うずら大名 畠中恵 ( 集英社文庫 )
~あらすじ~
泣き虫の豪農で名主の吉之助。
ある日、江戸市中へ向かうとき
辻斬りに遭遇。
その時「御吉兆ーっ」の鳴き声とともに
現れた一羽の白い鶉の佐久夜と
鶉の飼い主で自称大名の有月に助けられます。
偶然なのか必然なのか二人は
武家や町人、百姓などの
継ぐ家がないものが多く集まる道場に
通っていた仲だったのです。
その二人と一羽は
江戸で次々と急死している
大名に金を貸す豪農たちの
真相を探ることに・・・
🌕🌖🌗🌘🌑🌒🌓🌔🌕
この本に登場してくる
巾着鶉の佐久夜がいることで
辻斬りや謀略渦巻く物語を
和やかにしてくれます。
畠中恵さんの作品ということもありましたが
「巾着鶉って?」と思って手に取りました。
巾着の中にいられるように学ばせた鶉を
巾着を根付けを使い腰帯に挟んで
つれ歩くそうです。
ちゃんと主の有月が呼べば
巾着に戻るところがいいですね😍
謎の死をとげる大名貸しをしていた豪農たち
事件の真相に近づけば近づくほど
どこで道をたがえてしまったのかなと、
ぼやきたくなってしまいます。
読み始めたら続きが気になり
さくさく読める一冊でした📖