夏休み
娘が短期山村留学した。
北海道の沙流郡日高町というところ。
良くも悪くも何もないところ。
全校生徒5人の小さな小学校のみんなが出迎えてくれた。
地域の人も先生たちも。
親と離れて3泊4日。
山村留学の里親さんちにお世話になった。
酪農と農業の場所。
娘は、生まれて初めて牛の出産に立ち会った。
子牛にミルクをやったり、乳絞りをしたり、
ピーマンを取ったり、
じゃがいもの収穫をしたり、
乗馬をしたり、
川で魚釣りをしたり、
学校の裏山に登ったり、
そこらじゅうにカブトムシやクワガタがいたり、
そして、東京では決して見ることのできない満天の星に圧倒され、
楽しんで楽しんで帰ってきた。
ここの地域で採れたピーマンを「美味しい美味しい」と娘は食べていた。
いつもは残すくせに。
「とうきびは、もいだ瞬間から味がおちるからね」と、
里親さんは、お湯を火にかけてから畑にとうもろこしをもぎに行ってくれた。
娘を連れて。
大きなスーパーまで車で40分。
それも信号のない道路をひたすら走って。
ファーストフードも同じくらい。
本屋さんも同じ。
でも、雄大な自然に囲まれておいしい空気を吸って、
おいしい野菜を食べて、
降ってくるような星を間近に感じて、
うらやましい生活だと思った。
娘が里親さんちにお世話になっている間、
親は一緒にはいられないということで、
私は近くのビジネスホテルに素泊まり。
あまりお金かけられないし。
3泊4日じゃ何もわからないのかもしれないけど、
脱東京を考えてしまおうか・・・(仕事あるかな
)