A君とは小学生の時に出会い、幼なじみのB君と何時も一緒でした。優秀なB君と一番の親友である事が何より嬉しいA君。「これからもずーと親友だよね」口を揃えます。
中学に入るとB君の優秀さが加速し、女子にも人気で「俺、超リア充」とのたまう始末。
でも二人の友情は続きます。
いよいよ高校入試。A君はB君と同じ学校に行きたいのは山々ですが、夢は叶わず違う高校へ。でも二人揃って挨拶に来てくれました。
入学して間もなくA君からLINEが来ました。
「今度学校行事の中の一つを自分が任されたから、手伝って貰える?」とLINEの文字もやる気満々に見える程。
その後地元TV局の学校訪問でインタビューをうけたり、中学時代は何時もB君の陰にいて暗かった事が嘘のようです。
もしB君と同じ学校に合格しても、学習に付いていくのも大変。人間関係もB君に頼っていたので、クラスが違えば登校するのも嫌になっていたかもしれません。B君も新しい出会いがあるのに、幼なじみと常にとはいかないでしょう。学校が違うお陰で以前よりまた違う形で、友情は続いています。
「置かれた所で咲きなさい」をそのまま実現して、今は次の目標に向かって頑張っているA君と決して上から目線にならず、友情を保ち続けたB君をずっと応援していきます。
この頃から本棚飽和状態になり、図書館と新聞の切り抜きばかりになりました。
出版社の方、本当にごめんなさい。