日にち薬

瀬戸内寂聴さんの言葉をタイトルにいただきました。
以前は「デルタ」をメインテーマに。今後は・・?

父の死に際して

2010-09-19 21:36:30 | いろ色
父が9月15日0時33分に逝去しました。65歳でした。


できうる限り、直接お会いしてお礼を申し上げるつもりですが、このページの中でもお礼を申し述べさせていただきます。


父の逝去に際して、色々とお心遣いをいただきありがとうございました。

母も含め、家族一同心からお礼申し上げます。



私自身、当然のことながら父の死は初めての経験で、入院中の状態から一定の覚悟はできていたものの、死に際しては気持ちも含めまったく準備はできていなかったことを感じる次第です。
お通夜・法要の席上で、多くの親類や友人知人、同僚などが弔問してくださり、ありがたく感じていたところですが、友人などの姿を見ると、また違った感情が心の中から湧き上がりました。

友人などの存在が親類とはまた違う心の支えであることを感じるとともに、親類もまた家族を支えてくださる大切な存在であることを身にしみて感じた葬儀でありました。

父と私は不仲ではなかったのですがあまり会話をすることはありませんでした。
父はきっともう少し話をしたかっただろうと、病室の中で思ったところでして、本当に、心の底から、「孝行をしたい時分に親はなし」を実感しているところです。


病室での父は、病室で死を迎えることは全く意識をしていなかったようで、会話ができていたうちは、最後まで退院後の話をしていました。
いまこうなってみると、それもまた父なりの家族への気遣いだったように思えています。


葬儀の席上で親族から「母をしっかり支えるんだよ」と幾度となく声をかけられましたが、本当にそうだなと今は思っているところです。決して孝行息子ではないし、今後も同様だと思いますが、実家に顔を出す回数だけはこれまでよりも圧倒的に増やすつもりです。



家族の死は誰でも人生の中では経験することなんでしょうが、自分で経験してみて、その大きさや大切さ、色々と気づくことが多くあることを実感しています。


今回皆さまから受けた恩をなるべくお返しできるように努力をするとともに、家族を今までより大切にするよう努めていきたいと思っています。


今後ともよろしくお願いします。そしてありがとうございました。
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