猫と犬と米国暮らし(旧 猫に寄せて)

米国カリフォルニア州/フロリダ州/ニューヨーク州/マサチューセッツ州と移動を続けてきた動物中心一家、E家の生活記録。

トト王子、宇宙へ旅立つ

2018-05-10 21:17:09 | 家族のこと
今日の午後、

我が家の長男猫トトは

病気の身体を脱ぎ捨てて

宇宙へと旅立ちました。




今頃はエイジアちゃんと

猫団子を作っているかなぁ。

大好きだよ、トト。

また、どこかで、一緒に暮らそう。

君が生まれ変わったら

必ず君を見つけられる…

そんな、根拠のない自信が

私にはある。



そして、

こんな風にも感じるんだよ。

君の魂は宇宙で進化して

今度は人間の身体に乗って

戻ってくるかもしれないって…。


種を変えて私の前に現れても、

きっと分かると思う。

だって、この約15年間

私達はずっとお互いの魂を通じて

会話をしてきたのだから…。


トト、

今まで私を守ってくれて

ありがとう。

暫しのお別れだから、

かける言葉は

サヨナラではなくて

「またね、トト」

そう言うことにしておくね。

Love…

父に寄せて...

2018-02-22 11:11:11 | 家族のこと
この一年、本当に様々なことがありました。


辛かった事、嫌な事、そうした記憶に伴う感情を、
できるだけ自分の中で受け入れ、
消化したいと思いました。


そんなある日、ふと、
すべての支えを失った自分と向き合ったときに、
私の魂に焼き付いている何か、
それは「魂のDNA」とでもいえるのでしょうか、
そんな人間の魂に焼き付いている
精神的な拠り所を父の姿に求めるようになりました。


幼い自分が父に抱っこされる姿、
肩車をしてもらう姿、また
父のあぐらの中にちょこんと座りながら
安心しきっている自分の姿をイメージすることで
心を鎮めることができました。


父は19年前に亡くなりました。
生前から長い間、父との間には確執があり、
亡くなった後も、父を受け入れることができませんでした。


昭和一桁生まれの父は
とてもとても厳しい人でした。
父は自分の子供が
自分の思うような進路選択をしないと
まさに鬼の形相で怒りました。
その厳しさから、
私の兄弟の一人は「積木崩し」を
地で行くような人生を歩み、
思春期の私の家庭は
まさに崩壊状態でした。


なぜ父はそこまで子供に要求するのか。
私たち子供は父の所有物なのだろうか...。


父のことは、本当に、どうしても
受け入れることができませんでした。


ところが、昨年を通じて、
私自身がこれまでに感じたことのない
孤独を経験し続けているうちに、
ある日、ふと、
「これが父の感じていた孤独だ...」
と直感しました。


軍国少年として育った戦前と戦後の混乱という、
父の生きたあの時代と
企業戦士としてのプレッシャーと
このとてつもない孤独感を思った時に
初めて父を受け入れることができると思いました。


もしも、引き寄せの法則が働いて
私がこの現状を引き寄せたのなら、
私の心の奥底で、
亡き父への思いに折り合いをつけ、
父のすべてを愛をもって受け入れたいとする
娘としての魂に刻まれた願いが引き寄せ、
それが叶ったのかもしれません。



お父さん、時間がかかっちゃったね。
ゴメンね。


ありがとう、お父さん。



大好きだよ。

Hiroko

エイジアさんを火葬に出した火曜日

2016-11-01 22:02:02 | 家族のこと
今日の朝、エイジアさんを火葬にだしました。


お世話になっている動物病院には火葬施設があるので、安心して任せることができました。



エイジアさんとお別れを決めたのは、本当に急でした。

月曜日の朝、エイジアさんがゴハンを食べていないことに気が付いたのがきっかけです。

エイジアさんが日曜日まで時間をかけながらも食べていたはずのゴハン、そのゴハンに舌先で上下に何度もタッチするのですが、全く呑み込めていないことがわかりました。


土曜日の夜から異常にお水を飲むようになったことは気になっていたのですが、今思えば飲んでいたのではなくて口の中を濡らしていたのかもしれません。


エイジアさんの顎にできた腫瘍は、歯茎を肥大させるだけではなく、舌下で膨らみ、舌を押し上げて、上顎にまで及ぼうとしていました。


そして、月曜日の朝、ときおり喉から変な音を発し、喉が狭まっているようにも思えました。


またお水を舌先でパシャパシャとはじくときに、時折お水が鼻にはいり、むせるような雰囲気の時もありました。


窒息などは絶対に避けたい。


そう思いました。



お別れを決断する要素は二つと決めていました。

エイジアさんがゴハンを食べられなくなったとき。

そしてもう一つは、一人でひっそりと逝かせないこと。



私には一人、お犬様・お猫様のことで常に相談しあう友人Rさんがいます。

サンディエゴに住む友人Rさんには、ガンと診断されてたあと、何度も奇跡を起こしては再発・闘病を続けたお犬様「チビちゃん」がいました。 でも、もう余命わずかという段階になり決断ができなかったそんなとき、チビちゃんは彼女が仕事に出ている間に一人でひっそりと庭で亡くなったそうです。  彼女はチビちゃんを独りぼっちで逝かせてしまったことで大変長く苦しみ、そして今でも後悔しています。


エイジアさんの病気を報告したときも、決断を先延ばしにしたら一生後悔すると言われました。


その彼女の言葉はいつも私の頭の中にありました。


そして、窒息という不安が頭をよぎった月曜の朝、動物病院へ電話をしました。



予約の電話をしたあと、嗚咽がこみあげてきて、自分でもびっくりするほど大きな声で泣いていました。


どれくらい泣いていたのかは覚えてません。  ただ、エイジアさんを送り出す午後2時半までにやらなければいけないことがたくさんあることに気が付き、掃除・買い物・部屋の片づけにと、ものすごい勢いでとりかかりました。


ほんの九十分の買い物から戻った時、フロアでちょこんと座っているエイジアさんの口元から今までとは様子の違う雰囲気でヨダレが流れていました。


まるで一時間刻みでエイジアさんの様子が変化しているように思えて、怖くなったことを覚えています。


そして車で動物病院へと向かうとき、いつも助手席に乗せるキャリアの中のエイジアさんは、私の方へ顔を向けずに、お尻を向けたまま、ときおり天井を見上げるようなそぶりはみせるのですが、ほとんど身体を動かそうとはしませんでした。


急な予約だったので、初診の時から診てもらっていたD先生には空きがなく、代わりの先生が担当してくれる予定だったのですが、D先生が時間を割いて担当してくださいました。  そして、しばらくすると初診の時からD先生と一緒にエイジアさんを見てくれていた助手のJ君も、私服姿で現れて、一緒にエイジアさんを看取ってくれました。


エイジアさんの目をのぞき込みながら、エイジアさんの頭を撫でながら、「エイジアちゃん、おやすみ、エイジアちゃん、おやすみ」と声をかけるなか、エイジアさんは深い眠りについていきました。


病院では絶対に泣かない、そうエイジアさんと約束したので、涙目にはなりながらも、お世話になったD先生、助手のJ君、そして病院のスタッフに笑顔でお礼を言うことができました。


なんだかエイジアさんが私に力をくれているような、そんな気になりました。


エイジアさんの亡骸と一緒に帰宅する車中でも、エイジアさんを失った悲しみよりも、「もっともっと強くなりたい」という気持ち、こうした出来事や将来への不安に打ち勝つ勇気が欲しい、そんなことばかりで気持ちがいっぱいになりました。


今こうして昨日の出来事を書き留めながら、家の中が驚くほどガランとしていることに気が付きます。


猫という小さな生き物だったエイジアさんの、その存在がどれほど大きかったかを思い知らされます。


明日からまた新しい仕事が始まります。


いままで経験したことのない職種です。


でも、不思議と前向きな気持ちでいられています。


それはきっと、エイジアさんを悔いなく送り出せたこと、そして妖精になったエイジアさんが、いつもそばにいて、その優しさで包み込んでくれるような、そんな気がするからかもしれません。


エイジアさん、いままで本当に本当にたくさんの愛をありがとう。



エイジアさん、妖精になる…

2016-10-31 21:01:34 | 家族のこと
本日午後3時、我が家の可愛い可愛いエイジアさんは病気の身体を脱ぎ捨てて、妖精になりました。


とてもとても良い子でした。


エイジアさんとの時間を振り返ると、不思議と頭の中を流れてゆく歌があります。


松任谷由実さんの「やさしさに包まれたなら」です。




今晩はお線香を焚いて、エイジアさんを送り出したいと思います。





エイジアさんを愛してくださった皆さん、本当にありがとうございました。

写真で追う、エイジアさんの昔と今

2013-10-25 20:23:56 | 家族のこと
お待たせいたしました!


っと、待っている方が
どれほどいらっしゃるのか
定かではありませんが...苦笑



今日の日記は、
見事、減量に成功した
我が家の女帝エイジアさんの
昔と今を写真で追ってみたいと
思います。



その前に、エイジアさんとのなれそめを少し。


エイジアさんは、2003年に
カリフォルニア州サンディエゴ郡内の
チュラビスタ市が運営する動物シェルターで
殺処分対象の猫さんとして
収容されていました。


当時の私は、
小さな動物レスキューグループで
ボランティアをしており、
そのグループのリーダーが
殺処分対象の子猫を貰い受けに行ったとき
エイジアさんは生んだばかりの
3匹の子猫を抱えていたため
母猫だったエイジアさんも
一緒に貰い受けてきた、
といういきさつがあります。


エイジアさんにその時子猫がいなければ
間違いなく殺処分されていたことでしょう。


考えてみれば
エイジアさんは運の強い猫さんです。


そんなエイジアさん、
保護当時はガリガリに痩せていました。


レスキューしてから1週間ほどして
私がとった写真がこちら。



まるで、別猫...。



その後、
預かりさん宅の小学生に
「エイジア」という名前を付けてもらい
我が家にやってきたのが2003年12月。


当時の写真は少ないのですが...




まだまだスリムだった名残がありますね。


この直後、
私が仕事をするようになり
写真を撮らなくなったため
2004年の写真はないのですが
デジタル一眼を買った
2005年からの写真がこちら...。



ど~~~ん。





家猫になり
E家で「お猫様」待遇を受けた結果
でございます...。



この後は、
この状態をキープしながら
王子とKちゃんの3にゃんで
ワラワラとお猫様生活を
続けて頂いておりました。



が、
変化は2006年9月に訪れました。



西海外からフロリダへの引っ越しです。



西海岸では2階建ての家に住んでおり
こんな↓長い階段もあったので



階段の上り下りだけでも
結構な運動になっていたと思われますが
フロリダでは平屋建て...。



エイジアさんお得意の
「直線ダッシュ」ができる
間取りでもなく、
食べる量は変わらないのに
運動量が激減した結果
がこちら...。







その翌年には...





このころから
便秘を繰り返すようになり
いたたまれなくなって
私が一念発起。



2009年の年明けから
エイジアさんのダイエットに
取り組み始めました。



朝晩の食事時に
エイジアさんだけをバスルームに
お通ししてドアを閉める
そして、ヒルズのr/d缶を上げる。


王子とKちゃんは今迄通り。
そのかわり、二人が食べ終わるまで
エイジアさんは隔離したまま。


という方法を続けて一年弱後がこちら。




ちょっとスッキリしてきたなか~
という感じです。


太っていたころは
床に転がっているばかりで
こうして普通に座っている写真がないので、
これだけでも随分な進歩だったかもしれません。



そして、
そんなダイエットの効果が
見え始めるのが2010年。





明らかに胸の下あたりが
スッキリしてきています。



さらにさらに、
ダイエット3年後は
ここまで痩せました!






抱き上げた時の重みは
王子と同じくらい。
さらに、
痩せてたるんだお腹の皮が
ぷよぷよしていて
抱っこした感触は
王子のそれよりも良く
最高の抱き心地となりました。



ですが、
缶フードを食べ続けていたため
歯が汚れるようになってしまい、
このころから缶フードに
カリカリをトッピングするように
しました。


また、その翌年
ご存じのように
暴れん坊「ルーシー」を家族に迎え、
私が寝ている間に
エイジアさんが子猫のご飯を
盗み食いしていたようで...


2012年の秋はこんな感じに...





少し増量されてしまいました。



今年の春の健康診断でも
体重は0.8パウンドほど増えていましたが
獣医さんからは
「いままで減量を頑張ったご褒美ということにしておきましょう」
とおっしゃっていただき
現状維持を続けるようにという
アドバイスで終わりました。



エイジアさんの隔離は
実は朝夕だけではなく
王子やKちゃんが日中
おやつを欲しがる時にも
行わなくてはならないので
一日に7,8回はあるのですが
それでもこうして
エイジアさんが健康に過ごしてもらうために
必要なことですので
可愛いエイジアさんに感謝しながら
続けていきたいと思っています。




本当にかわいい、かわいいエイジアさん。





これからも健康で
楽しく過ごしていこうね。


いつもありがとう、エイジアさん。



東京都墨田区の
キャットシッター☆「るす猫」
収益はすべて地域猫・保護猫の
医療費・食費にあてられます



★★★ 注目 ★★★
神戸市灘区
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