「北極星に願いをこめて」 (右脳のひらめき)

I'm your polar star in the journey of life.

説得力にお笑いとシリアスを

2010年03月03日 18時19分21秒 | 精神哲学 ~魂の筋力をつける朋塾~
こんばんは。

私って本当にリアルで、このブログのしゃべり口調なんですよ。だから、会う人が仰るんですが、「生朋(笑)キター」って。で、実はリアルはこれの軽薄な時が該当するんですね。で、自分は本当に、皆が緊張して厳かな時に限って、妙なジョークを言ってしまう癖があるんですよ。まぁ、リアルの友人らは、こいつはしょうもない奴だと思いながら、今回のネタは何?って期待してくれてね。大きく返す訳ですよ。その場の厳かさが吹っ飛ぶ位(苦笑)。だから、時々、保護者会であんたの次は困るって言われる(苦笑)。

まぁ、自分でも割とですね、こうシリアスな場で、掴んじゃうんですよ。だから、真剣にシリアスな警備している所とかありますわな。外国籍の役所とかありますわな。そういう所でも、平気で冗談を飛ばしてしまうんで、主人が「君と居ると冷や冷やするよ。」と言うんですね。ですけれど、これ、一応私自身の身の危険の回避方法なんですよ。

私、自分でこういうのもなんですけれど、シリアスに追い詰められる経験って多いんですね。子供の頃は、たらいまわしに預けられるから、挨拶や礼儀正しいけれど、そこに何か一つ+αがなければ、居続けられなかったんですよ。祖父の家では、客人は本当に面白い話を持って飲みに来る。で、面白ければいられるんですね。きっと、自分の中で思ったんじゃないですか。これだなと。

だから、ウィットにとんだジョークを展開できる人は、やはり日常の経験において凄まじく不条理を掻い潜ってきた人が多い。もう、本当に条件から最悪で、どうにも救いようのない所を、生き延びてサバイバーになった人に見られる傾向としては、既にシリアスをシリアスと認識していない。凄いどんな事にでも、機転が利いて、それを何倍にでも膨らませるだけの好奇心と余裕がある。

けれど、好奇心も余裕もないと、やっぱ病んでる状態だなって思いますよ。的確な病名はないけれど、「優柔不断でやってられる状態の人」と、「優柔不断では生きていけなかった人」ってのは確実にその余裕に差がつく。だから、そういう殆どの人が、結構なお笑いの展開を持っている。それは、ほんと、生きる為の術だったんだなと思いますよ。人ってね、殺そうとか思って刃物持って迫ってくる奴さえ笑わせたら、そういう瞬間に逃げられるもんなんですよ。笑いって、油断が出る訳。副交感神経は、弛緩することなんだから、笑いなんですけれど、これから人を刺そうと思い、思いつめた人を笑わせたら、自分はまず助かる。けれど、そいつも笑えた自分に対して、正直、「刺す事が本当にメインだったのか」って考えるね。

だから、その余裕のない人を笑わせられたら、それが最高の身を護る手段なんですよ。理屈的には、そんなもん。で、自分は子供の頃から居場所が変わるけれど、居場所維持のために、ウィットに富んだ事を言い続けた。だから、型破りで、掟破りとか、どんどん韻を踏んだ言葉も出てくるし、語彙も本当に多い。けれど、生きて行く為に増えたんですよ。正直、身の危険性がなかったら、覚える必要なんかなかったんですよ。

自分は、それでも、NY州を相手取って、長男のケアに対し交渉をした事があるんですよね。ほんと全面的に相手を受け入れる。そして、But・・・と切り出す、古典的な手法ですよ。だけれど、あなたの条件は分かった。受け入れる事も検討しよう、だけれどね、私は、その全面的な受け入れに対し、こういう条件をつけるよと、そういうロジックの中に、比較的簡単に比喩が入って、それが笑いを生むんですよ。

だから、圧倒的なカリスマ性があるって、私が、自分の事を言うのは、場の展開を無意識に自分に有利に動かしてしまうんですよ。気功とかじゃない。ほんと、人間の本能部分に油断を起こさせて、いつしか、向きを自分に向けさせている。それは、外見もあるし、仕草もあるし、ついでに言えば、ディベート術って言うんですけれど、自分の奴は、サバイバルにおけるディベート術じゃないですか。一般的な、逼迫しない(ひっぱく)ディベートじゃない。何せ、毎度命かかっているから、こっちも必死。フル動員ですよ。

命懸けな人のディベートだから、優柔不断の人とは圧倒的に差が出ますよ。明確な目標を持つと、本当にディベートに磨きがかかるんですよ。しかも、その明確さが、取りあえず刺されても、死なない程度に助かりますようって明確さでね。必死なんですよ。

海外で随分危険な目に遭ってきた。そして、その都度、こういう特性で救われた。だから、本当に苦労した人か、「苦労中です」かどうかは、簡単に見極めがつく。日常生活で、生真面目さが「病の領域」の人が結構多い。けれど、土壇場を超えすぎると、生真面目さが「お笑いの領域」に到達するんですよ。自分でもね、癒しじゃないなって(笑)思うんですよね。ですけれど、やはり、同じような能力者で、自分の感覚にとことん振り回されて、苦しんで、ある程度開眼しちゃうと、既に心に余裕が出来る。その余裕が身を守って行くから。変な選民意識とかそこには存在しないんですよ。何てったって、一か八かなんですから。そして、そういう努力をしている自分さえも笑ってしまうんですよ。

ちなみに、幼稚園の年長の時の長男が、「アレルギーはないの?」と、私が病気で、弟と施設にたらい回しの目に遭った時、施設の人に聞かれ、咄嗟に「アレルギーはないんだけれど、エネルギーはあるんだよ。」と言い返した。その時、私は、随分彼には苦労をさせたなって、涙がこぼれた。そして、思った。

そのウィットは、君を一生守る財産だ。君はもう、大丈夫だよって。母が取得した単位を、ほぼ同年齢で取得したんだねって。互いに苦労人だねって。君はどんな人とでもやっていける。心に余裕を持ったから。



Comments (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 原罪意識 ~光と闇~ | TOP | 気圧の谷には、絶対に水かき... »
最新の画像もっと見る

3 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
あちゃー (すず)
2010-03-03 20:35:02
ということは、推薦状のキャラクターリファレンスのくだりで、必ずといっていいほどユーモアのセンスについて言及される私は、やっぱりサバイバーなのか
この間、お友達に「ふざけてる」と「型破り」の中間のニュアンスを持つ言葉で存在を形容をされたばかりだしー

ちなみに現在の居住国は、人々がひねりのあるウィットとユーモアのセンスを持つことで有名ですが、これも戦争を潜り抜けた世代に顕著に見られる傾向です
不平と文句をユーモアに昇華するんですよ、彼らは。ついでに島の北東と北西部の、抑圧と反発の歴史を持つ地域の生まれの人たちは、さらに輪をかけて陽気で冗談が大好きですね。

戦勝国なのにー。国民は苦労しているのねー。というよりも、そういう国だからこそ、ずーっと戦争に勝ち続けてきたのでしょうね、と、乱暴に一般化してみました
返信する
関西人なので (Holly)
2010-03-03 21:51:18
気が付けば、ツッコミ気質が身に滲み付いて居た訳ですが、己の嗜好が余りにブラック好み過ぎて、世間様への応用が効かないという…orz
まだまだ精進が足りないようです(涙目)。
返信する
コメントありがとうございます ()
2010-03-04 00:45:31
すずさま

Perfect。いい理解ですね。
私、恐らくそちらの国民性のジョークにはついて行かれません。100年も経った作業効率の悪い機械を動かす国ですからね。

しかし、アメリカも負けませんよ。傲慢のようですが、実は内部は気のいいおっちゃんばっかりです。

でも、すずさんは、型破りより、「掟破り」だと思います。今度帰国したら、食事に行って、ユーモアのセンスを競いましょう。

ありがとう。

Hollyさま

>まだまだ精進が足りないようです(涙目)。

人には人の進むペースがある。いつか、届くさ。天然ボケのやっさんの世界に(苦笑)。

やっさんじゃだめか。破天荒すぎるか。ごめん。比喩が見つからないが、私は自分をやっさんに似ていると思う事がある。

ありがとう。
返信する

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | 精神哲学 ~魂の筋力をつける朋塾~