とっても素晴らしい本だった。乃南アサさんの凍える牙を読んでからファンになりました
。 北海道・知床。その名は、「地の果て」という意味のアイヌ語「シリエトク」からきている。
乃南アサさんの『地のはてから』上下巻は、知床に大正初期、開拓民の子供として入った女性の激動の半生だった。極寒の地での電気も水道もない暮らし、12歳で奉公に出されいろんな人びとに気を使いながらただ生きているだけの日々。主人公とわのなんで生きているんだ、唯唯生きるためだけに苦労する、とわの姿は今の時代を生きている自分にとっては改めて衝撃を受けた。
私の父が大正4年生まれだ。とわの苦労が父と同じ時代を生きた人が実際にあってきた事を思うと余計に私の心を揺さぶった。
乃南アサさんの『地のはてから』上下巻は、知床に大正初期、開拓民の子供として入った女性の激動の半生だった。極寒の地での電気も水道もない暮らし、12歳で奉公に出されいろんな人びとに気を使いながらただ生きているだけの日々。主人公とわのなんで生きているんだ、唯唯生きるためだけに苦労する、とわの姿は今の時代を生きている自分にとっては改めて衝撃を受けた。
私の父が大正4年生まれだ。とわの苦労が父と同じ時代を生きた人が実際にあってきた事を思うと余計に私の心を揺さぶった。
環境はその時より天と地ぐらいの差があるけれども、とわのようにこれが自分の生きる道と決め、苦労なんかに
負けないで生きている人も沢山おられるだろう。きょうを悔いなく生きることが明日を迎えられる必勝方だと思う