日々是好日

10月27日(水)昨日のゲストと直島へ

今日は昨日のゲスト、ハワードさん、キャロルさんご夫妻と直島日帰り弾丸ツアーに行く。早起きしてホテルに迎えに行った。7時46分のフェスティバルタワー。早めにホテルに行ったが、もうロビーにお二人はいらして私を待っておられた。ホテルの部屋のシャワールームから水が溢れていて困っておられた。フロントに言っても話が通じなかったそうだ。こわいおばちゃんガイドがフロントに話をして、スタッフと一緒に部屋に行った。早急に対処してもらうことになった。


タクシーで新大阪駅に行き、新幹線で岡山駅に行った。左側の座席にご夫妻が座り、通路を隔てた席に私が座った。今日の行程を確認するために通路に立って説明した。すると前の席に座っている女性が激怒。グリーン車で喧しくするとは何事だ、と怒った。車掌さんに訴えて隣の車両に移った。女性の憤りに車掌さんも困っておられた。申し訳ないことをした。これからは気をつけよう。


岡山駅から在来線で宇野駅に行き、フェリーに乗った。フェリーは20分ほど。


瀬戸内海の穏やかな景色をご覧になった。


直島に上陸。村営バスに乗った。今日は臨時の大きなバスが運行されていた。


限られた時間の直島ツアーなので、訪問箇所は3カ所に限定されている。バスを農協前で降りて、『家プロジェクト』を見学した。空き家になった家を芸術家たちが、アートに作り変えた村だ。ここのピザのお店を予約していたが、キャロルさん「ランチは食べない、少しでも多くのアートを見たい」とおっしゃった。ピザハウスにキャンセルの電話をした。

安藤ミュージアムに入った。


安藤忠雄さんが設計した地中美術館の模型


階段で地下に降りて天井を見上げると光が漏れていた。日食ではありません。


外に出ると仕掛けがわかった。ハワードさんが見つけた。地中美術館でも光が漏れているところがある。こういう構造だったのかな。


角屋


直島プラン2019「水」という建物に入って、ビデオを見て『水』のお勉強をした。


また村営バスに乗り、ベネッセ王国に入った。ベネッセの無料シャトルバスに乗り換えて、ベネッセハウスミュージアムに行った。私は今日はずっとバスの時刻表と睨めっこ。バスの本数が少ないことをゲストに伝えて、協力してもらった。このミュージアムも安藤さんの設計。

100生きて死ぬ(100 Live and Die) 


外に出るとこんな景色が望める。遠くの方に三菱マテリアルの煙突が見えている。直島の南部をベネッセが開発し、芸術村になっているが、北部には昔から三菱の工場がある。


ザ・ワールド・フラッグ・アント・ファーム。国旗をビニールの管で繋ぎアリを放した。アリが作った芸術作品。9月に研修に来たおかげで説明ができた。


このような石が二つあった。ご夫妻はもう一つの石に座って、私に「写真を撮ってちょうだい」と。 くつろいだ良い写真が撮れた。


海岸に流れ着いた流木らしい。


穴のあいた舟底と穴。


ベネッセミュージアムから『つつじ荘』というバス停まで歩くことにした。ゆっくりした下り坂とお聞きした。それならハワードさんの足にもこたえないだろうし、途中で黄かぼちゃを見ることができる。この20分くらいのウォーキングは気持ちが良かった。お二人がこの椅子?に座った写真をお撮りした。


私は猫ちゃんの後ろで。


バスの時間を気にしながらも、黄かぼちゃで写真撮影。


このウォーキング中に、プライベートな話題になった。ハワードさんは弁護士で今も現役。キャロルさんはNGOで働いておられたそうだ。お二人はコロラドにも家を持っておられる。ネブラスカには車3台、うち1台は電気自動車、コロラドには2台。テスラ?と聞こうとしたが、テスラが思いつかなかった。苦し紛れに「イーロンマスク?」と言ったら、キャロルさん「イーロンマスクは大嫌い」と。

バス停『つつじ荘』からシャトルバスで地中美術館に向かった。


地中美術館も安藤建築なので、コンクリートの打ちっぱなし。写真撮影は禁止。構造が複雑なので、迷子になりそうになる。モネの睡蓮の絵とジェームス・タレルの光の錯覚とウォルター・デ・マリアの作品が見ることができる。迷ったら恥ずかしいので、いつも道案内の職員さんに道を確かめた。

帰りのバスまでに少し時間が余ったので、カフェに入った。昼食は食べないとおっしゃっていたお二人、お腹が空いていたようだ。お二人でオープンサンドをシェアされた。私はケーキと紅茶。キャロルさん「このオープンサンド、美味しいよ。今度来たら、ゲストに勧めてね」


直島の宮浦港まで戻ってきた。フェリーが出るまで10分あるので、大急ぎで赤かぼちゃへ。このかぼちゃは大きいので中に入れる。


JR宇野駅から岡山駅まで各停の旅。1時間近くかかった。でも予定より1時間くらい早く帰れそうだった。するとキャロルさんに今日はお寿司が食べたいからお店を紹介してくれないかと言われた。苦手なレストラン紹介。彼女の携帯で『大阪お寿司12選』というのを見せてもらい、お二人のホテルから歩いていける寿司店『千功堂』を見つけた。電話をしたら、7時半に予約が取れた。


岡山駅で1時間早い新幹線に変更できた。新大阪駅からタクシーに乗り、『千功堂』に到着。ここで私の業務は終了。


時間と格闘した長い1日は、予定より1時間、早く終わった。アメリカのど真ん中から来られたゲストとの2日間は、また新たな発見があった。ありがとう。

初めてのネブラスカからゲストだと思っていたが、この地図にはもうネブラスカにはマークが入っていた。全く覚えていない。




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