夏樹智也の趣味の小屋

時間泥棒に取り憑かれた人間が気まぐれに趣味に走る。

Code:Nomal and Abnormal

2021-11-28 21:33:01 | 小説(一次創作)
本作品はフィクションです。現実の宗教や信条などを毀損する意図はありません。 「アディカル君、時に、人間はなぜ自分が正常であると思いこむのだと思う?」と50はゆうに越したであろう男性が、部屋の中で本を読んでいる青年に尋ねる。 「それは、多数派であることを認識することで自らと同じ考え、同じような嗜好を持つ人間が沢山いるとある種安心感を覚えるから…ですか?先生。」 「うーむ。ならなぜ人間は多数 . . . 本文を読む