この週末はイマイチ天気も良くなく、雨が降ったり止んだりという、出かけるにも困ったお天気でした。
さてさて、久々にPCネタ、でしょうか。
いらない箱を整理していたら出てきましたシリーズ。
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綺麗な状態で出てきましたよ。かつての愛機ビクター Inter Link XP3 MP-XP3210の元箱。
実は本体はまだ処分していなかったりしますが…。
発売したときは衝撃的だった製品です。(個人的には、ですが。)MP-XP3210を購入する前、私はメインPCを自作のミドルタワー機、モバイルPCとして、ビクター Inter Link MP-C101を使っていました。
すでにこの頃でビクターというマイナーな、しかもWindows CE 搭載のハンドヘルドPC使いという変態でした。
その前のモバイルPCはNEC pc9821La7でしたが、そんなB5型98ノートよりもさらにコンパクトなPCがほしい、などと思いちょっと興味があったWindows CE搭載機である、MP-C101が投げ売り価格で売っていたのでついつい買ってしまった、と言うのが事の発端。
このMP-C101、使ってみると不便なところも当然あるのですが意外と使い勝手が良かった。(個人の感想です。)でも、正確にはWindowsPCではないわけで、Windowsのインターフェイスを踏襲した、異なるOSだったわけで、このサイズでWindowsPCだったら、どんなに良いことか。そうすれば98ノートはMS-DOS専用機に出来る、等という時代背景が解る発想をしていた訳ですよ。
このInter Linkシリーズも私が使っていたMP-C101を踏めて3機種続いたわけですが、そこから沈黙を破りいきなり登場したのが、MP-XP3210と上級機MP-XP7210。
MP-XP3210はCeleron650Mhzでしたが、MP-XP7210は何とPentiumIII 800Mhz-Mを搭載したとんでもない機種でした。上位機種がほしかったのですが、高かった。そこで下位機種のMP-XP3210を買いました。
HDDが20GB、メモリ128MBとという時代を感じさせるスペックでしたが、よく動いてくれていました。メモリはちょっと不足気味だったので、256MBのDIMMを増設して使ってました。
しかし、WindowsXPがサービスパック3とか大型アップデートを繰り返していくウチに動作が重くて使うのが難しくなっていきました。それでもWindows7が発売になるまではがんばって使い続けました。HDDも確か80GBに換装してたので当時流行ったネットブックよりも出来ることは多かったですし、デザインの美しさ、小型軽量で持ち運びに便利ということで我慢してましたね。
何よりも、ネットブック以外で8.9インチワイドという大きさのPCが新製品でなかなか出てこなかったのです。
ビクターにずっと期待していたのですが、結局Inter LinkシリーズはXV系で販売終了。自分の用途に合ったPCが存在しない、と落胆したものです。
結局バッテリーは死んでしまったのでAC運用のみとなっておりましたが、その後現在使用している11.5型ワイドの東芝 dynabook MX33へバトンタッチするまで現役でした。
一時期Linuxでも入れようかと思ったのですが、この機種、何と専用外付けCD-ROMドライブ、もしくは市販の外付けフロッピーディスクドライブからしかブートできない使用だったため、他のOSをインストールするのがなかなか困難で、入れられても内臓の無線LANチップが認識しない等といったトラブルで、別の用途で使うのも困難でした。
いやぁ、懐かしいお話でした。元箱のデザインもいかにも段ボールという茶色い箱では無く、かっこよかったですね。気合い入ってたんでしょうね。
今でも、持ち歩くならこのInter Link程度の大きさが理想です。一時期一世を風靡した、8インチWindowsタブレットにも飛びつきましたけれど、今やそんな製品も発売されず…。
そもそもキーボード無いのは使い勝手が良くないですね。バッテリー長持ちでせめて9~10インチくらいのモバイルWindowsマシンが出てくれればなぁ、等と無い物ねだりをしてしまいますね。
長くなってしまったので、今日はこの辺で。またお会いしましょう~。