猫と本、ときどき手仕事

猫3匹+白猫ブラザーズ4匹+キジトラ家族4匹+人馴れ修行中の仔猫と亀に好きな本や手仕事のブログです

「巾着鶉」って?

2020-09-22 16:22:07 | 読書日和

うずら大名 畠中恵 ( 集英社文庫 )


~あらすじ~
泣き虫の豪農で名主の吉之助。
ある日、江戸市中へ向かうとき
辻斬りに遭遇。

その時「御吉兆ーっ」の鳴き声とともに
現れた一羽の白い鶉の佐久夜と
鶉の飼い主で自称大名の有月に助けられます。

偶然なのか必然なのか二人は

武家や町人、百姓などの
継ぐ家がないものが多く集まる道場に
通っていた仲だったのです。

その二人と一羽は
江戸で次々と急死している
大名に金を貸す豪農たちの
真相を探ることに・・・

🌕🌖🌗🌘🌑🌒🌓🌔🌕

この本に登場してくる
巾着鶉の佐久夜がいることで
辻斬りや謀略渦巻く物語を
和やかにしてくれます。

畠中恵さんの作品ということもありましたが
「巾着鶉って?」と思って手に取りました。

巾着の中にいられるように学ばせた鶉を
巾着を根付けを使い腰帯に挟んで
つれ歩くそうです。

ちゃんと主の有月が呼べば
巾着に戻るところがいいですね😍

謎の死をとげる大名貸しをしていた豪農たち
事件の真相に近づけば近づくほど

どこで道をたがえてしまったのかなと、
ぼやきたくなってしまいます。

読み始めたら続きが気になり
さくさく読める一冊でした📖




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