さながらE5系車両の撮影会場と化したかのような、東京駅22番線のプラットホームから、新青森行の、はやて23号に乗車します。
滅多に乗る機会がない東北新幹線…せっかく訪れたこの機会なので、話の種にもなるし、奮発して、JR東日本がグリーン車を上回るサービスを謳う「グランクラス」を利用してみました!
新青森まで2時間37分、新サービス体験の旅が始まります♪
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東北新幹線はやて23号・E5系の先頭車。
超ロングノーズです!
鼻が長過ぎて、縦のアングルでは先端まで収まりませんでした(-_-;)
東京駅22番線ホームはかなりの混雑、約10分の停車時間は瞬く間に過ぎて、間もなく10時56分、はやて23号の発車時間となります。
はやて23号は、盛岡まで秋田新幹線・こまち23号秋田行と併結、前6両がこまち23号、後ろ10両がはやて23号の16両編成で運転されます。
いよいよ乗車です^^
"G" を模った、グランクラス(GranClass)のマークが付いている10号車、はやて23号の先頭車となります。
この10号車の前にこまち23号が連結されていて、盛岡まで一緒に走行します。
10号車・グランクラス内部。
2人席+1人席の、1列に3人掛けが6列配置されている、定員18名の客室です。
本革張りの大型シートは、前後のシートピッチもたっぷり。
このシートや扉付きの荷物収納棚は、飛行機を思わせる形状でした。
床は絨毯敷きで、フットライトや窓枠周囲の間接照明等、インテリアも落ち着いた雰囲気を演出していました。
自席に着席して外を見ると、東北新幹線の速達タイプの列車である、はやぶさ号の宣伝が目に入りました。
はやぶさ号は最高速度300km/hで、東京~新青森間675kmを最速3時間10分で結びます。
はやて号は、こまち号と併結運転するため、こまち号の車両(E3系)の最高速度275km/hに合わせる必要があるため、はやぶさ号と同じE5系使用の列車でも、はやぶさ号より所要時間がかかります。
東京~新青森間のはやぶさ号は、1日わずか2往復…残念ながら満席で予約できませんでした(TT)
東京を発車後15分程経過した11時過ぎに、軽食が配られました。
グランクラスでは、軽食(1回)とドリンク(飲み放題)は料金に含まれていて、乗務している専任のアテンダントがサービスを提供します。
軽食の供のドリンクは、青森へ行くことですし、シードルを選びました^^
和軽食か洋軽食のいずれか1つを選択します。
和軽食を選択しました。
「お品書き」より
奥入瀬ガーリックポークの漬焼
赤魚白醤油焼
零余子真丈
玉子焼
鰊昆布巻
かに入り松前漬
飾り人参
海鮮ご飯
かに酢飯
うに含め煮
錦糸玉子
青森産りんごシロップ漬
「軽食」というだけあって、流石に小食(!?)の私でも、ランチとするにはボリューム的に厳しいものがありますが、流れゆく車窓の風景を眺めながらの食事はやはり格別ですね!
青森で是非食べてみたいものがあったので、少ない量はかえって好都合でした^^
沿線の食材を使ったメニューを、美味しくいただきました。
グラスにも、グランクラスのマークが入っています。
ちょうどグランクラス導入(平成23年3月5日)から1周年を迎えた直後で、記念品にと、このマーク入りグラスがグランクラスの乗客全員に配られました。
もちろん私もいただきまして、予期せぬプレゼントに、ちょっぴり得をした気分になりました♪
軽食と一緒に付いてきた、りんごスティック(りんごパイ←パッケージにそうありました)。
アップルパイですね。
中々大ぶりで、食べでがありました。
パイ生地の中にしゃきしゃきした食感のりんごが入っていました。
もちろんりんごは青森のりんごを使用、りんごの爽やかな甘みが、食後のデザートにぴったりでした。
福島県に入ったあたりから雪の積もった地面を見るようになり、仙台を過ぎると、一面雪景色となりました!
どんどん北へ向かっているということを実感できます。
E5系のトイレは、温水洗浄便座付です!
新青森の2つ手前、八戸を発車した直後の車内。
食事等も一段落して、寛いだ雰囲気に包まれていました。
グランクラスも、かなりの方々が仙台、盛岡、八戸の主要駅で下車していき、新青森まであと30分程の所要時間である、東北新幹線で最後に開通(平成22年12月)したこの区間(八戸~新青森)では、かなり空席が目立っていました。
グリーン車を超えたサービスを提供するコンセプトのグランクラス、広い占有スペースと上質のシートでゆったりと寛ぐことができて、私としては総じて満足のゆくものでした。
まぁ、細かいことを言えばきりがないですが、せっかく気合いを入れて導入したのですから劣化させることなく、また将来的にもグランクラスを連結したE5系を増備していく方針のようですので、例えば、食事等ソフト面のサービスをきめ細かく(時間帯で内容を変えるとか)設定する等して、更に欲を言えば、せめて主要駅にはラウンジのような専用の待合室を用意するとか、「グランクラス」の名に恥じないプロダクトに磨きをかけていって欲しいものです。
今挙げた例えだけでも、いずれも外国では導入されているものばかりなので、あとはJR東日本の「やる気」次第だと思います。
東京~新青森で、グリーン料金+5,000円、普通車指定席と9,490円の差額は、国内線の飛行機の普通席と上級クラスとの差額に匹敵するレベルの額となっています。
この程度の差額では無理というなら、料金をもう少し上げても、それに納得して更に高い料金を支払う、優れたサービスを求める人は今日では少なくないと思います。
定員18名という希少性を生かして、料金設定に差をつけることをあまり恐れず、更に充実したサービス提供を追求していただきたいものですね。
近い将来、新青森から北海道新幹線として更に延伸、青函トンネルを抜けて北海道へも乗り入れが決定しているので(平成27年度に新青森~新函館間が開業予定)、乗車する距離と時間が延びるその時にグランクラスがどう進化していくのか(あるいは劣化してしまうのか;)、注目していきたいです。
勝手なことを書き連ねましたが;、そのような希望や期待(妄想?)を抱かせる程に、グランクラスでの旅は快適で素晴らしいものでした(^o^)
快適な時間はあっという間に経過して、新青森まであと少しで到着してしまいますが、新青森終着の最後の瞬間までもう少しの間、心地良さに身を委ねることにします。
滅多に乗る機会がない東北新幹線…せっかく訪れたこの機会なので、話の種にもなるし、奮発して、JR東日本がグリーン車を上回るサービスを謳う「グランクラス」を利用してみました!
新青森まで2時間37分、新サービス体験の旅が始まります♪
______________________________________________
東北新幹線はやて23号・E5系の先頭車。
超ロングノーズです!
鼻が長過ぎて、縦のアングルでは先端まで収まりませんでした(-_-;)
東京駅22番線ホームはかなりの混雑、約10分の停車時間は瞬く間に過ぎて、間もなく10時56分、はやて23号の発車時間となります。
はやて23号は、盛岡まで秋田新幹線・こまち23号秋田行と併結、前6両がこまち23号、後ろ10両がはやて23号の16両編成で運転されます。
いよいよ乗車です^^
"G" を模った、グランクラス(GranClass)のマークが付いている10号車、はやて23号の先頭車となります。
この10号車の前にこまち23号が連結されていて、盛岡まで一緒に走行します。
10号車・グランクラス内部。
2人席+1人席の、1列に3人掛けが6列配置されている、定員18名の客室です。
本革張りの大型シートは、前後のシートピッチもたっぷり。
このシートや扉付きの荷物収納棚は、飛行機を思わせる形状でした。
床は絨毯敷きで、フットライトや窓枠周囲の間接照明等、インテリアも落ち着いた雰囲気を演出していました。
自席に着席して外を見ると、東北新幹線の速達タイプの列車である、はやぶさ号の宣伝が目に入りました。
はやぶさ号は最高速度300km/hで、東京~新青森間675kmを最速3時間10分で結びます。
はやて号は、こまち号と併結運転するため、こまち号の車両(E3系)の最高速度275km/hに合わせる必要があるため、はやぶさ号と同じE5系使用の列車でも、はやぶさ号より所要時間がかかります。
東京~新青森間のはやぶさ号は、1日わずか2往復…残念ながら満席で予約できませんでした(TT)
東京を発車後15分程経過した11時過ぎに、軽食が配られました。
グランクラスでは、軽食(1回)とドリンク(飲み放題)は料金に含まれていて、乗務している専任のアテンダントがサービスを提供します。
軽食の供のドリンクは、青森へ行くことですし、シードルを選びました^^
和軽食か洋軽食のいずれか1つを選択します。
和軽食を選択しました。
「お品書き」より
奥入瀬ガーリックポークの漬焼
赤魚白醤油焼
零余子真丈
玉子焼
鰊昆布巻
かに入り松前漬
飾り人参
海鮮ご飯
かに酢飯
うに含め煮
錦糸玉子
青森産りんごシロップ漬
「軽食」というだけあって、流石に小食(!?)の私でも、ランチとするにはボリューム的に厳しいものがありますが、流れゆく車窓の風景を眺めながらの食事はやはり格別ですね!
青森で是非食べてみたいものがあったので、少ない量はかえって好都合でした^^
沿線の食材を使ったメニューを、美味しくいただきました。
グラスにも、グランクラスのマークが入っています。
ちょうどグランクラス導入(平成23年3月5日)から1周年を迎えた直後で、記念品にと、このマーク入りグラスがグランクラスの乗客全員に配られました。
もちろん私もいただきまして、予期せぬプレゼントに、ちょっぴり得をした気分になりました♪
軽食と一緒に付いてきた、りんごスティック(りんごパイ←パッケージにそうありました)。
アップルパイですね。
中々大ぶりで、食べでがありました。
パイ生地の中にしゃきしゃきした食感のりんごが入っていました。
もちろんりんごは青森のりんごを使用、りんごの爽やかな甘みが、食後のデザートにぴったりでした。
福島県に入ったあたりから雪の積もった地面を見るようになり、仙台を過ぎると、一面雪景色となりました!
どんどん北へ向かっているということを実感できます。
E5系のトイレは、温水洗浄便座付です!
新青森の2つ手前、八戸を発車した直後の車内。
食事等も一段落して、寛いだ雰囲気に包まれていました。
グランクラスも、かなりの方々が仙台、盛岡、八戸の主要駅で下車していき、新青森まであと30分程の所要時間である、東北新幹線で最後に開通(平成22年12月)したこの区間(八戸~新青森)では、かなり空席が目立っていました。
グリーン車を超えたサービスを提供するコンセプトのグランクラス、広い占有スペースと上質のシートでゆったりと寛ぐことができて、私としては総じて満足のゆくものでした。
まぁ、細かいことを言えばきりがないですが、せっかく気合いを入れて導入したのですから劣化させることなく、また将来的にもグランクラスを連結したE5系を増備していく方針のようですので、例えば、食事等ソフト面のサービスをきめ細かく(時間帯で内容を変えるとか)設定する等して、更に欲を言えば、せめて主要駅にはラウンジのような専用の待合室を用意するとか、「グランクラス」の名に恥じないプロダクトに磨きをかけていって欲しいものです。
今挙げた例えだけでも、いずれも外国では導入されているものばかりなので、あとはJR東日本の「やる気」次第だと思います。
東京~新青森で、グリーン料金+5,000円、普通車指定席と9,490円の差額は、国内線の飛行機の普通席と上級クラスとの差額に匹敵するレベルの額となっています。
この程度の差額では無理というなら、料金をもう少し上げても、それに納得して更に高い料金を支払う、優れたサービスを求める人は今日では少なくないと思います。
定員18名という希少性を生かして、料金設定に差をつけることをあまり恐れず、更に充実したサービス提供を追求していただきたいものですね。
近い将来、新青森から北海道新幹線として更に延伸、青函トンネルを抜けて北海道へも乗り入れが決定しているので(平成27年度に新青森~新函館間が開業予定)、乗車する距離と時間が延びるその時にグランクラスがどう進化していくのか(あるいは劣化してしまうのか;)、注目していきたいです。
勝手なことを書き連ねましたが;、そのような希望や期待(妄想?)を抱かせる程に、グランクラスでの旅は快適で素晴らしいものでした(^o^)
快適な時間はあっという間に経過して、新青森まであと少しで到着してしまいますが、新青森終着の最後の瞬間までもう少しの間、心地良さに身を委ねることにします。
イギリスの電車の床は絨毯敷のものが多いいのですが日本と異なり掃除がまったくいきとどいていないのでいつも不安感におそわれます。(笑)
ロンドンとブリュッセル間のEurostarに乗るとエコノミークラスより一ランク上のクラスの乗客には以前温かい食事が出ていたそうですが今では冷たい軽食になってしまったそうです。コストを下げる手段だと思います。
それでもお味はよく、十分な量だそうです。
おそらくファークラスでは今でも温かい食事が出るのだと思います。
青森でtaろうが「是非食べてみたいもの」は一体何だろうと気になります。
せっかくの絨毯敷きも、汚れていては台無しですよね。
私がヨーロッパの鉄道に乗った時に気になったのは、窓の半端でない汚れ具合でした。
車体の落書きも放置だし、日本が潔癖過ぎなのか、ヨーロッパが無頓着過ぎなのか、気になるところです。
食事等ソフト面のサービスでは、ヨーロッパは流石ですよね!
スペインのAVEの1等では、飛行機の機内食のようなミールが供されましたし、駅にはラウンジもありました。
国情の違いやコスト面でハードルは高そうですが、そこを何とかクリアして、ヨーロッパ並の水準までもっていってもらいたいものです^^
青森のガイドブックを見ていて、面白そうで美味しそうな食べ物が目に留まり、「コレは是非試さねば!」と、俄然お楽しみになっていましたw
焦らす訳では全くないのですが;、記事の進行上、もうあと少しお待ちくださいませ。
いくらスペースがゆったりしていても、通路側に座っている人の前を通って席を立つ時は気を使いますよね。
ましてその方が眠ってしまわれたら、なかなか席を立てなくなってしまいます。
18席しかないのなら、VIP扱いで料金を上げても利用する人はいると思います。
いずれはゆったりした席でくつろいでウトウトしていたら北海道に着いていた!ということになるのですね。
こんな快適な鉄道の旅なら、多少時間がかかってもいいですよね。
確かにシートピッチはとても広いですが、ご指摘のとおり、隣席の方がレッグレスト利用で足を伸ばされると、通路に出るには断りを入れる必要が出てきます(私は結構図々しいので;、気にせず声をかけていましたが(^^;)。
10両編成中でわずか18名しか利用できず、「ファーストクラス」を謳っているのだから、乗車時間が延びる数年後には、本当に料金を上げてでも、超一流の折り紙つきのサービスにまでレベルアップして欲しいものですよね。
とかく大量輸送がプライオリティで、ソフト面のサービスは置いてけぼりといった烙印を押され勝ちなJR東日本にとっても、イメージチェンジのまたとない機会だと思います。
このグランクラスなら、北海道までの乗車時間が苦になることもないでしょうね^^
北海道まで開通したら、是非また乗ってみたいです!