俺の備忘録

自分の個人的メモ帳。たまに心境を吐露する趣旨。

政策金利が3%で済むのか?

2022-01-12 22:05:50 | 経済株式など
政策金利が3%でインフレが収まると今市場の誰もが考えているだろう。
2,3%の金利の上昇でインフレが収まってそれで問題なく通常の経済に
戻ると・・・本当にそういう無問題なシナリオ通りになるだろうか?
まさかとは思うが、どんどんともっとインフレが加速するという事があり得るかもしれない。
トルコはなぜあのようになったのか。トルコであるならアメリカで絶対にないとは言えないのではないか。そもそもインフレ率があれほどあがるのは
おかしな話だ。あれだけアメリカでもシェールガスの生産もしていたのに、
原油価格が上がるのもおかしな話だ。お金を発行しすぎたという事なのか。
それにしても、このインフレ率が上がるとは昨年は誰も考えていなかったはずだ。世の中に記事を出してるような自称エコノミストでさえ、インフレなどあるはずがないと言っていたのだ。去年の1月は、1.4%程度だった。
なのに今は、とどまる事を知らないかのように、上がり続けて7%近い。
これは非常にまずい。もしかすると、10%を超えていく可能性すらある。
すると政策金利を3%程度に誘導すれば、それで収まるとは限らない。
インフレが10%超えた段階で、金利も10%に誘導する必要があるのではないか。本当にそうなったときに、国債の値下がりで、銀行は含み損に
追い込まれる。だから金利が上がったからといって即、銀行株が上がるとは
限らない。そうだとすると、銀行も下手をすると経営危機になる。
もしどこかが倒産しだしたら、連鎖的に影響が出る可能性もある。
そうすると、金利で10%ももらえるとしたらいくら危なくても、国債
を買うのではないか。インフレはいつかは収まる。しかし国債は何十年も
インフレが終わった後も高金利をくれるはず。安く買っておけばそういう事が
期待できる。これは株と同じだ。そうすると、みんな国債を買うのではないか。
国債の金利が10%以上になるという経済は、ギリシャやアイルランド
も最近あった話だ。アメリカが一時的にそうなっても何らおかしくない。
金利が3%程度でインフレが収まるのか、それともインフレの加速を
押さえるためには、10%超える金利に誘導する必要があるのか。
そのどちらかによって株がどれだけ暴落するかが大方決まってしまう。
去年インフレがこれほど進むことすら、専門家のような人でも
読めていなかった。今後の金利も3%で済まずにもっともっと
あげられる可能性がある。そうなったら株はもう終わりだろう。
今株が下がってない事は将来も下がらない事を保証しているわけではない。
FRBにしても一時的なインフレだと何度も言ってきた。
あれは本当にそう思っていたのだと思う。
チャイナの製造業は安い物を作っているし、今でも世界中に100円ショップがある。それが売れているらしい。だからそうインフレが続くはずがないと。
普通はそう考えるだろう。しかし本当にたいしてインフレにならないなら
もうFRBが一時的だと繰り返し言う段階で収まっていたはずだ。
アナウンスメント効果のようなもので。
しかしあれからずっとずっと上がり続けた。
本気でFRBは間違ったのだろう。そしてこれからも間違い続けるのだろう。
FRB以外の市場関係者、投資家、全員間違っている可能性もある。
インフレがここまで進むとは思っていなかった!と
数年後には全員後悔しているのかもしれない。
自分はリスクをちゃんと認識して投資していなかったという事
になるかもしれない。なぜなら自分が投資していた額、カネがあるなら
今買えば10倍は株を買えた、という状況になっているかもしれないからだ。
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