5月10日木曜日、
トトを見送るときに
心に流れてきた曲は
意外にもこの曲だった。
トトは、アメリカに来て
初めて迎えた猫だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/65/fefd18aadf86f283b8971807a8b1da45.jpg)
日本で教育を受け
社会経験も積んだ私にとって、
アメリカでの生活は
違和感そのものだった。
日々の閉塞感で、潰れそうになった。
一分一秒ごとに、
息を吸うごとに、苦しみが増していく
そんな気がした。
私はここで受け入れられていない、
私は誰にも理解されない、
そうした思い込みが
やがて恐怖に変わり、
私は常に怯えるようになった。
怯えることが習慣になった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/d1/39386799292c5e550d68d2910f74d6bf.jpg)
そんな私の傍にいて
その様子をずっと見ていたのが
トトだった。
私の精神が、どんどん崩れていく、
その一部始終をみていたのがトトだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/86/cfce7a73b457ee22e662c063db7c3071.jpg)
トトは完全室内飼育に
するつもりだった。
でも、うちの子になったその日から
トトは外へ出たがった。
動物愛護をかじった私が
愛猫を外に出すなんて
つじつまが合わない。
私はいらだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/7e/3f678fa4507367a75c2a5dcb5a8ea586.jpg)
そんな私を横目に
トトは網戸をのぼり、壊し、
家じゅうにシッコをして
外に出ようとした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/f4/935030d3e07dc4b2c76c56b3d622a78f.jpg)
出来る限りのことをして、
外へ出ようとした。
私は折れて、
そしてトトは外へ出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/0a/a338b55b75c634eac7843d848d358dcd.jpg)
トトはまるで、
「俺は外へでる。
俺は最高の家猫人生を
楽しむために生まれてきた。
そのために、お前を選んだ。
だから俺は外にでる。
最高に楽しい家猫人生を送る」
と言っていると感じた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/4e/5f54aba0d52df427af895758b7e89153.jpg)
そして、今思えば
それは私へのメッセージ
だったのかもしれない。
物事すべてに対して心配し、
怖がっていた私にトトは、
「外へ出ろ。
お前は自ら望んでアメリカへ来た。
お前がここでやりたいことは何だ。
やってみろ。
お前の人生を生きろ。
その限られた時間を生きるのだ。
怖がることは時間の無駄だ。
自分を信じて飛び込むのだ!
そして、その人生を楽しめ!」
そんなメッセージを
彼はその行動で見せて、
伝えようとしていたのかもしれない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/c7/232e7ee0753b58b730e7e8cb26197f3a.jpg)
その証拠に、
トトが遠出をして帰宅が遅くなり
私がひどく心配しても
彼は必ず戻ってきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/b5/a6ac6fa79e4ea0ed2288f8aee91513ca.jpg)
私の心配は無駄なことだ
というかのように
ひょうひょうとした顔で戻ってきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/b9/7663190d7c1e5c77a2497a6da1a5a456.jpg)
この15年の間、
彼はそうして必ず私の元に戻ってきた。
私の心配はどれもこれも
無駄だということを
私に確信させるために
彼は私の元に戻ってきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/a9/53c3ccc58ede6ec8c16bf3e0f8bb8eed.jpg)
彼は「信じる」ことの大切さを
私に教えてくれた...。
トトを見送るときに
心に流れてきた曲は
意外にもこの曲だった。
トトは、アメリカに来て
初めて迎えた猫だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/65/fefd18aadf86f283b8971807a8b1da45.jpg)
日本で教育を受け
社会経験も積んだ私にとって、
アメリカでの生活は
違和感そのものだった。
日々の閉塞感で、潰れそうになった。
一分一秒ごとに、
息を吸うごとに、苦しみが増していく
そんな気がした。
私はここで受け入れられていない、
私は誰にも理解されない、
そうした思い込みが
やがて恐怖に変わり、
私は常に怯えるようになった。
怯えることが習慣になった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/d1/39386799292c5e550d68d2910f74d6bf.jpg)
そんな私の傍にいて
その様子をずっと見ていたのが
トトだった。
私の精神が、どんどん崩れていく、
その一部始終をみていたのがトトだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/86/cfce7a73b457ee22e662c063db7c3071.jpg)
トトは完全室内飼育に
するつもりだった。
でも、うちの子になったその日から
トトは外へ出たがった。
動物愛護をかじった私が
愛猫を外に出すなんて
つじつまが合わない。
私はいらだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/7e/3f678fa4507367a75c2a5dcb5a8ea586.jpg)
そんな私を横目に
トトは網戸をのぼり、壊し、
家じゅうにシッコをして
外に出ようとした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/f4/935030d3e07dc4b2c76c56b3d622a78f.jpg)
出来る限りのことをして、
外へ出ようとした。
私は折れて、
そしてトトは外へ出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/0a/a338b55b75c634eac7843d848d358dcd.jpg)
トトはまるで、
「俺は外へでる。
俺は最高の家猫人生を
楽しむために生まれてきた。
そのために、お前を選んだ。
だから俺は外にでる。
最高に楽しい家猫人生を送る」
と言っていると感じた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/4e/5f54aba0d52df427af895758b7e89153.jpg)
そして、今思えば
それは私へのメッセージ
だったのかもしれない。
物事すべてに対して心配し、
怖がっていた私にトトは、
「外へ出ろ。
お前は自ら望んでアメリカへ来た。
お前がここでやりたいことは何だ。
やってみろ。
お前の人生を生きろ。
その限られた時間を生きるのだ。
怖がることは時間の無駄だ。
自分を信じて飛び込むのだ!
そして、その人生を楽しめ!」
そんなメッセージを
彼はその行動で見せて、
伝えようとしていたのかもしれない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/c7/232e7ee0753b58b730e7e8cb26197f3a.jpg)
その証拠に、
トトが遠出をして帰宅が遅くなり
私がひどく心配しても
彼は必ず戻ってきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/b5/a6ac6fa79e4ea0ed2288f8aee91513ca.jpg)
私の心配は無駄なことだ
というかのように
ひょうひょうとした顔で戻ってきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/b9/7663190d7c1e5c77a2497a6da1a5a456.jpg)
この15年の間、
彼はそうして必ず私の元に戻ってきた。
私の心配はどれもこれも
無駄だということを
私に確信させるために
彼は私の元に戻ってきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/a9/53c3ccc58ede6ec8c16bf3e0f8bb8eed.jpg)
彼は「信じる」ことの大切さを
私に教えてくれた...。
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