さんぺいじまん 十分に満たされてはいなくても、心が安らかで満足していること
子どものことでまったく穏やかではない毎日。
でもねぇ・・・これといって出来ることもない(あまり構い過ぎると逆によくない)ですし。
注意を払うことはしても、とにかく自分がへたり込まないように対処していかないとなぁと思う今日この頃。
というわけで、相変わらずお友だちとコンサートに出かけたりもします。
昨日は吹奏楽を聴いてきましたが、帰り道、明日の朝パンを買っておこうと
乗り換えの大きい駅の改札近くのパン屋さんに寄り道しました。
食パンとフランスパンの小さいのを何本か買ってお会計して。
パン、高くなりましたよねぇ。
前は千円超えたら「高っ」って思っていたのに、それがなんだか当たり前になりましたよね。
近所のパン屋さんではなく、繁華街の駅地下のパン屋さんでの購入だったから、尚のことそう思ったのですが。
今日、レシートを眺めていて、あれー?!
もしかしてこれ、打ち間違えているのでは。
食パン1斤しか買っていないのに、2回レジ通しているわ。
・・・くっすん。
その場の指摘ならともかく、1日たった今更「間違ってる!」と申し出るのも・・・ですし、
まして自宅近くではない、しかも超忙しい混んでいるお店です。
泣き寝入りしかないかー。
とはいえ、なんだか悔しいわぁ!
あーあ、レシートなんてじっくり見なければよかった。
ムカッ腹立てたまま、しなくてはならないことをこなす。
今日は霧の深い曇り空。
なのにどうしても明日までに乾かさなくてはならない洗濯物があって、
カゴいっぱいの洗濯物を抱えてコインランドリーへ向かいます。
住宅街の狭い道を運転していて、すれ違う車のために停車したとき、
相手の運転手さんがちょっと手を上げて合図してくれたり、
同じ考えの人が多いのか全部埋まっている乾燥機から
「あ、使えないですよね、ちょっと待って下さいね」
って大急ぎで取り出してくれた若い人がいたり、
なんだかんだ、そんな些細なことにちょっぴり癒やされて、腹の虫を治めている自分がいました。
*--
先月は声楽家の友人がサロンコンサートを開くというので、独身時代を過ごした昔懐かしい地域に向かいました。
折角なので友人に何か差し入れをしたいなぁ。
あの駅の最寄りならあそこかしら、と早めに家を出てマモン・エ・フィーユというパティスリーに足を向ける。
このパティスリーのオープンは11時。
混む、という話は知っていたのでオープン時間を目指して家を出たわけです。
到着は11時ちょっとだけ過ぎた感じ。
なのに流石、人気店。すでに長蛇の列。
私の後ろに並んだ方が笑顔の素敵な人懐っこい方で、
こちらもあちらも一人だったのであれこれとお話しながら時間をつぶしていたのですが
「すみません、いま、レーズンサンドは売り切れました。
ビスキュイももう少しで品切れになります」
ってお店の方が入口でぺこぺこ。
その時点で11時半少し超えたところですよ。
いやー、すごいわぁ。
30分でそれですかーー!びっくりだわ!
まだまだ列は長く、自分の順番がすぐに来るとは思えません。
ほかの焼き菓子もすべて売り切れちゃうのじゃないかと考えて、ごめんなさい私は列から離れます、と言ったら、後ろの方もそうしようかなぁ。。。って。
「次来るときは10時には並ばなくちゃ、ですね」
彼女はちょっと離れた別の市から電車でわざわざ来られたそうなのになんと前向き。
空振りではあったものの、このお名前もお伺いしなかった方と楽しくお喋りができたことが収穫でした。
差し入れは別のパティスリー(某有名珈琲店の製菓を担っているお店で、ここのプルンダーが無茶苦茶好き)で手配。
一緒について来た彼女もそこでお土産を買っていらしたけれど、お口にあっていればいいなぁ。
天気の良い日で、しかもコンサートまではまだ時間がありました。
一息つこうかとよく知る珈琲店へ。
独身時代、神戸の震災前のこのお店は実家への帰り道にあって
その当時は来店するとマスターが「よ、いらっしゃい」って仰ってくださるような客ではあったのですが、
店は震災で破壊されてこの場所に移転し、私は結婚し住まいが離れました。
数年に1度しか訪れなくなって久しい今、
こちらは懐かしいけれどもきっとマスター&マダムは私を覚えておられないと思います。
このお店、マスターのこだわりで、店のカップ・陶器はすべて大倉陶園のもので1点ずつ違う種類を置いておられます。
そして客がこれでと指定しない限りは、マスターがその客のイメージでカップを選んで珈琲を淹れる、とのことなのですが
実は昔通っていたときも、私には常にグリーン系のカップで提供されていたのでした。
そして2年前来店したとき、まったく同じこのカップで珈琲頂いており(証拠の写真がありました)
ってことはマスターの中での私のイメージって40年間まったくブレていないのね、って可笑しくなりました。
美味しい珈琲とチーズのパンを頂いたあと、
羽生結弦選手と名前が似ているとのことで羽生さんが参拝して
一時期とても注目されていた「弓弦羽神社」へふらりと参拝。
厄除け守りを戴きました。
今年厄年なの。お守りでちょっとでも祓うことができたかしら。
柔らかな光の中、梅がほろりとほころび始めていて。
春だなぁ。
なんだかうれしい。
ちなみにこの神社で近々イベントごとがあるのですが、
その案内に載っていた写真がこれとまったく同じアングルで。
ふふふ、私のセンス、なかなか悪くはないのじゃない、なんて軽く自己満足😊
なんというのだか。
大きな、どっかーんと嬉しいことじゃなくていいのだなぁって。
ココロがほこっとする何かを敏感に察知することが大事なのかもなぁって。
そんな風にも思いながら、そんなこんなで、なんとか過ごす毎日です。