12月に入り、朝晩だけでなく日中の冷え込みもいよいよ冬本番を感じるようになった週末、今年(平成29年/2017年)で23回目の開催を迎えた、神戸ルミナリエを観覧してきました。
思い立ったのが、観覧当日の朝。
西宮での私用の後、久しぶりの訪問となる神戸へ、足を延ばしました。
阪神大震災が発生した平成7年(1995年)の12月から毎年開催され、その回数は、そのまま震災からの年数を意味しているルミナリエ。
今年の冬も、鎮魂の祈りと希望への願いを込めた光が、神戸の街に灯ります。
<神戸ルミナリエ>
記事中の画像クリックで、別ウィンドウが開きます。
夕暮れ時を迎えた、JR元町駅前。
時刻は、17時30分少し前位。
上記公式サイトには、この日(土曜日)の点灯時刻が17時頃であるということ、この元町駅が会場への順路の起点であることが記されていました。
時間的には、既に会場では点灯がされているはずであり、元町駅前には、階上へ向かおうとしているたくさんの人波で溢れていました。
会場へ向かう人々の群れが、順路に沿って、ゆっくり黙々と進みます。
この順路のルートで、元町駅から東遊園地までは、距離にして1.5km程。
神戸の都心部を、練り歩いているかのようでしたw
美しくライトアップされた、大丸神戸店の前で、しばらくストップ。
ここへと至るまでも、進んでは止まり…を繰り返しながらも、比較的スムーズに進んできました。
ここでは、5分~10分位停滞していたでしょうか。
東遊園地への順路となっているこの界隈は、江戸時代末期の神戸開港に伴い造成された、神戸旧居留地の一帯。
往時の面影を伝える、レトロな外観の建物も多く、ライトアップに浮かび上がった姿を眺めながら歩くのも、楽しい散策でした♪
大丸の前を南へ曲がると、通りの両側は、眩いシャンパンゴールドのイルミネーションに彩られていました。
このような色遣いでも、ケバくならないのが、神戸のセンスでしょうかw
この後、正面に見えている、消灯した信号機のある交差点を東(左)へ曲がります。
交差点を曲がり、東へ向かう順路の正面に、ルミナリエの煌きが!
元町駅からここまで、1km強の距離を約45分掛けて、漸く目にすることが叶いました。
ルミナリエを観に来たのは、今回で2回目ですが、かなり以前となってしまった前回の様子も忽ち思い出した光のアートが、多くの人々を誘うように、行く手に門を構えていました。
ルミナリエの最初を飾る作品は、玄関口となる作品に相応しく、巨大な光の塔と精緻な装飾の壁面とで、観る者を初っ端から魅了します。
壁面の奥に建つ、エキゾチックな意匠を施されているのルミナリエへの玄関口としての位置づけがされている作品、「フロントーネ」です。
夜の帳をバックとして、幻想的な美しさを放つ、光のアーチ装飾の光点群。
来訪者を歓迎する「フロントーネ」が、頭上に聳えています。
この光の芸術の光源は、全てLED電球。
ルミナリエ全体で、使用個数は40万個(前年より10万個増えたとのことです)!
1つ1つの電球が、クッキリとした輪郭も鮮やかな光を発している様子に、人々は魅せられ、思い思いにカメラを向けます。
光のアーチ越しに、次の作品である、「ガレリア」が近付きつつあります。
連なるアーチの描く、芸術的な美しさが素晴らしい、「ガレリア」。
同じ意匠のアーチを多数連ねた、光の芸術作品は、実際の距離以上の奥行きを感じさせ、不思議なビジュアルである光の重なり合いと共に、異世界へと引き込まれていくような、不思議な感覚を催されました。
「ガレリア」の幻惑的なアーチ群の尽きた先が、ルミナリエ主会場たる、東遊園地となります。
東遊園地入口を入ってすぐの場所には、神戸開港150周年を記念するイルミネーションも。
神戸港が開港したのは、慶応三年(1868年)12月7日(現在の新暦1月1日)。
同じ年に、兵庫県も発足します。
神戸港と兵庫県とは、同い年なのですね^^
東遊園地には、光の聖堂を思わせる、魅惑的な作品が鎮座していました。
上の画像は、東遊園地の敷地へ進入する直前、入口で撮影したもの。
街灯や歩行者用信号機等が、漆黒のシルエットとなって、光の作品に被さってしまっていますが;、斜め前方向からのアングルは、好きな構図です。
画像の左端は、「スパッリエーラ」と呼ばれる、大掛かりな光の壁掛けとのこと。
東遊園地へと入場し、光のアート正面近くで撮影したのが、下の画像。
先程の「ガレリア」とはまた別の、巨大な光の三連アーチである「ガレリア」…見事な光の連なりには、感嘆するばかりです!
夜景のパノラマ撮影という、無謀なチャレンジ(^^;)
壁掛け部分の「スパッリエーラ」の部分に、明暗のムラが出てしまいましたが、どうにか、この光の伽藍の全貌を収めることに成功。
「スパッリエーラ」は、両翼の「ガレリア」の外側に配されています。
中央のアーチを描く「ガレリア」の奥には、光の聖堂「カッサ・アルモニカ」が控えています。
夜の闇を背にして、LED電球ならではのシャープさをもって浮き上がる、左右対称の美しい眺めを堪能しました。
「カッサ・アルモニカ」をほぼ正面に望む位置から、やはり同じ方向へカメラを向けている大勢の人々共に、光の聖堂の美しさに酔いしれます。
幻想的な奥行き感を味わった斜め前からの眺めとは対照的に、距離感を圧縮したような、絵画的なフラット感の景色もまた、魅惑的でした。
中央の「ガレリア」の最奥に佇む「カッサ・アルモニカ」は、思いの外こじんまりとしていました。
とはいえ、「ガレリア」と一体化したかのような、きめ細かな光の装飾は、小さなドームに淡い色彩のグラデーションを現出させる美しさ。
中央の「ガレリア」のアーチを、真下から見上げてみました。
先程まで魅せられていた、幻想的な光のアーチを形作っているものと同一のものとは思えない眺めです。
これら1つ1つの、か細い光のアーチが重なり合うことにより、浮世離れした美しい光景が誕生する…これもまた、光の奇跡ですねw
光の芸術に彩られた、光の聖堂「カッサ・アルモニカ」。
LED電球の鮮やかな光点の集まりと、ドームの地に光を当てて、淡い彩りを面的に広げる、対照的な光の演出を組み合わせた、カラフルなシルエットが印象的でした。
今度は、中央の「ガレリア」内部、「カッサ・アルモニカ」の側から、これまで進んできた方向を、眺めています。
アーチ内部から、「ガレリア」の巨大さや奥行きを、より実感。
神戸開港150周年のイルミネーションが、開口部の先に、設置されています。
三連「ガレリア」のうちの、両翼のアーチのうちの一方を、眺めています。
やはり、もと来た方向を眺望中。
ルミナリエの真骨頂である、アーチの連なりの妙を、存分に鑑賞することができました。
「ガレリア」同士と、「ガレリア」を形成しているアーチの連なりとの、2つの素敵な眺めを心ゆくまで鑑賞します。
それぞれの「ガレリア」の、LED電球が重なり合った部分は、様々な色合いの光が混然一体となって、一層濃密な色彩を放っている様子でした。
「カッサ・アルモニカ」の背後に構えていた小アーチは、とても鮮やかな光を放っていて、光の聖堂を包んでいた淡い色調の光との印象の違いが好対照で、目を惹きました。
「ガレリア」の両翼のうち、先程のものとは中央の大アーチを挟んで反対側の方へも、足を踏み入れます。
誰もが、小さなLED電球の集合体が魅せる、美しさの虜となっていました。
1つ1つのアーチの連なりと共に、「ガレリア」の先にある光の壁掛け、「スパッリエーラ」の鮮烈に放つ明るい光が、アーチを透かして見えている様子も、イイ感じです。
「ガレリア」と、「スパッリエーラ」との、華麗な協演。
「スパッリエーラ」の写っている割合が少ないですが、幾何学的な模様の精巧な美しさは、ジックリ鑑賞する価値ありです。
ルミナリエ会場周辺には、高層マンションも建っていて、光のアートを自宅から一望の下に見渡す眺めは、地上から仰ぎ見るアングルとはまた一味違った風情を味わえることでしょう。
羨ましくも思える、住んでいる方々の特権ですねw
「カッサ・アルモニカ」は、ルミナリエへの、大きな募金受付の場となっていました。
ここまで辿り着いた多くの人々が、代わる代わる募金を、ドームの下へと投げ入れていきます。
このすぐ近くに設営されたテントでは、ルミナリエのオリジナルデザインの切手等のグッズや、ルミナリエのスクラッチ宝くじも販売されていました。
私も、僅かながら購入させていただきました。
最初の作品「フロントーネ」に出迎えられてから1時間半程を会場で過ごし、壮麗な光の芸術を楽しんだルミナリエ。
「カッサ・アルモニカ」のすぐ背後の南側へと抜け、東遊園地を後にしました。
会場から出たものの、光の伽藍を今一度振り返り、名残を惜しみます。
東遊園地の南隣にある、噴水広場。
こちらにも、光の壁が設置されていて、定期的に、音楽に合わせてこの壁一面を、光が乱舞するスペクタクルを観ることができます。
東遊園地等の会場と同様、ここにも大勢の人々が、光のアートを楽しんでいました。
「音楽と光のショータイム」が終了すると、このような光模様に。
先程までの会場の作品とは一味違った趣きを醸し出す、噴水広場の光の壁、「スパッリエーラ」でした。
噴水広場から、いよいよルミナリエの会場を後にして、三宮の駅へと向かうべく、移動開始。
少し北へと歩いていくと正面に、東遊園地の北隣に建つ神戸市役所の高層ビルが、夜空の闇から滲み出てくるように、姿を現しました。
東遊園地の作品の、光の壁「スパッリエーラ」から光のアーチ「ガレリア」にかけて、ちょうど外側から眺めることができました。
こうして眺めると、聖堂を彷彿とさせるシルエットですね。
シルエットとなっている木々や、その根元に見える多くの人の姿との対比で、ルミナリエの作品の巨大さが分かります。
東遊園地の、神戸市役所に最も近い辺りに、兵庫県150周年のイルミネーションがありました。
1時間半程前には、神戸開港150周年のイルミネーションで迎えられた東遊園地を、今度は兵庫県150周年のそれに見送られながら、辞去します。
神戸市役所の正面玄関附近からの、三宮方向の眺め。
神戸市役所は、神戸中心部の目抜き通りである、フラワーロードに面しています。
その広い歩道を、ルミナリエを堪能した多くの人々が、三宮方面への同じ方向目指して、ぞろぞろと歩を進めていきます。
神戸市役所から、JR三ノ宮駅や阪急・阪神それぞれの神戸三宮駅等、神戸のターミナル駅が集中するエリアまでは、徒歩でも10分弱程の近さ。
私も、JR三ノ宮駅を目指して、この人の流れの中へ。
久々に味わった幻想的な感動の余韻が長く残った、素敵なルミナリエ観覧でした。
思い立ったのが、観覧当日の朝。
西宮での私用の後、久しぶりの訪問となる神戸へ、足を延ばしました。
阪神大震災が発生した平成7年(1995年)の12月から毎年開催され、その回数は、そのまま震災からの年数を意味しているルミナリエ。
今年の冬も、鎮魂の祈りと希望への願いを込めた光が、神戸の街に灯ります。
<神戸ルミナリエ>
記事中の画像クリックで、別ウィンドウが開きます。
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夕暮れ時を迎えた、JR元町駅前。
時刻は、17時30分少し前位。
上記公式サイトには、この日(土曜日)の点灯時刻が17時頃であるということ、この元町駅が会場への順路の起点であることが記されていました。
時間的には、既に会場では点灯がされているはずであり、元町駅前には、階上へ向かおうとしているたくさんの人波で溢れていました。
会場へ向かう人々の群れが、順路に沿って、ゆっくり黙々と進みます。
この順路のルートで、元町駅から東遊園地までは、距離にして1.5km程。
神戸の都心部を、練り歩いているかのようでしたw
美しくライトアップされた、大丸神戸店の前で、しばらくストップ。
ここへと至るまでも、進んでは止まり…を繰り返しながらも、比較的スムーズに進んできました。
ここでは、5分~10分位停滞していたでしょうか。
東遊園地への順路となっているこの界隈は、江戸時代末期の神戸開港に伴い造成された、神戸旧居留地の一帯。
往時の面影を伝える、レトロな外観の建物も多く、ライトアップに浮かび上がった姿を眺めながら歩くのも、楽しい散策でした♪
大丸の前を南へ曲がると、通りの両側は、眩いシャンパンゴールドのイルミネーションに彩られていました。
このような色遣いでも、ケバくならないのが、神戸のセンスでしょうかw
この後、正面に見えている、消灯した信号機のある交差点を東(左)へ曲がります。
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交差点を曲がり、東へ向かう順路の正面に、ルミナリエの煌きが!
元町駅からここまで、1km強の距離を約45分掛けて、漸く目にすることが叶いました。
ルミナリエを観に来たのは、今回で2回目ですが、かなり以前となってしまった前回の様子も忽ち思い出した光のアートが、多くの人々を誘うように、行く手に門を構えていました。
ルミナリエの最初を飾る作品は、玄関口となる作品に相応しく、巨大な光の塔と精緻な装飾の壁面とで、観る者を初っ端から魅了します。
壁面の奥に建つ、エキゾチックな意匠を施されているのルミナリエへの玄関口としての位置づけがされている作品、「フロントーネ」です。
夜の帳をバックとして、幻想的な美しさを放つ、光のアーチ装飾の光点群。
来訪者を歓迎する「フロントーネ」が、頭上に聳えています。
この光の芸術の光源は、全てLED電球。
ルミナリエ全体で、使用個数は40万個(前年より10万個増えたとのことです)!
1つ1つの電球が、クッキリとした輪郭も鮮やかな光を発している様子に、人々は魅せられ、思い思いにカメラを向けます。
光のアーチ越しに、次の作品である、「ガレリア」が近付きつつあります。
連なるアーチの描く、芸術的な美しさが素晴らしい、「ガレリア」。
同じ意匠のアーチを多数連ねた、光の芸術作品は、実際の距離以上の奥行きを感じさせ、不思議なビジュアルである光の重なり合いと共に、異世界へと引き込まれていくような、不思議な感覚を催されました。
「ガレリア」の幻惑的なアーチ群の尽きた先が、ルミナリエ主会場たる、東遊園地となります。
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東遊園地入口を入ってすぐの場所には、神戸開港150周年を記念するイルミネーションも。
神戸港が開港したのは、慶応三年(1868年)12月7日(現在の新暦1月1日)。
同じ年に、兵庫県も発足します。
神戸港と兵庫県とは、同い年なのですね^^
東遊園地には、光の聖堂を思わせる、魅惑的な作品が鎮座していました。
上の画像は、東遊園地の敷地へ進入する直前、入口で撮影したもの。
街灯や歩行者用信号機等が、漆黒のシルエットとなって、光の作品に被さってしまっていますが;、斜め前方向からのアングルは、好きな構図です。
画像の左端は、「スパッリエーラ」と呼ばれる、大掛かりな光の壁掛けとのこと。
東遊園地へと入場し、光のアート正面近くで撮影したのが、下の画像。
先程の「ガレリア」とはまた別の、巨大な光の三連アーチである「ガレリア」…見事な光の連なりには、感嘆するばかりです!
夜景のパノラマ撮影という、無謀なチャレンジ(^^;)
壁掛け部分の「スパッリエーラ」の部分に、明暗のムラが出てしまいましたが、どうにか、この光の伽藍の全貌を収めることに成功。
「スパッリエーラ」は、両翼の「ガレリア」の外側に配されています。
中央のアーチを描く「ガレリア」の奥には、光の聖堂「カッサ・アルモニカ」が控えています。
夜の闇を背にして、LED電球ならではのシャープさをもって浮き上がる、左右対称の美しい眺めを堪能しました。
「カッサ・アルモニカ」をほぼ正面に望む位置から、やはり同じ方向へカメラを向けている大勢の人々共に、光の聖堂の美しさに酔いしれます。
幻想的な奥行き感を味わった斜め前からの眺めとは対照的に、距離感を圧縮したような、絵画的なフラット感の景色もまた、魅惑的でした。
中央の「ガレリア」の最奥に佇む「カッサ・アルモニカ」は、思いの外こじんまりとしていました。
とはいえ、「ガレリア」と一体化したかのような、きめ細かな光の装飾は、小さなドームに淡い色彩のグラデーションを現出させる美しさ。
中央の「ガレリア」のアーチを、真下から見上げてみました。
先程まで魅せられていた、幻想的な光のアーチを形作っているものと同一のものとは思えない眺めです。
これら1つ1つの、か細い光のアーチが重なり合うことにより、浮世離れした美しい光景が誕生する…これもまた、光の奇跡ですねw
光の芸術に彩られた、光の聖堂「カッサ・アルモニカ」。
LED電球の鮮やかな光点の集まりと、ドームの地に光を当てて、淡い彩りを面的に広げる、対照的な光の演出を組み合わせた、カラフルなシルエットが印象的でした。
今度は、中央の「ガレリア」内部、「カッサ・アルモニカ」の側から、これまで進んできた方向を、眺めています。
アーチ内部から、「ガレリア」の巨大さや奥行きを、より実感。
神戸開港150周年のイルミネーションが、開口部の先に、設置されています。
三連「ガレリア」のうちの、両翼のアーチのうちの一方を、眺めています。
やはり、もと来た方向を眺望中。
ルミナリエの真骨頂である、アーチの連なりの妙を、存分に鑑賞することができました。
「ガレリア」同士と、「ガレリア」を形成しているアーチの連なりとの、2つの素敵な眺めを心ゆくまで鑑賞します。
それぞれの「ガレリア」の、LED電球が重なり合った部分は、様々な色合いの光が混然一体となって、一層濃密な色彩を放っている様子でした。
「カッサ・アルモニカ」の背後に構えていた小アーチは、とても鮮やかな光を放っていて、光の聖堂を包んでいた淡い色調の光との印象の違いが好対照で、目を惹きました。
「ガレリア」の両翼のうち、先程のものとは中央の大アーチを挟んで反対側の方へも、足を踏み入れます。
誰もが、小さなLED電球の集合体が魅せる、美しさの虜となっていました。
1つ1つのアーチの連なりと共に、「ガレリア」の先にある光の壁掛け、「スパッリエーラ」の鮮烈に放つ明るい光が、アーチを透かして見えている様子も、イイ感じです。
「ガレリア」と、「スパッリエーラ」との、華麗な協演。
「スパッリエーラ」の写っている割合が少ないですが、幾何学的な模様の精巧な美しさは、ジックリ鑑賞する価値ありです。
ルミナリエ会場周辺には、高層マンションも建っていて、光のアートを自宅から一望の下に見渡す眺めは、地上から仰ぎ見るアングルとはまた一味違った風情を味わえることでしょう。
羨ましくも思える、住んでいる方々の特権ですねw
「カッサ・アルモニカ」は、ルミナリエへの、大きな募金受付の場となっていました。
ここまで辿り着いた多くの人々が、代わる代わる募金を、ドームの下へと投げ入れていきます。
このすぐ近くに設営されたテントでは、ルミナリエのオリジナルデザインの切手等のグッズや、ルミナリエのスクラッチ宝くじも販売されていました。
私も、僅かながら購入させていただきました。
最初の作品「フロントーネ」に出迎えられてから1時間半程を会場で過ごし、壮麗な光の芸術を楽しんだルミナリエ。
「カッサ・アルモニカ」のすぐ背後の南側へと抜け、東遊園地を後にしました。
会場から出たものの、光の伽藍を今一度振り返り、名残を惜しみます。
東遊園地の南隣にある、噴水広場。
こちらにも、光の壁が設置されていて、定期的に、音楽に合わせてこの壁一面を、光が乱舞するスペクタクルを観ることができます。
東遊園地等の会場と同様、ここにも大勢の人々が、光のアートを楽しんでいました。
「音楽と光のショータイム」が終了すると、このような光模様に。
先程までの会場の作品とは一味違った趣きを醸し出す、噴水広場の光の壁、「スパッリエーラ」でした。
噴水広場から、いよいよルミナリエの会場を後にして、三宮の駅へと向かうべく、移動開始。
少し北へと歩いていくと正面に、東遊園地の北隣に建つ神戸市役所の高層ビルが、夜空の闇から滲み出てくるように、姿を現しました。
東遊園地の作品の、光の壁「スパッリエーラ」から光のアーチ「ガレリア」にかけて、ちょうど外側から眺めることができました。
こうして眺めると、聖堂を彷彿とさせるシルエットですね。
シルエットとなっている木々や、その根元に見える多くの人の姿との対比で、ルミナリエの作品の巨大さが分かります。
東遊園地の、神戸市役所に最も近い辺りに、兵庫県150周年のイルミネーションがありました。
1時間半程前には、神戸開港150周年のイルミネーションで迎えられた東遊園地を、今度は兵庫県150周年のそれに見送られながら、辞去します。
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神戸市役所の正面玄関附近からの、三宮方向の眺め。
神戸市役所は、神戸中心部の目抜き通りである、フラワーロードに面しています。
その広い歩道を、ルミナリエを堪能した多くの人々が、三宮方面への同じ方向目指して、ぞろぞろと歩を進めていきます。
神戸市役所から、JR三ノ宮駅や阪急・阪神それぞれの神戸三宮駅等、神戸のターミナル駅が集中するエリアまでは、徒歩でも10分弱程の近さ。
私も、JR三ノ宮駅を目指して、この人の流れの中へ。
久々に味わった幻想的な感動の余韻が長く残った、素敵なルミナリエ観覧でした。
神戸らしい垢抜けた華やかさの中にも、抑制の効いた落ち着きを感じられるのも、ルミナリエに一番に込められた思いが、鎮魂であるからこそなのでしょうね。
訪れたのは2度目でしたが、作品の壮大な規模と美しさに、見とれずにはいられませんでした。
23年経過しても、これ程の訪問者をキープしているのは、やはり凄いことだと思います。
「来て良かった」と、心も温かくしてくれた、ルミナリエでした。
ルミナリエは関西で一番有名なイルミネーションですよね。
何度も画像を見たことがありますが、これほど大規模な物だとは知りませんでした。
圧倒的な迫力。
現在流行の遊園地のイルミネーションはここが元祖だったのですね。
元祖らしい威厳を感じます。
23年経ってもこれほど多くの人が鑑賞に訪れるのも当然ですね。