夜も図書館は暖かい…？

韓国の人たちとつきあっていると、ぽつぽつと、「えッ？！」の話が出てくる。

3年前だったか、東京での学生のフォーラムに来た韓国学生から写真が３、４枚。メールにつけて送られてきた。フォーラムの日本の参加学生が、冬休みに、夏に出会った韓国のその学生、大学を訪ねた。ずいぶんつき合いのいい接待をしてくれたようだ。
「○○君だよー」。「食べて遊んでいるうちに夜になって…」と寝姿の写真。ダウンコートのまま、机に突っ伏して寝ている。
「これは私たちの大学の図書館です」と注がついていた。？

あとでメールで確かめたら、図書館は夜通し開いていて、江原道江陵市（カンウォンド、カンヌンシ）という寒冷地でもあり、暖房つきだという。おおっ！　大学の図書館が24時間使えるんだ。初めて聞いた話だった。

韓国の生徒、学生は勉強する。よく勉強すると聞いていたが、大学もまた、そのための態勢をとっているということだ。男女が夜遊びして、寝るとなると問題。かれらは大学の図書館に。そして暖房の効いた中で眠るという便法がなりたつという具合だった。それほどに、友人たちと一緒に日本の学生を精いっぱいもてなしてくれたのだ。