ゼンティス大阪は、こじんまりとしたセンスの良いホテルだ。ジルさんも気にいっておられた。お花の横には、月見団子。十五夜について、英語と日本語での説明書きがあった。
グラミーさんは去年、50フィートの高さから落ちて、大怪我をされたそうだ。4回手術をして、歩けるようにはなったが、背中、腰、足などに痛みが残っている。今日は体にご負担をかけないように気をつけよう。昨夜、帰りにスーパーで買った焼きそばソースとお好みソースをプレゼントするところから今日のツアーは始まった。昨夜のフードツアーでお疲れだったのだろう。20分ほど遅れてスタート。
難波発の近鉄急行に乗った。楽々と奈良に着くことができた。駅から鹿が集まっている方に向かってゆっくり歩いた。鹿せんべいをあげて動画を撮られた。今日の鹿はおとなしい。この暑さがこたえているのかな?
6月頃に生まれて公園デビューした子鹿。子鹿をたくさん見かけた。
依水園に到着。ここまで来るだけでどれだけ汗をかいたことか。
お庭を歩く前に、冷房の効いている寧楽美術館に入ることにした。奈良の実業家が設立した美術館。
6月頃に生まれて公園デビューした子鹿。子鹿をたくさん見かけた。
依水園に到着。ここまで来るだけでどれだけ汗をかいたことか。
お庭を歩く前に、冷房の効いている寧楽美術館に入ることにした。奈良の実業家が設立した美術館。
とても美しい硯と箱だった。「私も硯セットを持っていますが、、、」とジルさんに言った
さあ、庭園に入ろう。依水園には茶室がたくさんある。そして、藁葺き屋根には鮑の貝殻が光っている。火除けのおまじない。建物が水の中にあるから火事にはならない。
さあ、庭園に入ろう。依水園には茶室がたくさんある。そして、藁葺き屋根には鮑の貝殻が光っている。火除けのおまじない。建物が水の中にあるから火事にはならない。
ここの百日紅は高木だった。皮が剥がれてつるっとなっているのをお見せできた。猿でも滑るだろう。
寺院の敷石がリサイクルされていた。グラミーさん、石の数を数えた後、「私たち、お寺を散歩しているよ」と。グラミーさんはジョークと写真係。ジルさんは歴史や文化についてよく話を聞いてくださる。
出発が遅れたし、丁寧にご覧になるゲストだったので、依水園を出た時には12時を過ぎていた。東大寺の方に行くと混雑しているので、依水園内にある三秀亭で昼食をとった。江戸時代に建てられ、明治の終わり頃、室内は大きく手が加えられたそうだ。
ジルさんと私はそうめん定食、グラミーさんは鰻定食を選んだ。和室に通されたが、低い椅子が用意されていた。依水園の庭園を眺めながらの昼食。よく冷房が効いていた。なんと贅沢な。グラミーさんは食後、丸い大きな痛み止めを2錠飲まれた。痛みに耐えながらツアーに参加してくれた。穏やかな顔つきからは想像できなかった。
ジルさんと私はそうめん定食、グラミーさんは鰻定食を選んだ。和室に通されたが、低い椅子が用意されていた。依水園の庭園を眺めながらの昼食。よく冷房が効いていた。なんと贅沢な。グラミーさんは食後、丸い大きな痛み止めを2錠飲まれた。痛みに耐えながらツアーに参加してくれた。穏やかな顔つきからは想像できなかった。
網代天井。
少し元気になった高齢者3人は、東大寺大仏殿まで歩いた。
大仏殿の中は混み合っていたが、大きな建物の中なのでそれほど不快感はなかった。なんといっても世界で一番大きな木造建築物なのだから。大仏と大仏殿、どちらを先に作りましたか?というつまらない質問をした。大仏殿の中では、このビジュアルエイドが大活躍。如来も菩薩も天も大仏殿の中にいらっしゃるので。そして昨夜、道頓堀で苔に覆われた不動明王をご覧になった。これで全カテゴリー制覇。
中に入れてもらえないびんずるさん。グラミーさん、びんずるさんの背中を真剣にさすっておられた。祈りが届いて欲しい。
わー。修学旅行シーズンの到来。
南大門を見てから、アイスクリーム休憩。これはマンゴアイス。私はアイスクリームを舐めながら、タクシーの手配。GOで呼んだ。
春日大社の駐車場までタクシーで言った。立派な角の雄鹿が水浴び。私もできることなら、飛び込みたい。ジルさん、これまでの日本でのツアーの中で、今日が一番暑いとおっしゃっていた。
春日大社の特別拝観では、この杉の大木に一番、感心されていた。
拝殿の足跡。今日もあった。観光客を喜ばすためのものだったのだ。
行程では奈良町も含まれていたが、グラミーさん、ここで「フィニッシュ」とおっしゃった。タクシーで近鉄奈良駅に行き、電車に揺られて大阪に向かった。途中でうたた寝をしながら💤
2日間、案内したので、いろいろなお話が聞けた。ジルさんは最初のハズバンドがいなくなってしまい、10年間シングルマザーとして子育てされたそうだ。お子さんたちを大学に行かせたかったので、仕事も頑張ったそうだ。そしてグラミーさんと出会い再婚。グラミーさんは、59歳でこんな幸せをつかめるなんて思いもよらなかったそうだ。素敵なご夫妻だった。ホテルでお別れして帰路に着いた。
18時6分、昭和町から見えたお月様。明日は中秋の名月だ。