時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

新緑の伊勢路-05~御在所岳頂上・望湖台

2017-06-02 06:16:06 | 近畿/日本
 御在所岳の頂上へ到着、頂からの眺めを堪能します。

 <<新緑の伊勢路-04>

 ロープウェイで登った時に眺めた、山頂までの険しい風景とは対照的に、頂上の様子や底からの眺めは、なだらかでゆったりとしたものでした。

 頂上からの、360度の眺望をひとしきり楽しんでから、少し離れた場所にある、望湖台へ。
 その名のとおり、彼方に琵琶湖を望む展望スポットから、遥かに霞む湖や、穏やかな春の山並みの絶景を、鑑賞していました。

 <御在所岳>



_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _


 観光リフトの頂上駅からすぐ正面に、御在所岳の頂上があります。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 断崖絶壁であった、御在所ロープウェイからの眺めからは、想像もできない位に、広々とした、なだらかな山頂でした。
 御在所岳を含む鈴鹿山脈一帯は、鈴鹿国定公園に指定されています。

 頂上には、大きな一等三角点の標識が。
 標識の手前の地面に、四角い三角点の柱石がありますね。



 頂上からの眺めは、もちろん360度のパノラマを楽しむことができます♪

 東は伊勢湾、西に琵琶湖、南は鈴鹿峠、そして北には伊吹山…と、それぞれの方向に名だたる海や山を望める、御在所岳の頂上です。
 この日は、伊吹山が霞んで見えなかったのが、残念でした。



 御在所岳の南にあたる、鈴鹿峠方向の眺め。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 山々が連なり、山深さが分かります。
 眺めている先の何処かを、京都から実家へ帰省のたびに利用する、高速バスで通過(新名神高速道路)しているのだなぁ…と、感慨に耽っていました。



 三重県と滋賀県との県境となっている、鈴鹿山脈。
 御在所岳の頂上にも、もちろん県境が走っています。

 県境を、跨いで撮影w
 左足は三重県に、右足は滋賀県に立っています^^



 頂上の東側から、四日市の石油化学コンビナートや、コンビナートが臨んでいる伊勢湾を、遠望。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 正面の峰に、麓の湯の山温泉から登ってきた、御在所ロープウェイの山頂公園駅と観光リフトのロープウェイ駅とが一体となった建物が、見えています。
 観光リフトがこちらの頂上へ向けて、駅舎から延びてきている様子が、ハッキリと分かります。

 …峰の向こう側は、垂直に切り立っているような断崖となっている訳ですね;;
 手前の山頂部の、穏やかな眺めからは、想像もできません!



 頂上から東側の、四日市から南の景色。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 見えているのは、鈴鹿から津にかけての辺りでしょうか。
 こちらの方向の眺めでも、うっすらと、伊勢湾を望むことができました。



 視線を、東から南へと移すと、御在所岳と同様に、鈴鹿山中に聳える峰が、見えていました。
 標高1,161mの、鎌ヶ岳です。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 槍状のピークが天を衝く、秀麗な山容ですね。
 私が立っている御在所岳と、鎌ヶ岳との間の鞍部は、三重県側(菰野(こもの)町)の湯の山温泉を通って滋賀県側(甲賀市)へと抜ける、国道477号線(鈴鹿スカイライン)がトンネルで通過している、武平峠となります。
_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _


 琵琶湖を眺めてみよう!…ということで、山頂部を少々移動。

 頂上の西に位置する、望湖台という展望スポットを目指します。



 頂上から徒歩数分で、すぐに望湖台へと到着。

 展望スポットだけあり、御在所岳の西側の、近くの山並みから遠方までの、広々とした眺望を楽しむことのできる場所です。
 岩場となっていて、眺めが良い分、切り立ったスリリングな地形;



 望湖台の大きな岩越しに見る、山々の連なり。
 気持ちの良い、開放的な眺望です♪

 岩場の、あまり縁へと寄るのはコワいので(爆)、ズームで景色を引き寄せて撮影w


 

 手前に見えていた尾根の山肌は、葉を落とした細い枝をたくさん伸ばした木々にビッシリと、覆われていました。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 その枝々からは、チラホラと白い花が、開花を始めています。
 もう少し時期が経てば、この白い花に山肌が染め上げられるのでしょうか。
 その美しい景色を眺めてみたいものですが、開花直前の、モコモコした山肌の様子もまた、味わいのある、不思議な趣を醸し出していて、素敵な風景でした。



 裸の枝々の木々の中、常緑樹の緑がアクセントとなっている、個性的な眺め。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 手前の峰の頂上近く、一本だけ佇立している常緑樹の姿が、印象的でした。


 

 点々と佇立する緑に、ついつい目を凝らしてしまいますw
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 それにしても、ほとんど緑に覆われていない山肌は、日本にあっては、かなり珍しい景色ですね。
 その、手前の尾根の鞍部…こうした峠の眺めが、個人的にはかなり好きです^^



 望湖台では皆さん、思い思いに、お気に入り?の岩の上に腰を下ろして、絶景を堪能していました。

 ほとんど、望湖台の縁と思われる岩の上にも、平然と腰掛けているツワモノも…;;
 高所恐怖症の人間は、縁からずっと手前で、歩みが止まってしまいますw

 画像右端の上部辺りに、琵琶湖の湖面がうっすらと、微かに見えていますね。


 

 幾重にも重なり合うように連なる山々の彼方に、琵琶湖の湖面を望みます。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 穏やかな春の青空の下で、琵琶湖もまた、明るい空の色を映しているように、感じられました。

 実のところ、もっと琵琶湖を広々と眺めることができると想像していましたが、手前に広がる滋賀県東部の、三重県との県境地域の山深さに驚きました。
 これ程山が広がっていては、琵琶湖の姿が微かにしか望むことができないのも、納得です。



 新緑の時期、一風変わった個性的な彩りを見せてくれた、滋賀県東部の山並みです。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 山々と湖とが織り成す、御在所山頂からの眺めは、格別でした!
 吹き抜ける春の風を感じながら、心地良いひと時を満喫。
 気分も爽快となったところで、望湖台から御在所岳頂上へと戻ります。

 <新緑の伊勢路-06>>



最新の画像もっと見る

コメントを投稿