プラハ滞在の4日目も、ブルタバ川を渡り、旧市街の対岸のマラー・ストラナへ。
<<初海外1990 チェコスロバキア&DDR-10>
気の赴くままに、旧市街同様、古めかしい趣きの街路を、ブラブラと歩き回ります。
伝統的なヨーロッパの雰囲気に満ちた街角の雰囲気を満喫しながら、この日もプラハ城へ。
城内に聳え建つ、プラハのランドマーク的存在でもある聖ビート聖堂を訪れ、聖堂の大きな窓に嵌った、美しいステンドグラスに癒されていました。
プラハ(Praha)滞在4日目は、ここチェフ橋(Most Čecha)の南詰からスタート。
この橋は、両側の袂近くで門柱のように聳えている、大きな円柱が印象的。
それぞれの柱の上には、天使のような像が乗っている他、橋上の街灯にも、素敵な装飾が施されていて、とても見栄えのする橋です。
ブルタバ川(Vltava/ドイツ語ではモルダウ川:Moldau)対岸の丘の上に建つプラハ城(Pražský hrad)の雄姿を、橋越しに眺めることができます。
眺めるプラハ城の角度がまた絶妙で、プラハを代表する川と城とが演出する絶景に、早速見とれていました!
チェフ橋の南隣に架かっている、マーネス橋(Mánesův most)を渡り、ブルタバ川の対岸へ。
マーネス橋は、チェフ橋よりもプラハ城により近く、その眺めも、チェフ橋からの眺めが見せるパノラマ的眺望の美しさに対して、城の威容の迫力をダイレクトに感じる力強さが魅力的でした。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
城の城館群すら睥睨する巨大な尖塔は、城内に建つ大聖堂、聖ビート聖堂(Katedrála svatého Víta)のもの。
城下の市街地の建物とは異なる角度で建つプラハ城の素晴らしい眺めが、ここではより強調されて見えていて、感嘆の溜め息しか出ません。
正面に見える、トラムの走っている通りは、レテンスカー通り(Letenská)。
やはり、ヨーロッパの都市には、トラムが良く似合います。
そしてここにも、交差点の傍らには、かつては警官が詰めていたであろうポリスボックスが、当然のように建てられていました。
「公安」を意味する、「veřejná bezpečnost(ベジェイナー・ベスペチノスト)」の頭文字「VB」の表記は、共産主義時代には警察を意味していました。
パトカーと同じ意匠ですね。
かつてはここに警官が詰めて、行き交う人々を交差点毎に厳しく監視していたのでしょうか…まだビロード革命から日も浅かった1990年3月当時では、流石に警官の姿はなく、共産主義時代の名残りをアピールしているオブジェと化していました。
マーネス橋を渡って南へと折れ、少し進むと、また私を魅惑するような通りが出現w
標識によると、ツィヘルナー(Cihelná)という名の通りであるようです。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
ブルタバ川を挟んで、プラハの都心である旧市街(スタレー・ムニェスト/Staré Město)の対岸は、マラー・ストラナ(Malá Strana)という地区となります。
旧市街同様、迷路のように入り組んだ街路や、伝統的なヨーロッパの都市景観が、とても魅力的なエリアです。
曲線を描く石畳の街路、古めかしい建物群、見事な縦列駐車…これだけでも、私の歓心を鷲掴みにされた夢心地で、視線は釘付けにw
緩やかな坂道というものも、景観に素敵なアクセントを添えてくれますね。
メンテナンスが行き届いていないと見受けられる、かなりくたびれた建物の様子も、古い街並みをかえってリアルに演出している様でした。
魅惑的なツィヘルナー通りへと入り込んで、そぞろ歩きを楽しむ間もなく、ウ・ルジツケーホ・セミナージェ通り(U lužického semináře)と合流。
合流地点は、小さな広場となっていました。
小さな広場は、半ば駐車スペースと化していて、パーキング中の車で溢れています。
こうした、伝統的な建築群と現代的な車との、一見ミスマッチ的な景観にも、不思議と魅かれてしまいます。
広場に面した、1軒の建物の扉。
古い建物は、施された意匠が1軒1軒、このように個性的に飾られていて、こうした装飾を見つけながら、楽しい散策の時間を過ごしました♪
扉の左側には、建物内の各フラットへの呼び鈴と思しきボタンのパネルが。
マラー・ストラナが、生活感を纏って生きている街であることを、実感します。
小広場から更に少し進むと、またまた私を誘うかのような、魅惑的なカーブを描く通りが出現。
カーブに沿って、塀のように建ち並んでいる、高さの揃った建物の眺めも、実に壮観です!
マラー・ストラナの街路もまた、石畳の舗装で残っているものも多いですね。
この石畳の美しさも、プラハの魅力でしょうか。
もちろん、この素敵な眺めに抗えるはずもなく、ふらりと迷い込むように、この通りへと足を踏み入れていました(^^;)
通りの入口に建つ建物の外壁に取り付けられていた、そのカーブが魅惑的であった通り名の標識。
ミーシェンスカー通り(Míšenská)、というのですね。
通り名の標識の下には、何故かキリル文字で、「スミホフ(СМИХОВ)」の表記が。
矢印のようにも見えたので、その方向(ミーシェンスカー通り)に、その方向に「スミホフ」なる施設か何かがあったのでしょうが、結局謎のまま、ミーシェンスカー通りを通り過ぎました;
ミーシェンスカー通りを通り過ぎると、プラハ城が更に近付いてきます。
そのまま丘を上って、プラハ城へと向かいました。
この日は、プラハ城を訪れて、城内にひと際大きな存在感を誇示している、聖ビート聖堂の大伽藍内部へと、入堂しました。
キリスト教のカテドラルへ入ったのは、多分この時が人生初めてであったと思います。
荘厳なゴシック建築の外観はもちろん、内部の天井が高い大空間や静謐な雰囲気にも息を呑みましたが、殊に印象的であったのが、ステンドグラスでした。
薄暗い聖堂内に差し込む光に映えるスタンドグラスの幻想的な美しさにも、初めて実際に接してみて、しばらく目を離すことができませんでした。
1つ1つが、聖書の内容を表現しているという、美しいステンドグラス。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
昔は、文字を読めない人も多かったでしょうから、こうしたビジュアル的な演出で聖書の内容を理解させてもきたのでしょうね。
神々しさを感じさせる、差し込む光の効果は、私のような異教徒(というか、無宗教?)でも、ついついそうした雰囲気に感化されてしまいます。
バラ窓に嵌るステンドグラスの美しさも、また圧巻です!
ステンドグラスのみならず、バラ窓自体の精緻な装飾にも、目を奪われます。
ステンドグラスを、これ程じっくりと眺めたのも、この時が初めてでした。
外から差し込む光と、内部の柔らかな照明の光を浴びて、幻想的に浮かび上がるステンドグラス。
細かな絵柄は、ステンドグラスまでの距離が少々離れているので、細部まではハッキリと見えたわけではありませんが、色彩の美しさには、十分に魅了されました。
1つとして同じ絵柄のないグラスを、それこそ1枚1枚、惹き込まれるように眺め続けます。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
下の画像のステンドグラスは、他のものに比べて絵柄も大きく、それぞれ表現している描写が良く分かりました。
もちろん、表現の内容については、全く分かりませんでしたが;;
こちらの窓は、よく見ると、半分煉瓦で塞がれたような様子ですね。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
聖書の物語の場面や人物の描写に加えて、幾何学模様の美しさも印象的な、聖ビート聖堂のステンドグラス。
すべての窓が大きかったので、素晴らしい見応えでした!
気が付けば、1つ1つの窓の前で立ち止まっては、カメラのシャッターを切りまくっていましたw
それ程までに心魅せられた、聖ビートの聖堂内部巡り…ステンドグラス鑑賞は、まだ少し続きます。
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気の赴くままに、旧市街同様、古めかしい趣きの街路を、ブラブラと歩き回ります。
伝統的なヨーロッパの雰囲気に満ちた街角の雰囲気を満喫しながら、この日もプラハ城へ。
城内に聳え建つ、プラハのランドマーク的存在でもある聖ビート聖堂を訪れ、聖堂の大きな窓に嵌った、美しいステンドグラスに癒されていました。
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プラハ(Praha)滞在4日目は、ここチェフ橋(Most Čecha)の南詰からスタート。
この橋は、両側の袂近くで門柱のように聳えている、大きな円柱が印象的。
それぞれの柱の上には、天使のような像が乗っている他、橋上の街灯にも、素敵な装飾が施されていて、とても見栄えのする橋です。
ブルタバ川(Vltava/ドイツ語ではモルダウ川:Moldau)対岸の丘の上に建つプラハ城(Pražský hrad)の雄姿を、橋越しに眺めることができます。
眺めるプラハ城の角度がまた絶妙で、プラハを代表する川と城とが演出する絶景に、早速見とれていました!
チェフ橋の南隣に架かっている、マーネス橋(Mánesův most)を渡り、ブルタバ川の対岸へ。
マーネス橋は、チェフ橋よりもプラハ城により近く、その眺めも、チェフ橋からの眺めが見せるパノラマ的眺望の美しさに対して、城の威容の迫力をダイレクトに感じる力強さが魅力的でした。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
城の城館群すら睥睨する巨大な尖塔は、城内に建つ大聖堂、聖ビート聖堂(Katedrála svatého Víta)のもの。
城下の市街地の建物とは異なる角度で建つプラハ城の素晴らしい眺めが、ここではより強調されて見えていて、感嘆の溜め息しか出ません。
正面に見える、トラムの走っている通りは、レテンスカー通り(Letenská)。
やはり、ヨーロッパの都市には、トラムが良く似合います。
そしてここにも、交差点の傍らには、かつては警官が詰めていたであろうポリスボックスが、当然のように建てられていました。
「公安」を意味する、「veřejná bezpečnost(ベジェイナー・ベスペチノスト)」の頭文字「VB」の表記は、共産主義時代には警察を意味していました。
パトカーと同じ意匠ですね。
かつてはここに警官が詰めて、行き交う人々を交差点毎に厳しく監視していたのでしょうか…まだビロード革命から日も浅かった1990年3月当時では、流石に警官の姿はなく、共産主義時代の名残りをアピールしているオブジェと化していました。
マーネス橋を渡って南へと折れ、少し進むと、また私を魅惑するような通りが出現w
標識によると、ツィヘルナー(Cihelná)という名の通りであるようです。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
ブルタバ川を挟んで、プラハの都心である旧市街(スタレー・ムニェスト/Staré Město)の対岸は、マラー・ストラナ(Malá Strana)という地区となります。
旧市街同様、迷路のように入り組んだ街路や、伝統的なヨーロッパの都市景観が、とても魅力的なエリアです。
曲線を描く石畳の街路、古めかしい建物群、見事な縦列駐車…これだけでも、私の歓心を鷲掴みにされた夢心地で、視線は釘付けにw
緩やかな坂道というものも、景観に素敵なアクセントを添えてくれますね。
メンテナンスが行き届いていないと見受けられる、かなりくたびれた建物の様子も、古い街並みをかえってリアルに演出している様でした。
魅惑的なツィヘルナー通りへと入り込んで、そぞろ歩きを楽しむ間もなく、ウ・ルジツケーホ・セミナージェ通り(U lužického semináře)と合流。
合流地点は、小さな広場となっていました。
小さな広場は、半ば駐車スペースと化していて、パーキング中の車で溢れています。
こうした、伝統的な建築群と現代的な車との、一見ミスマッチ的な景観にも、不思議と魅かれてしまいます。
広場に面した、1軒の建物の扉。
古い建物は、施された意匠が1軒1軒、このように個性的に飾られていて、こうした装飾を見つけながら、楽しい散策の時間を過ごしました♪
扉の左側には、建物内の各フラットへの呼び鈴と思しきボタンのパネルが。
マラー・ストラナが、生活感を纏って生きている街であることを、実感します。
小広場から更に少し進むと、またまた私を誘うかのような、魅惑的なカーブを描く通りが出現。
カーブに沿って、塀のように建ち並んでいる、高さの揃った建物の眺めも、実に壮観です!
マラー・ストラナの街路もまた、石畳の舗装で残っているものも多いですね。
この石畳の美しさも、プラハの魅力でしょうか。
もちろん、この素敵な眺めに抗えるはずもなく、ふらりと迷い込むように、この通りへと足を踏み入れていました(^^;)
通りの入口に建つ建物の外壁に取り付けられていた、そのカーブが魅惑的であった通り名の標識。
ミーシェンスカー通り(Míšenská)、というのですね。
通り名の標識の下には、何故かキリル文字で、「スミホフ(СМИХОВ)」の表記が。
矢印のようにも見えたので、その方向(ミーシェンスカー通り)に、その方向に「スミホフ」なる施設か何かがあったのでしょうが、結局謎のまま、ミーシェンスカー通りを通り過ぎました;
ミーシェンスカー通りを通り過ぎると、プラハ城が更に近付いてきます。
そのまま丘を上って、プラハ城へと向かいました。
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この日は、プラハ城を訪れて、城内にひと際大きな存在感を誇示している、聖ビート聖堂の大伽藍内部へと、入堂しました。
キリスト教のカテドラルへ入ったのは、多分この時が人生初めてであったと思います。
荘厳なゴシック建築の外観はもちろん、内部の天井が高い大空間や静謐な雰囲気にも息を呑みましたが、殊に印象的であったのが、ステンドグラスでした。
薄暗い聖堂内に差し込む光に映えるスタンドグラスの幻想的な美しさにも、初めて実際に接してみて、しばらく目を離すことができませんでした。
1つ1つが、聖書の内容を表現しているという、美しいステンドグラス。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
昔は、文字を読めない人も多かったでしょうから、こうしたビジュアル的な演出で聖書の内容を理解させてもきたのでしょうね。
神々しさを感じさせる、差し込む光の効果は、私のような異教徒(というか、無宗教?)でも、ついついそうした雰囲気に感化されてしまいます。
バラ窓に嵌るステンドグラスの美しさも、また圧巻です!
ステンドグラスのみならず、バラ窓自体の精緻な装飾にも、目を奪われます。
ステンドグラスを、これ程じっくりと眺めたのも、この時が初めてでした。
外から差し込む光と、内部の柔らかな照明の光を浴びて、幻想的に浮かび上がるステンドグラス。
細かな絵柄は、ステンドグラスまでの距離が少々離れているので、細部まではハッキリと見えたわけではありませんが、色彩の美しさには、十分に魅了されました。
1つとして同じ絵柄のないグラスを、それこそ1枚1枚、惹き込まれるように眺め続けます。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
下の画像のステンドグラスは、他のものに比べて絵柄も大きく、それぞれ表現している描写が良く分かりました。
もちろん、表現の内容については、全く分かりませんでしたが;;
こちらの窓は、よく見ると、半分煉瓦で塞がれたような様子ですね。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
聖書の物語の場面や人物の描写に加えて、幾何学模様の美しさも印象的な、聖ビート聖堂のステンドグラス。
すべての窓が大きかったので、素晴らしい見応えでした!
気が付けば、1つ1つの窓の前で立ち止まっては、カメラのシャッターを切りまくっていましたw
それ程までに心魅せられた、聖ビートの聖堂内部巡り…ステンドグラス鑑賞は、まだ少し続きます。
<初海外1990 チェコスロバキア&DDR-12>>
煤けた街並みとカクカクっとした車(笑)
ヨーロッパの石畳はどんどん減ってしまって、パリも車が通る道は殆ど舗装されてしまいました。
風情のある石畳、できるだけ残して欲しいですよね。
太陽の位置によって色が変わる大聖堂のステンドグラスはずっと見ていても飽きませんね。
人生初のカテドラル見学だったのなら、相当強い印象が残ったでしょうね。
私の人生初の外国のカテドラル見学・・・どこだったかしら?
ニュージーランドのクライストチャーチかしら?
折角地震で崩壊する前の姿を見ているのに、はっきり覚えてないって情けない。
グーグルマップのストリートビューで、画像と同じ場所を見てみると、街並みも見違える程綺麗になっていて、建物は全く同じなのに、まるで別の街のような雰囲気を感じて、ビックリしてしまいます。
プラハは、まだ石畳が結構街中に残っているようですね…石畳が消えつつあるというヨーロッパにあって、本当に頑張って保存し続けてほしいですよね!
聖ビート聖堂の巨大なことや聖堂内の荘厳さにまず魅せられ、ステンドグラスの色彩美に、ひたすら感動して見とれていました。
その強い感覚は、今でもはっきり覚えています。
当時を思い出していると、またプラハへ行きたくなってしまいます!