岩波英知先生の技術は、毒が出る。
生きていれば色々なことがあり、それを私たちは心の奥底に抑圧して、普通を装い生きている。
しかし、この抑圧は解消されているかというとそうではない。
幼少時代からの抑圧が毒となり、大人になっても悪い感情、悪い気分、悪い気持ち、悪い感覚として襲ってくる。
私が手術の緊張で手が震えるようになったり、息苦しさや動悸、汗がひどくなって、普通でなくなったのもずっと抑圧して生きてきたからです。
そして、手術という特に偉い人に見られているという状況のときに、手の震えや過緊張が発露してしまったのだが、それはいきなりなったわけではなく(当時はそう思いこんでいた)、抑圧という観点から見たらついに発現してしまっただけなのだ。
そう考えると、理由と原因があって悩んでしまったのだが、苦しんでいるときはそんなことを冷静に振り返ることも受け入れることもできません。
できれば見たくない、気にしたくないで現在の悩みを克服したいと思うもの。
しかし、抑圧という毒は確実に脳を(思考や感情を)蝕んでいるのだ。
だから毒を出さなければならない。
それと同時に、冷静に客観的に自分が悩んでしまった原因を見つめられ、受け入れられるようになる。
毒をじゃんじゃん出しましょう。
前置きが長くなったが、岩波英知先生の技術は、圧倒的な毒出し技術だと言える。
幼少年代から積み重なってきた抑圧が(特に現在に近い年代から)トランス状態のときに、理性のブロックがなくなることでどんどん出てきます。
抑圧が少ない人はそのまま幸せな感覚に浸れるが、抑圧して生きてきた人は、この際毒を出し切りましょう。
毒を出す時、毒に触れるんじゃないかと思うかもしれませんが、岩波先生の技術は圧巻で、3,4回ほど受ければ抑圧という毒が出ながらなくなってくれます。
呼吸法をたくさんやると毒出しが大量に早く成し遂げられるので、とにかく量をやってきましょう。
呼吸法をやるときは今だけでいいです。
だから、量をとにかくやり続けてください。
岩波英知先生の技術は抑圧という毒がなくなるにつれて、幸せでとにかく気持ちいい状態も混じってきて、いずれは後者オンリーの体感に変わっていきます。
だから、受ける人は最初は毒を出し切る動機で受けるといいと思います。
最初から気持ちよくなろうと思うと、自分の抑圧の凄まじさに圧倒されかねないため、そういう心持ちは必要だと思います。
びっくりしないためにも。
岩波先生の技術は本当の生身の自分に直面します。
むき出しの心、それが本当の自分なわけだけれども、自分を偽って生きている人は見たくないものも見せつけられるため拒否反応を起こすかもしれない。
だから、本当の自分を知ろうという思考を持って受けると、自分がトランス状態に入ったときに受け入れられると思います。
不都合な真実をも受け入れる覚悟を持って受けましょう。
そして、不都合な真実は毒をはらんでいるものが多く、毒がなくなった時、清々しい本当の生身の自分に出会えます。
意外と悩んでいないと思っている人も、我慢強く頑張ってきた人なら抑圧がかなり無意識に蓄積しているはず。
能力が全開になっていないと感じているならば、足引っ張りの抑圧エネルギーが溜まっているかもしれない。
いずれにしても毒を出せば、脳がクリーンになり、まっさらな純粋意識で世の中を見られ、自分も見られるため、違う人生の展開になることは間違いないと思います。
毒を出し切れた私は、脳がクリーンになり、思考も軽くなり、悩まなくなっていきました。
激務でもこなせるしなやかさも得られるようになりました。
自分の生きづらさの元凶は自分の人生の中にあります。