分けわからない肥満状態の足。
これ、彼女の足の写真。
そーなんです、私の彼女は肥満なんだ!
というのはうそで、これ「むくみ」。
本来ははっきり見えるくるぶしがよくわからない状態に。靴下の跡はくっきり、足首のしわもはっきり。
腹膜透析の機械の不調により、丸1日間透析を行わなかった結果。
当然、足だけでなく顔にもむくみが(元々?)。
日曜日に機械の不調で透析液の交換に失敗。「空気」が腹膜に入ったかもとということで、腹膜炎を起こす前に病院へ向かった。
ところが、急患担当医師にそういう知識がなかったらしく、結局交換できずじまい。翌月曜日に本来の病院で交換となったが、その夜新調してもらった機械は再び故障。
そして、本日また病院へ透析液の交換へ行ったそうな。
私 「機械の操作を間違えたんでしょ」
彼女「絶対に間違えていない!」
私 「でも、じゃあなぜ壊れたの」
彼女「1年以上も同じ事やっているのに突然操作を間違えるわけない!」
こんな調子です。
本日、届いた3代目の機械は調子は良さそう。
腎臓は血液を濾過して老廃物を取り除き、余分な体内の水分と共に尿として排出する。腎臓の機能が落ちると血液を人工的に濾過する必要がある。その1つ『血液透析』は血液を体外に導き、機械に通して濾過して戻す。一方、『腹膜透析』はお腹の中にある腹膜に濾過させる。
腹膜は腹壁の内側や、胃腸など臓器の表面を覆っている膜で、内臓を守っている。広げると人間の体表面積ほどの面積があり、膜内には毛細血管がはりめぐされ、臓器や腹壁の細胞に栄養を運ぶ。
普段、腹壁を覆う腹膜と、臓器の表面を覆う腹膜は接している。腹壁に穴を開けて外からチューブを通し、接している腹壁と腹膜の間に透析液を注ぐと、腹膜に包まれた空間が出来、その中に液が溜まる。透析液の主役はブドウ糖だ。腹膜にはブドウ糖の濃度を薄めようとする働きがあり、膜の毛細血管から血液中の水分が透析液にしみ出る。その際に尿毒素や電解質など体に不要なものが一緒に排出される仕組みだ。
こう書くと難しいが、お腹の中で腎臓の役割を果たしていると言える。この透析液は1日に何回か交換する必要がある。この交換を行わないと、老廃物は排出されず、いわゆる尿毒素が血液の中を巡ることになる。
1リットルの透析液を体に入れたとする。排出のときにも1リットルあるのが基本。ところが、7、800CCしか排出されない、ひどいときは半分とか。
こうしてむくみが起こり、体がつかれ始める。むくみは腹膜透析患者にとっての健康度のバロメーター(?)。
普通の人は1~2日で疲れが取れるものだが、こういう状態に一旦なると数日間から1週間は疲れが取れない状態になるらしい。
ちなみに私の彼女は、元々寝るほうだったが、この病気になってからは「死んだ?」と思うほど寝るようになった。
当然、出かけるときも透析の時間を考えて出かけるし、旅行のときは、ホテルに透析の機械を用意してもらわなければならない。
63センチだったウエストは、腹膜に液が入っているおかげで、栄養失調の子どもみたいに。
それでも、街を歩いているときは1級障害者とは見られないわけで、その点はちょっとした悩みのようだ。
なんだかんだで栄養にも気を使っているよう。カリウム、リン、カルシウム。牛乳飲めば?と言ったら、牛乳はリンが多いので簡単に飲めないらしい。取らなきゃならないが取りすぎはだめって、どうすりゃいいんだ?もうわけわからん!
薬も、朝は血圧の薬、利尿剤、ビタミンD、ビタミンB、リンを下げる薬、
昼は利尿剤、ビタミンB、リンを下げる薬、
夕方は朝の薬+アレルギーの薬、
寝る前に鉄剤、尿酸の量を下げる薬、コレステロールを下げる薬。このほか、顔の湿疹を抑える薬。
全9種類!!!すご~~~~~~い!!!!
腹膜透析始まる直前も、クレメジンという薬を一度に10錠、1日3回とか。
腹膜透析患者を目の前で見ている限り、真っ当な仕事は無理。患者になる以前も尿毒素は排出されないので、仕事はつらかったようだ。体の疲労感は健常者には想像できないよう。彼女の腎臓は、患者になる前で70代のおばあちゃん以下の働きしかなかったらしい(当時も今も「あ、怠けてる!」ということはあるが)。
人並みの生活を送っているようで、実態はやっぱり健康な人と同じではない。病気と言う視点からは、入院しているよりははるかにましなんだろうけど、体を動かすことには時間も程度も距離も制限がある。
そして、ほっておけば確実に死に至る。
治癒することがないといっていい、腎炎。
これを読んだ方、無言の臓器と呼ばれる「腎臓」をどうぞお大事に・・・。
これ、彼女の足の写真。
そーなんです、私の彼女は肥満なんだ!
というのはうそで、これ「むくみ」。
本来ははっきり見えるくるぶしがよくわからない状態に。靴下の跡はくっきり、足首のしわもはっきり。
腹膜透析の機械の不調により、丸1日間透析を行わなかった結果。
当然、足だけでなく顔にもむくみが(元々?)。
日曜日に機械の不調で透析液の交換に失敗。「空気」が腹膜に入ったかもとということで、腹膜炎を起こす前に病院へ向かった。
ところが、急患担当医師にそういう知識がなかったらしく、結局交換できずじまい。翌月曜日に本来の病院で交換となったが、その夜新調してもらった機械は再び故障。
そして、本日また病院へ透析液の交換へ行ったそうな。
私 「機械の操作を間違えたんでしょ」
彼女「絶対に間違えていない!」
私 「でも、じゃあなぜ壊れたの」
彼女「1年以上も同じ事やっているのに突然操作を間違えるわけない!」
こんな調子です。
本日、届いた3代目の機械は調子は良さそう。
腎臓は血液を濾過して老廃物を取り除き、余分な体内の水分と共に尿として排出する。腎臓の機能が落ちると血液を人工的に濾過する必要がある。その1つ『血液透析』は血液を体外に導き、機械に通して濾過して戻す。一方、『腹膜透析』はお腹の中にある腹膜に濾過させる。
腹膜は腹壁の内側や、胃腸など臓器の表面を覆っている膜で、内臓を守っている。広げると人間の体表面積ほどの面積があり、膜内には毛細血管がはりめぐされ、臓器や腹壁の細胞に栄養を運ぶ。
普段、腹壁を覆う腹膜と、臓器の表面を覆う腹膜は接している。腹壁に穴を開けて外からチューブを通し、接している腹壁と腹膜の間に透析液を注ぐと、腹膜に包まれた空間が出来、その中に液が溜まる。透析液の主役はブドウ糖だ。腹膜にはブドウ糖の濃度を薄めようとする働きがあり、膜の毛細血管から血液中の水分が透析液にしみ出る。その際に尿毒素や電解質など体に不要なものが一緒に排出される仕組みだ。
こう書くと難しいが、お腹の中で腎臓の役割を果たしていると言える。この透析液は1日に何回か交換する必要がある。この交換を行わないと、老廃物は排出されず、いわゆる尿毒素が血液の中を巡ることになる。
1リットルの透析液を体に入れたとする。排出のときにも1リットルあるのが基本。ところが、7、800CCしか排出されない、ひどいときは半分とか。
こうしてむくみが起こり、体がつかれ始める。むくみは腹膜透析患者にとっての健康度のバロメーター(?)。
普通の人は1~2日で疲れが取れるものだが、こういう状態に一旦なると数日間から1週間は疲れが取れない状態になるらしい。
ちなみに私の彼女は、元々寝るほうだったが、この病気になってからは「死んだ?」と思うほど寝るようになった。
当然、出かけるときも透析の時間を考えて出かけるし、旅行のときは、ホテルに透析の機械を用意してもらわなければならない。
63センチだったウエストは、腹膜に液が入っているおかげで、栄養失調の子どもみたいに。
それでも、街を歩いているときは1級障害者とは見られないわけで、その点はちょっとした悩みのようだ。
なんだかんだで栄養にも気を使っているよう。カリウム、リン、カルシウム。牛乳飲めば?と言ったら、牛乳はリンが多いので簡単に飲めないらしい。取らなきゃならないが取りすぎはだめって、どうすりゃいいんだ?もうわけわからん!
薬も、朝は血圧の薬、利尿剤、ビタミンD、ビタミンB、リンを下げる薬、
昼は利尿剤、ビタミンB、リンを下げる薬、
夕方は朝の薬+アレルギーの薬、
寝る前に鉄剤、尿酸の量を下げる薬、コレステロールを下げる薬。このほか、顔の湿疹を抑える薬。
全9種類!!!すご~~~~~~い!!!!
腹膜透析始まる直前も、クレメジンという薬を一度に10錠、1日3回とか。
腹膜透析患者を目の前で見ている限り、真っ当な仕事は無理。患者になる以前も尿毒素は排出されないので、仕事はつらかったようだ。体の疲労感は健常者には想像できないよう。彼女の腎臓は、患者になる前で70代のおばあちゃん以下の働きしかなかったらしい(当時も今も「あ、怠けてる!」ということはあるが)。
人並みの生活を送っているようで、実態はやっぱり健康な人と同じではない。病気と言う視点からは、入院しているよりははるかにましなんだろうけど、体を動かすことには時間も程度も距離も制限がある。
そして、ほっておけば確実に死に至る。
治癒することがないといっていい、腎炎。
これを読んだ方、無言の臓器と呼ばれる「腎臓」をどうぞお大事に・・・。
病院の検査で白血球が多く出たらしく、一時腹膜炎も疑われたけど、無事入院することなく過ごしています。むくみはまだ取れない。この状態が本来の姿かも(^^)
ウェスト63センチと書いたら、彼女からクレーム来ました。
「58センチだよ!」
それって、確か付き合い始めた頃の数字じゃ・・・。