夏樹智也の趣味の小屋

時間泥棒に取り憑かれた人間が気まぐれに趣味に走る。

アクエリアス・アルゴリズムと新しいヤマトの黎明(ネタバレなし)

2021-09-30 19:38:45 | 雑談
どうも皆さまご無沙汰しております。夏樹智也ことつなごーーーでございます。

秋は読書の季節とよく言ったものですが、今回は小学生以来の読書感想文を書かせていただこうと思います。

感想を書く作品は勿論「宇宙戦艦ヤマト黎明篇 アクエリアス・アルゴリズム

宇宙戦艦ヤマト 黎明篇 アクエリアス・アルゴリズム

KADOKAWAオフィシャルサイト

 


この小説は私が普段親しんでいる2199から連なる作品群、いわゆる「リメイク版」とは異なる、むしろリメイクの原典ともいえる旧作のタイムライン上に新たに浮上した作品です。

ここで先に注意事項を。
私は小学生の頃にテレビで2199を見てヤマトにはまった、リメイクから入った新参者であまり機会に恵まれる事がなく殆ど旧作の時系列の作品を見ることが出来ていません、なので、例えるならばスターウォーズを456を見る前にクローンウォーズを履修したようなものです。(私の幼稚園時代)
知識はウィキペディアとちょっと聞きかじった程度のにわかであるということを念頭に置いていただきまして、この稚拙な感想文をお読みいただけますと幸いです。



一度読んだ感想としては、これは旧作を見ていなくてもものすごく面白く、劇中世界に入り込める作品です。
殆どリメイク版しか見たことがないのに頭の中で真田さんの声が青野武さんの声として聞こえたレベルです。
知識の面でも、文章の中にさりげなく過去の解説などが散りばめられており、リメイク版だけしか見たことのない人でも十分理解してすぐ読み切ってしまうと思います。
ストーリーもさることながら個性的なキャラクターの描写、臨場感ある戦闘の描写、手に汗握るラスト…
ディテールはネタバレになってしまうのでここでは書きませんが、これ一冊だけで一本の映画を見たかのような感情を呼び覚ましてくれる。そんな小説です。

このアクエリアス・アルゴリズムは2012年の復活篇DC以降、約9年間に渡り厚い氷に閉ざされた「旧作ヤマト」という世界を我々の目の前に「復活」させる「砕氷船」のような役割の小説となってくれるのではないかと感じています。

恥ずかしながら金欠に喘ぐ学生の身の上であるため、ヤマトマガジンで連載すると聞いたときはまあ、読むことはできないんだろうな...なんて思っていましたが、我が家の地球防衛艦隊さんの「信じるんだ」という言葉通り信じて待ち続けると1年後には目の前に書籍化されたアクエリアス・アルゴリズムを拝読することが叶いました。
これも「アルゴリズム」の上に描かれた計算の内なのでしょうか。

今後のアステロイド6の作品、再び罐に火が入りだした旧作ヤマトの動向
更にはこのアクエリアス・アルゴリズムのコミカライズ、願わくば映像化に期待です。


そしてこの秋、正確には10月の8日、リメイクシリーズでも新作が公開されます。
「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章-TAKE OFF-」
リメイクもだんだんと完結編に近づいています。
このまま順当にいけばリメイク世界線のアクエリアス・アルゴリズムも拝めるのかもしれません。(2205年なのでそろそろ美雪ちゃんが生まれてこないと美雪ちゃんがこの大冒険に加われないかもしれない。)

『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』10月8日 劇場上映

新生ヤマト、出撃の時――!シリーズ最新作『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』前章-TAKE OFF- 2021年10月8日劇場上映!

『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』10月8日 劇場上映

 

2205をスクリーンで見れる日も近く、とても楽しみにしています。


最後になりますが、折原真帆さんが新しく推しになりそうだということを報告いたしまして、この文章を締めさせていただきます。ここまでお読みいただきありがとうございました。



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