以来、坂本さんの才能は世界中の映画人の知るところとなり、著名人からのオファーが殺到。『ゴッドファーザー』で世界的俳優となったマーロン・ブランド(享年80)からは新作の脚本が送られてきたこともあったという。ただ、坂本さんをスターダムに押し上げたこの偉業が後年、坂本さんを苦しめることもあった。『婦人画報』(2022年3月号)ではその心境をこう表現している。《まだもう少し挑戦しないと、「『戦メリ』が一番よかったで終わりかよ」っていう、自分の中でそういう気持ちがあるんですよ。『戦メリ』一曲じゃまずいだろうって》一方で同年6月発売の文芸誌『新潮』では《坂本龍一=『戦メリ』のフレームを打ち破ることを終生の目標にしたくはない。そのゴールに向かって、残された時間を使うのはアホらしい》とも綴っている。天才ならではの葛藤と、偉大すぎる業績に縛られる苦悩がうかがえる。
『戦メリ』一曲って、energy flowとか、The Last Emperorとか、BEHIND THE MASKとか、Tong Pooとかいっぱあるやろ(笑)
ちなみに『戦場のメリークリスマス』というのは映画のタイトルで、曲のタイトルは『Merry Christmas Mr. Lawrence』っていうのは豆。
ベルナルド・ベルトルッチの『ラストエンペラー』も『シェルタリング・スカイ』も『リトル・ブッダ』坂本龍一が曲作ってるけど、どれも傑作。
個人的に一番好きなのは『Self Portrait』って曲かな。
ちなみに、なにかの番組で娘の美雨が小室ファンで、それに坂本龍一が嫉妬してたってエピソードがほっこりした。
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