PS3のアップコンバート

　５月２４日付のＰＳ３のバージョンアップにより、雑誌などで紹介されていたアップコンバート機能が使えるようになった。

　ＤＶＤなどＳＤ画像の４８０Ｐや４８０ｉコンテンツをＨＤ画像１０８０Ｐや１０８０ｉなどに引き上げるというもの。
　理論上は、画面上の走査線が倍になる。

　アンプのＴＡ－ＤＡ３２００ＥＳはアップコンバージョン機能と言いつつも、実質的なコンバート機能はついていなかったので、本当に楽しみにしていた。



　さて、早速バージョンアップを行う。


　とりあえず、ＤＶＤをＳＤ画質で出力とし、画質チェック。
　再生するＤＶＤのソフトはおそらく手持ちの中でもっとも高画質と思われる「イノセンス」。

　十分きれいなのだが、これの再生を途中でやめてＰＳ３の設定を変更。ＨＤ出力が可能な状態にする。そして再生。



　んー、よくわからん。しいて言えば滑らかになったというところかな？


　個人的には画質が悪い印象の「ディープブルー」で試す。

　んー、もっとわからん。


　結論は、大して変わらん。


　せっかくのフルスペックハイビジョンでも、元が良くなければあまり変化がないということなのかな？

　ブルーレイコンテンツは目が痛くなるほどきれい。コンバージョンでここまで鮮明になることはないということがわかって、これはこれで一安心。



　また今回のバージョンアップでＰＳ３にＤＬＮＡ機能がついた。

　私はＤＬＮＡに対応した機器を所有していないが、今現在は、ＴＶ用として用意したＰＣにＵＳＢ－ＨＤＤをつなぎ、ＵＳＢ切替機によってＰＳ３とＰＣによるＨＤＤ共有を確立している。

　ＰＳ３でＤｉｖｘを再生できないのが残念だが、ＭＰＥＧ２の映像は再生できる。ＰＣで再生するよりも明らかに画質がいいので気に入っているが、ＭＰＥＧ２であってもＰＳ３で再生できないことも多く、試してみなけりゃわからないというのが気に入らない。
　ＰＣなら問題なく再生できるのだが。

　そんなわけで、使い勝手は１００点中６０点といったところか。

　ＤＬＮＡでつなげたら、全ての規格を再生できると言うなら対応させたいところではある。



　ＰＣやＰＳ３で映像を見ていると、ネット上の映像コンテンツに当然興味が湧く。いわゆる無料ではなく、有料のほう。

　月々３０００円弱で見放題の、オンデマンドＴＶなんぞに加入しようかなんて思っているところ。

　このオンデマンドＴＶにはハイビジョン規格で流れる映像があるのだ。これを狙っていたりする。月々は安いのだが、初期投資が高いのが難点。

　ブルーレイのソフトも実際に購入するかはわからんが、いよいよ充実しつつあり、欲しいと思わせるソフトがバンバン出ている。


　こういった”どうしようもない”欲求を満たしたとしても、私には決定的に欠けているものがある。



時間だ。

ネットＴＶは契約しても９５％以上は同居人が見ることになるだろうな・・・。