時には、旅の日常

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帰省を兼ねた賢島プチ旅-02~英虞湾遊覧 賢島エスパーニャクルーズ

2022-10-26 22:12:35 | 近畿/日本
近鉄特急しまかぜから降り立った賢島では、遊覧船に乗って、賢島が浮かぶ英虞湾の海上から、風光明媚な風景を堪能しました。

<<帰省を兼ねた賢島プチ旅-01>

雨には降られなかったものの、雲が空を覆う空模様で、残念ながら青い空が映える紺碧の海の景色とはなりませんでしたが、志摩半島に囲まれた英虞湾の美しい風景を、船上から眺める気分は格別でした。


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近鉄賢島駅から、英虞湾(あごわん)の遊覧船のりばへと向かいます。

賢島駅には、北口と南口があり、こちらの南口は1929年の賢島駅開業当時から開設されている出入口で、画像左側の三角屋根の建物が、1929年から1993年まで約70年にわたり利用されてきた旧駅舎です。
1993年以降は、旧駅舎は乗務員詰め所として利用されており、現在、南口は旧駅舎右隣にある階段、エスカレーターを介して、一段高い所にある改札口や北口と結ばれています。



英虞湾を遊覧する、賢島エスパーニャクルーズの就航船「エスペランサ」。
大航海時代のスペイン帆船(キャラック船)をモチーフとしています。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

「エスペランサ」とは、スペイン語で「希望」を意味します。
こののりばまで、賢島駅からは徒歩数分で到着します。

船に乗るのは、2019年に訪れた香港以来…実に、3年ぶりでした!



およそ50分間の、英虞湾ミニクルーズへと出航です。

陽射しは雲に遮られていたものの、蒸し暑い日中でしたが、遊覧中の風を感じていたかったので、屋外デッキに席を確保。
海の眺めが、楽しみです♪



英虞湾の沿岸は、幾つもの小さな入り江が入り組み、風光明媚な景観となっています。
賢島周辺には、小島も多く点在していて、美しい景色に釘付けとなります。

また、英虞湾は志摩半島の南側に延びる前島半島(さきしまはんとう)によって太平洋と隔てられていることから、とても波穏やかな海で、この日の遊覧中も、波による揺れはほとんど感じられませんでした。



志摩半島一帯では、真珠の養殖も盛んで、このような養殖の施設の間を縫うように、遊覧船「エスペランサ」は航行していきます。



ミキモト多徳養殖場の沖合を通過。

世界で初めて真珠の養殖に成功した、現在の株式会社ミキモトの創業者の御木本幸吉により開設されました。
真珠養殖の拠点は、元々は英虞湾に浮かぶ多徳島にありましたが、1919年に御木本幸吉が「新多徳」と名付けたこの地に拠点が移されました。



英虞湾が太平洋へと繋がる、湾口の方向を望みます。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

太平洋へとむけて広がる海面には、養殖真珠を吊るしたブイが無数に並んでいて、志摩の海の景観のアクセントにもなっていました。



エスペランサ号は、湾口近くでUターンして、出発地の賢島へと舳先を返します。

穏やかな海面に描かれる航跡が優雅なカーブを曳いていく…いかにも船旅といった雰囲気を、盛り立ててくれます。



デッキ上のお客さん方も、英虞湾遊覧をそれぞれ満喫している様子♪

蒸し暑さも、風を切っての航行で、かなり和らぎました。



真珠養殖の"ふるさと"ともいえる、多徳島の沖を通過します。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

1990年代以来、多徳島は無人島となっていますが、かつては御木本幸吉が開設した真珠養殖等の施設があり、その後国の実験場やキャンプ場も開設されていました。
今日でも、船着場らしき桟橋や護岸の石垣、送電線等、有人であった頃の名残を見て取れます。



真珠の特産地らしく、賢島エスパーニャクルーズでは、真珠モデル工場へ立ち寄り、養殖真珠核入れ作業を見学することができます。

工場の桟橋に、接岸します。



エスペランサ号も、ここで一休みです^^



真珠の核入れ作業中の、アコヤガイ。
貝の内部に混入した異物に真珠層を巻く性質を利用して、真円真珠を作るための核を挿入する様子を、見学しました。

工場では、ネックレス等の真珠商品の販売も行われていました。



工場見学は、10分程で終了。
再びエスペランサ号の船上へ。

工場からは、出発地の賢島まで、ラストスパートです。



リゾート地らしく、ホテル等の施設が崖の上の、眺めの良さそうな場所に聳えている姿も目に入ります。
自然と人工建造物との対比が、不思議とマッチした景観に感じるのも、リゾート地ならではなのでしょうね。

今回はホテルで宿泊はしませんが、眺めていると、不思議とこちらまでリゾートホテル滞在を、脳裏にイメージしていましたw



工場から5分程で、賢島へ戻ってきました。
総所要時間50分の短い時間に、美しい風景と真珠の核入れ見学と、楽しい要素が詰まった、英虞湾遊覧のエスパーニャクルーズでした!
波穏やかな英虞湾での、小一時間の癒しタイムを堪能することができます。

時刻は14時過ぎ。
昼食をまだ摂っていなかったので、次は海の幸で胃袋を満たしにかかります!

<帰省を兼ねた賢島プチ旅-03>>



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