Cat Diary ~猫の樹  

夏の終わりに

※追記事項あり

まだ暑い日が続くだろうけど、8月も終わりに近づき、
きっとあっというまに秋になるような気がします。
今週の21日から22日にかけて再び伊豆に行ってきました。
戻ってきてから早速、情報が入ってきたのですが、
慎重に聞き取りを重ねたところ、違う子だと判明。
脱走場所から割と近い別な別荘地のかただったのですが
発見時から餌を与えてるけどもうすぐ東京に帰らないと
いけないということで…電話口から鳴き声が聞こえて
きたのですが、まるで助けを求めるかのような泣き方で
かわいそうでたまらず、その後に胃が痛くなりました。

事務所のまさおとよしお

※写真は本文と関係ありません。

現地の住民のかたに手当り次第に声をかけて、
そのときに色々話を聞いたですが、田舎なので
外猫は産んだら産みっぱなし、産まれた子猫を
山に捨てに行く人もいる、飼い猫でも飼い犬でも
飼いきれなくなると山に捨てに行く人もいるとか、
畑を荒らす猫を毛嫌いし、毒殺…という話とか、
聞いてて何ともやるせない気持ちになりました。
地元で長く民宿を経営してるご夫婦のお話では昔は
猪や鳥などの猟に連れてきた猟犬を、猟が終わると
そのまま山に置き去りにしていく人間も多くいて
野犬が増えて問題になった頃もあったそうです。
今はだいぶ少なくなったそうですが…
そういった話を聞いたあとにどっとブルーになり、
食欲もなくなり、夕食時コンビニのイートインでは
私はサラダだけで、ワインをかっくらってました。

今回も念のために捕獲器を仕掛けたけど入らず。
猫ちゃんが窓から脱走したという建物は某別荘地の
一番奥手にあるのですが、帰るときに歩きながら
小分けにしてビニール袋に入れた餌をふもとまで
数メートルおきにおいてきました。
まだ近くにいればどうか道標になりますように…と。
お腹をすかせた野良さんが食べるかもしれないけど
それはそれでいいとして…。
そこの別荘地はほとんどの建物が使われておらず、
ところどころガラクタの山。一人や二人では動かす
こともできないのです。最初はそういったところに
潜んでいたかもしれないけど少しずつ移動したかも
しれないです。猫さんの行動はよめないですが…
とりあえずお盆休みのときと、今週にいったときは
借りたのも含めて全部で9台の捕獲器を仕掛けました。
姿は確認できないもののまだ近くにいるかも…という
望みにかけました。

別荘からふもとまで実際に歩いてみて私の足で5分。
そこから住宅地まで7~8分程度でした。
ただ、猫さんが人間と同じルートでふもとまで行く
とは限りませんから別な方角にもポスター貼ったし、
ちらしもまいてきました。なるべく声もかけたし…

お盆休みにいったときには何か少しでも手がかりをと、
とにかく探し回りました。猫のものらしき糞が見つかり、
その近くに仕掛けたら違う野良さんが入ったのでした。
主人は暑い中、バーベキュー用コンロで魚を焼き続け
うちわであおいでいました。もしかしたら魚の匂いに
つられて、ひょっこり顔を出すかもと期待して…。
主人も足場の悪い場所で動き回ったり、急な階段を
何度も往復したりして、相当疲れたと思います。
私は私で2日目の夕方、頭痛、嘔吐でダウン。
車の中で不覚にも泣きながら「家にかえりたい」と
うったえて主人を困惑させてしまいました。
家の子たちにも無性にあいたくなって…
主人は「荷物まとめてすぐに帰るか?」といったけど
だめ、朝までにつかまるかもしれないから…といい、
気持ちを取り直しました。結局だめでしたが…。

そんなふうにお盆休みに行ったときは私はずいぶん
へこたれていましたが、先日2回目に行ったときは
落ち込んだりしたものの割と気丈でいられました。

迷子になってる猫さんの苦痛は、私たちの苦痛とは
比較にはならないほど大きいはずとわかってるのに
弱音を吐いて泣いたりしてすまなかったと思います。

うちから里子に出した猫さんではありません。
でも私がいろいろと関わってきた猫さんで…
(詳細は言えません。ごめんなさい)お外から保護を
するのに私は手を貸したわけです。私が手を貸さずに
いれば、こんなことにはならなかったと…
そう思えてなりません。保護主さん夫妻は早い段階で、
あきらめてしまってました。どうして?という思いです。


場所は静岡県下田市で、伊豆半島の南のほうです。
東京の北のはずれに住む我が家からはかなり距離が
あります。都心部を抜けてくのにも時間かかるし、
東名沼津インターをおりてから現地に向かう道のりは、
これでもかというくらいカーブが多い山道が続きます。
普通に休憩をとりながら行っても片道5時間近く。
夜などに出てノンストップで行けばもっと早いだろうけど
山道が多いのであまり無理はことはできません。
万が一のことあれば家の子たちの世話もままならなく
なってしまいます。今後はある程度、有力な情報が
入ってからじゃないと行けないと考えています。
もちろん普段は仕事があるからすぐにとか行くことも
できないです。又、情報提供者の方の協力が得られるか
どうかも重要なカギです。どうすることもできない中で
私は思い出すたびにいたたまれず、でも主人は「猫の
ことはなるようにしかならないよ」と。
とにかく無事でいてほしい…餌をくれる人のところに
流れついてほしい、と願っています。
飢えてへんなもの食べてお腹こわしたりしたらかわいそう。
そんなことになったらどんどん衰弱してしまいますから。

長々とすみません。自分の気持ちを整理するつもりで、
書き綴りました。 あきらめましたか?と聞かれると、
とてもつらいのです。すまないと思う気持ちで一杯です。
今は無事を信じるのみです。有力な情報があれば主人と、
行けるときにですが現地に行きたいと考えています。
今回のことでブログはもうやめようとも考えたのですが、
愛する子たちの記録でもあるのでサービスを解約すると
全部消えてしまいますからそれは避けたいと思ってます。
仕事がたてこんできてるので暫く仕事に専念しなきゃと
思います。お金も稼がなきゃいけないし。
気持ちを強く持ち、前向きでいたいと思っています。
いろいろ有難うございました。

※追記事項(2013年8月28日)
迷い猫情報で違う子と判明した猫さんについてですが、
その後は近くに住むKさんが餌をあげて下さってます。
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