時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

鰻を求めて若狭・三方へ 日帰りの旅

2013-12-13 18:24:42 | 日本
 録画してあった福井県の若狭地方への紀行番組を視聴していると、若狭に鰻の美味しい場所があると知って、無性に鰻を食したくなった結果、先々月(平成25年(2013年)10月)の最後の日曜日に、若狭のその地への訪問を電撃的に決行しました!

 前日の土曜日に旅程を検討した結果、目指す福井県若狭町(旧三方町)は京都からは左程遠くもなく、車がなくても充分日帰りで行って帰ってこられることが分かり、鰻屋さんへの予約、往復の電車やバスの切符を大急ぎで手配、はやる気持ちを抱きながら翌日曜日の出発を迎えました。

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 出発は京都駅。
 地下鉄の改札に隣接している、地下東口の改札です。

 ここから入場、目指す若狭・三方(みかた)への日帰り旅行のスタートです!



 京都から金沢行の特急「サンダーバード9号」に乗車、約95kmの道程を50分程で敦賀に到着しました。

 敦賀で、三方へ向かう小浜線の東舞鶴行の普通電車に乗り換えます。
 10分の接続時間でした。



 敦賀から小浜線で三方までは約25km、30分程の所要時間で11時13分に到着しました。
 京都を出発したのは9時42分、1時間半で三方まで来ました。

 目指す鰻屋さんは、三方駅から徒歩で数分、前日の予約時に伝えてあった11時半には余裕で間に合いそうです♪



 目的地である鰻屋さん、魚三(うおさん)。
 本当に三方駅から歩いてすぐでした!

 食べログの口コミでは、場所が分かりづらいとの口コミが幾つかあって少し不安でしたが、車と違ってノンビリ徒歩でしたので気持ちに余裕が持てたのか、すぐに見つけることができました^^



 このような広い座敷に通されました!

 魚三さん、地元の方々への仕出しや持ち帰り、宅配をメインに営業していらっしゃるようで、座敷は3室しかないので、お店でいただきたいのであれば、予約をしておいた方が良さそうです。



 1名の予約でも、広い座敷にきちんと準備してくださってあり、とても好感が持てました。

 鰻を、待ちます!



 待つことしばし…遂に、鰻がやってきました~\(^o^)/

 日頃のダイエットも、この日は棚上げの消化器無礼講w
 気合いを入れて、貪るぞぉ~!!



 「鰻を食べるなら、これでしょ!」の定番、うな重と白焼きです!

 お重の蓋を開けると、焼きたての蒲焼きとご飯から立ち上る湯気と共に、飴色のタレに染まった鰻の身からは香ばしい香りが鼻をくすぐり、食欲をそそります!!



 ふっくら焼き上がった鰻に絡まるタレの飴色の美味しそうな輝きが、もう堪りませんねぇ(゜▽,゜)

 ご飯にもしっかり染み込んで、見ているだけで口の中は生唾の洪水…w



 注文時に、蒲焼きを1匹の上うな重にするか、2/3のうな重にするか迷いましたが、給仕の方との相談とアドバイスに従って、2/3のうな重にしましたが、それでも大きな2切れの蒲焼きはボリューム満点!

 魚三さんの鰻は、蒸さない関西風。
 ふっくらとしていながらジューシィな食べ応えの身と、パリッと香ばしい皮の食感とを同時に味わうことができます♪



 うな重と同様に、食べたかった白焼き。

 うな重を2/3にしたのは、白焼きを1匹にしたからです。
 こちらも、お皿の上いっぱいに大きな切り身がドッサリ…食べでがありそう~(^-,^)

 「たらふく鰻を貪りたい!」願望(悲願(^^;)が遂に現実に…!!
 口元も緩んで、ウキウキ舞い上がってしまいますw



 脂の乗った鰻の旨みをダイレクトに堪能できる白焼きを丸ごと1匹…夢のようです。

 白焼きには、わさび醤油が付いていました。



 脂が乗った鰻に、醤油のあっさり風味とわさびの鼻に抜ける爽やかな刺激が素晴らしくマッチして、クセになる旨さです!

 このわさび醤油のお陰で、結構な脂を摂取したと思われるにもかかわらず、私の胃袋はもたれることもなく、パクパクと美味しい鰻を至極快調に吸い込んでくれました♪



 これ以上はない幸せな心地で、うな重と白焼き共に完食です^^
 ご馳走様でした。
 うな重を2/3にして正解でした(^^;)

 何も考えずに、美味しいものをひたすら味わい倒す…究極の幸せですね。。。

 「三方に来て本当に良かった」と、心の底から思いました。



 鰻1+2/3匹を平らげて満腹となった気持ち良さで、魚三さんから戻ってきた三方駅。

 三方駅は、若狭の名勝地の一つである三方五湖の最寄駅でもあり、電車の到着に合わせて駅前にはタクシーも待機していました。

 三方五湖の湖のひとつである、三方湖では鰻が獲れることから、三方の名物になっているのでしょうね。
 三方湖産の鰻は当然ながら漁獲も少ない貴重なものなので、今回いただいた鰻も天然ものではなく養殖ものとのことでしたが、魚三さんは上記HPにもあるように国産活鰻を井戸水の生簀で管理していることに加えて、確かな熟達の腕前で高い評価を勝ち得ているのでしょう。



 東舞鶴行の電車が来ました。
 この電車に乗車、終点の東舞鶴まで行きます。



 小浜線は、敦賀から東舞鶴までの84.3kmを若狭湾沿いに結んでいる路線で、所々で白波を立てる若狭湾を車窓に眺めながら走行します。

 この日は雲が多めの曇天で、波も少し高めに見えました。



 若狭湾は、原子力発電所が多数立地している電源地帯。
 大飯発電所がある、おおい町も小浜線の沿線自治体の一つです。

 大飯発電所は、正面に見えている半島の先端に立地しています。



 三方から約60kmの距離を1時間半程掛けて、終点の東舞鶴に到着しました。
 小浜線の旅は、この駅で終了です。



 3月の北海道旅行の時に訪れて以来、7ヶ月ぶりに降り立った東舞鶴の駅前バスのりば。

 東舞鶴からは、先程の小浜線の電車から10分程の接続で京都行の特急にも乗車できたのですが、今回は舞鶴から京都までの最終行程は、バスを選択しました。



 京都行の京都交通バス。
 小浜線の到着から、約1時間半の乗り換え時間待ちでした。

 東舞鶴駅から乗車したのは、私の他に僅か2名だけでした…。



 東舞鶴駅を出発したバスは、やはり3月に訪れた赤レンガ倉庫沿いの道路を通ります。

 3月訪問時と変わらない佇まいで西日を浴びる赤レンガ倉庫の脇を、通り過ぎます。



 赤レンガ倉庫に続いて、海上自衛隊基地の桟橋の近くも通過していきます。

 木立の向こうに、自衛艦が停泊しています。

 バスはこの後舞鶴市内で、中舞鶴バス停と西舞鶴駅に停車しましたが、乗客は西舞鶴駅からの1名だけで、結局私を含めて乗客4名と運転手さんの5名で京都へ向かうことになりました;



 バスは、舞鶴自動車道から京都縦貫自動車道へと入って京都府内を南下、京都市内のインターチェンジで一般道へ下りた頃には、とっぷりと日も暮れていました。

 時刻は17時30分頃、東舞鶴を15時50分に出発してから1時間40分が経過しています。

 下りた一般道は、国道9号線。
 日曜日の夕方ということで、当然ながらの渋滞…京都駅へはまだしばらく時間が掛かりそうです;



 国道9号線へ入って結局30分程掛かって18時を少し回った頃に、バスは京都駅へと終着しました。
 それでも定刻の到着時刻は17時55分なので、渋滞は織込み済みなのでしょう。。。

 東舞鶴からは2時間10分程の所要時間、東舞鶴からの特急電車と比べて30分以上時間が掛かっています。
 電車にお客を取られても仕方ないですね;
 運賃はお得なのですが…。

 何にせよ無事に到着、ありがとうございました。



 鰻を求めて駆け足の日帰りグルメ旅、これにて終了です!
 交通費を入れても、充分リーズナブルでお腹いっぱい美味しい鰻を満喫することができたうえに、舞鶴でもちょっとした散策を楽しめた、とても満足度の高い旅となりました^^

 若狭湾沿岸の地域は、鰻の他にも美味しいものがたくさんあるので、次に訪れる機会には、時間に余裕を持って、宿泊しながらノンビリ巡ってみたいものです。



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2 コメント

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Unknown (プー太郎)
2013-12-22 09:03:54
一人で食べたい物を思いっきりいただける至福のひと時。私もtaろうさんのように誰にも気を使わずに一人で無心に美味しい物を食べるのが好きです。普段いただけないものを食べるときは真剣勝負。会話を楽しむ余裕など吹っ飛んでしまうのです。
先日私達もレストランで美味しいものを食べるため、そしてチーズやワイン等の食料品の買出しのために6時間近くフェリーに乗ってフランスへ行ってきました。さすがに日帰りはむりなのでCAEN という街で一泊しました。
それを聞いた母が一句をうたいあげました。
年(とし)用意(ようい)、ワイン目当てのフランスへ
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プー太郎さん。 (taろう)
2013-12-22 10:18:43
食べたいと思ったものをお腹いっぱい味わえる時の至福感は、何者にも変えがたいデスよね。
記憶力の期限も、歳とともに短くなっていく感じがして;、思い立ったら即旅立ちのパターンが増えてきました(^^;)
期待したとおり、もしくは期待以上の美味しさに出会えた時の嬉しい気持ちに浸れるのが、食べ歩きの醍醐味ですね♪
美味しさを求めて、フランスへ…食いしん坊には垂涎ものの、憧れるご旅行です!
一泊でも宿泊すると、時間を気にせずに食事を楽しめますよね^^
グルメに舌鼓を打たれている、プー太郎さんの幸せそうなお顔が想像できるようですw
風雅なお母さま、素晴らしい!!
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