海の家

旅行と映画の感想を載せていきたいと思います。
よろしくお願いします(*^_^*)

ゾディアック

2007年08月05日 18時38分51秒 | 映画感想
※この記事は、gooのHPに掲載したものと同じ内容です。
 ブログの機能を知るために、実験として投稿してみました
 同じ記事を見た人はごめんなさいm(_ _)m

監督 デヴィッド・フィンチャー
出演 ジェイク・ギレンホール(ロバート・グレイスミス)
   ロバート・ダウニー・Jr(ポール・アヴェリー)
   マーク・ラファロ(デイヴィッド・トスキ捜査官)

 アメリカで1968年から6年間に起こった連続殺人事件をもとにした映画です。事件を史実に忠実に描きつつ、犯人探しに執念を燃やす刑事たち・新聞記者・風刺作家を丹念に描いています。
例によって、映画を観てからずいぶん経ってます(7月16日に観ました)ので、細かい所は飛ばした感想になります。

 経緯を緻密に描きつつ、犯人(とおぼしき人)を追いつめていく主人公達の心理がうまく表されていて面白かったです。単なる謎解きでなく、事件に執着する余り家族の崩壊を招いてしまう人や、途中でリタイアし、アル中になっていく記者、事件を忘れ、日々の生活の安定を求める人など、各人の人生に大きな影響を与えていく「事件」の魔力というか恐ろしさが心に残りました。

 特に風刺漫画家グレイスミスが犯人とおぼしき人に近づいていく時の状況がサスペンスとしてよくできていたと思います。真相を知りたいという知的欲求の他に、このような危険な状況が、麻薬のように彼を事件に引きつけるのではないでしょうか。

 結局犯人は現在も分かってないのですが、映画では(はっきりとではありませんが)ある程度の示唆があります。この事件で人生を振り回された人たちに対して、結論を示唆することで解放してあげたかったのかもしれません。

 以上述べたように、社会派の映画としても秀逸ですが、エンターテイメントとしても良くできた映画で、先程述べたような犯人を追いつめていく時のサスペンスはなかなか良かったです。

 蛇足ですが、主人公達がダーティーハリーを上映している映画館で出会うシーンがありますが、ダーティーハリーに出てくる犯人スコルピオのモデルがこのゾディアックです。
知人に教えてもらって初めて知りました(;^_^A


最新の画像もっと見る

コメントを投稿