋は、チョ~美味しかったです~。

その時の模様です!

カメラの先にはでかい山芋が置かれています。

 

 

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