時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

御堂筋 光の彩り

2017-12-25 02:14:24 | 近畿/日本
 師走の大阪・御堂筋を彩るイベント、「大阪・光の饗宴 2017」のコアプログラムである、「御堂筋イルミネーション」を3年ぶりに、難波から淀屋橋の間で観てきました。

 平成29年(2017年)の天皇誕生日と重なった土曜日に、難波で所用を済ませて京都への帰途に就く段になって、「御堂筋イルミネーション」のことを思い出し、地下鉄なんば駅の改札前でUターンして地上へ。
 果たして、とっぷりと夜の帳が降りた御堂筋は、その街路樹に無数の光を纏い、建ち並ぶビルや走行する幾多の車の灯火にも彩られた、魅惑的な光景を披露していました!

 3年前とは逆に、難波から出発して、京都へ帰る京阪電車の始発駅である淀屋橋までの約3㎞の道程を、2時間程掛けて、イルミネーションに包まれた大阪のメインストリートの、幻想的な眺めを堪能します。

 <大阪・光の饗宴>
 <3年前の記事一覧>
 <御堂筋>

 記事中の画像クリックで、別ウィンドウが開きます。


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 大阪市営地下鉄なんば駅から、地下街を経て北東端の出入口の階段を上り、地上へ。
 地上は、すっかり夜の帳が降りて、光の洪水といった態の、御堂筋の光景でした。
 (この画像は、別ウィンドウへのリンクはありません)

 地上へと上がる階段の下では、中国人観光客主体の集団が滞留。
 階段は上下通行がそれぞれ対面通行できる程度の幅しかない狭いもので、明らかに捌ける人数のキャパオーバー;;

 上がった地上は、歩道は通行人で、車道は車で、ビッシリと埋め尽くされたかのような混雑具合の難波でした。
 難波の千日前から心斎橋の手前辺りまでは、「シャイニーピンク」のイルミネーションで、御堂筋は彩られていました。
 なお、千日前から南の南海難波駅までの間にも、「御堂筋パープル」のイルミネーションが施されていましたが、地上へ上がった場所の関係で、今回は残念ながら「御堂筋パープル」の眺めはお預けです(T_T)

 今回は、3年前とは逆に、南の難波から淀屋橋を目指して北上します。



 難波から心斎橋にかけては、歩道は左程広くなく、このとおりの雑踏でごった返していました。
 (この画像は、別ウィンドウへのリンクはありません)

 ギュウギュウ詰めまではいかずにそこそこの空間的なゆとりはあり、クリスマス直前の華やいだ雰囲気に包まれて、皆さん楽し気に談笑しながら、そぞろ歩きを楽しんでいました。



 心斎橋の近くまで、歩いてきました。
 大丸心斎橋店の電飾が、画像右端に見えていますね。
 (この画像は、別ウィンドウへのリンクはありません)

 今回の御堂筋イルミネーションは、車道の街路樹は幹だけに電飾を施して、太くて大きな光の柱が林立する演出です。
 車道の濃いピンクと、歩道の淡いピンクが、好対照な眺めでした。

 御堂筋を走る車のヘッドライトの輝きも、車によって異なる色合いで、カラフルですね。



 心斎橋附近から、イルミネーションは「御堂筋コーラル」へと変化。
 艶やかであった「シャイニーピンク」とは打って変わり、御堂筋はシックな彩りを装った輝きに染まります。

 このイルミネーションだけでなく、流れる車や沿道のビルの灯りもまた、夜の御堂筋を魅力的にライトアップしていますね。



 車道の太い光の柱に対して、歩道の頭上に並ぶ光は、宙を舞う淡雪のような、ふんわりとした風情を感じることができました。
 (この画像は、別ウィンドウへのリンクはありません)

 地下鉄御堂筋線の駅と駅との中間の辺りで、イルミネーションのカラーが変わっていきます。
 この辺りは、心斎橋駅と本町駅との間で、間もなく「御堂筋コーラル」から次の色へと、変化を遂げる模様。



 「御堂筋コーラル」の次は、ガラリと色合いが変わり、夜空とのコントラストも鮮やかな「ホワイト」に。

 白銀の輝きの中に、信号機や街灯の光が、所々でアクセントの光点を添えていました。
 歩道の街路樹には、ブルーの光も混ぜられていますね。




 歩道の頭上を、無数の光点が、朧な情感を醸し出している、素敵な夜景です。
 歩道と車道との境目にある植え込みにも、イルミネーションが。

 車列のヘッドライトや、そのほかの様々な光が映えている、歩道の情景も、イイ感じです♪



 大阪市街を南北に縦断する御堂筋と、東西に横断する中央大通とが交差する、大きな交差点の眺め。
 地下鉄の本町駅周辺であるこの界隈は、既に船場(せんば)と呼ばれるエリアに入っています。

 御堂筋イルミネーションは、この交差点より、またまたその色を変え、これより北は「シャンパンゴールドミックス」の華やかな色彩に。
 今度は、街灯の色ともマッチして、街路全体を正にゴールドに輝かせます!



 信号が青に変わると、南行一方通行の御堂筋の車線全てを埋め尽くした車が一斉に、溢れ出てくるかのように走り出す様子は、やはり壮観ですね。

 交差点の南側に立つ私の方へ流れて来る、ヘッドライトの大群の煌きは、この華やかな光の風景の中で、宝石のような美しい輝きを放っていました。

 この「シャンパンゴールドミックス」のイルミネーションも、束の間の輝きのようで、その背後には、青を放つ光が控えています。



 本町駅と淀屋橋駅との間で、御堂筋イルミネーションは、「水都ブルー」の幻想的な煌きに、装いを一変させました。

 華やかな「シャンパンゴールドミックス」から、深い青が演出する静謐な雰囲気に、御堂筋が包まれます。



 御堂筋を、横断します。
 歩道からとはまた趣を異にした眺めを、横断しながら束の間楽しみます。

 緑地帯から眺めてみると、太い光の柱を中心として、左右に歩道の街路樹の、細やかなイルミネーションの列がずっと奥まで続いていく、幻想的な夜景が。
 車からこのイルミネーションを眺めると、前方や後方は、これに近い感じで見えるのでしょうか?



 御堂筋を横切る横断歩道のど真ん中で、これらの車が走ってきた、北の淀屋橋・梅田方面を眺めています。

 車中から眺めると、太い光の柱に挟まれて走行する…といった感じになりそうですね。
 そして、この幻想的な光の中を走行するのも、素敵な気分に浸れそうです^^

 結構目まぐるしくイルミネーションのカラーが変わるのも、車から走行中の眺めを意識した面もあるのでしょうね。
 この素晴らしい光のシチュエーションで運転させられるするドライバー…気を取られずに運転するのも、中々大変な感じがします;



 側道は、通りの中央部とはまた違った光の眺めを楽しむことができそうですね。

 1車線のみの狭い空間で、片側を歩道の柔らかい光に、もう片側を光の柱に挟まれて、2通りのイルミネーションを堪能しながら、走行しているのでしょうか。



 街灯をセピア調の光としたことは、いい決定だと思います。
 イルミネーションがない時期でも、夜の街の雰囲気が、グッとエキゾチックに感じられます。
 (この画像は、別ウィンドウへのリンクはありません)

 ブルーとは対照的な色彩を放つ光点は、この青色メインの風景でも、素敵なアクセントとなってくれていました。
 このアクセントで、ブルーも一層引き立ちますね。

 画像の左端は、ビルの建設現場の囲いですが、御堂筋イルミネーションに合わせて、その囲いにも、幻想的な光の装飾を施していました。



 側道から見た眺めも、やはり魅力的に思えます。
 (この画像は、別ウィンドウへのリンクはありません)

 これも、車の走って来る、北を眺めている風景となります。

 こうして眺めてみて、車のヘッドライトというものは、夜景のムード盛り上げに重要な役割を果たしているという実感が、よく理解できました。



 大阪市バスも、イルミネーションバスと銘打った路線バスを、走らせていました!
 イルミネーションで飾った窓枠が、鮮やかに浮かび上がっていますね^^

 見たところ、すし詰めの超満員な様子;
 よくよく考えてみると、外から眺めてこそのイルミネーションですよね(^^;)
 まぁ、雰囲気を盛り上げる効果を期待しての、大阪らしいサービス精神ではあるような気もします。



 イルミネーションと街灯との、素敵な雰囲気を醸し出す、街の夜の情景。

 夜のムードがに包まれた街角は、時間の経過を忘れて、気持ちよく散策することができますね♪



 歩道をそぞろ歩く人影も、いい雰囲気。
 路面に近い分、歩道や車道は、セピア色に染まっていますね。

 車道の街路樹の太い光の柱と、歩道の街路樹の細やかな光点との角度を考えて撮影すれば、イルミネーションの幹と枝とを形取れることに、不覚にもここまで気付きませんでした(爆)



 夜の闇に紛れた、太い光の幹から伸びる枝が、うっすらと見えていますね。
 これらの枝が見えずに、幹だけが立ち並んでいる光景は、何だか不思議な感じのする眺めです。

 青の光は、路面には届かない代わりに、沿道のビルの壁面を、深い色合いに染めています。




 再び、御堂筋を横断。
 横断歩道の中央で、今度は難波方面である南の方向を、望みます。
 南へ向けて、「水都ブルー」から「シャンパンゴールドミックス」へと、イルミネーションのカラーが変化している様子も、ドラマチックですね。

 車のテールランプも、夜の情感を掻き立ててくれますね。
 イルミネーションの青と、メリハリの効いたコントラストが、印象的でした。

 3年前と同様、彼方まで整然と続く赤信号の並びに、感動。

 道路標識も、夜景を魅力的に飾り上げる、不可欠の要素ですね。



 側道を南へ眺めた様子は、ご覧のとおり。
 1車線分の車路しかない分、その眺めも凝縮された光の壁に挟まれた実感を、より一層実感することができそうです。
 信号機の灯りに加えて、街灯のセピアの光点も列をなして南へと続いていく様子も、側道からは眺めることができます。

 こちらでも、イルミネーションの変わり目は、魅力的。
 敢えて側道を走る車も、ありそうですね^^




 無数の青い光を散りばめた、歩道の街路樹のイルミネーションがずっと続いていく幻想的な光景は、御堂筋が魅せてくれた、感動的な絶景でした!

 街往く人々、続々と走り往く車の群…情感タップリな夜の街を、しばし見とれていました。
 街灯が整然と並んで点灯している様子も、美しい夜景の1コマです。



 御堂筋から1筋入った途端に、それまでの雑踏が嘘のような、静寂に包まれた空間が広がります。
 (この画像は、別ウィンドウへのリンクはありません)

 人影も車の姿も疎らであり、静まり返った、大阪都心のもう1つの顔を垣間見ました。
 静けさの中に佇むようなイルミネーションも、御堂筋のそれとはまた違った風情を醸し出していて、趣き深いものでした。



 御堂筋と交わる通りの歩道の、イルミネーション。
 壮大な御堂筋のイルミネーションとは対照的に、手の届く所での個性的な光の装飾も、味わいがありますね♪

 こうして見比べるアングルから眺めると、御堂筋イルミネーションの規模の大きさも、改めて実感することができます。



 御堂筋へ戻り、再び歩道から、青に染まる街の夜景を眺めながらの、そぞろ歩き。

 だいぶ、難波からの散策の終点である、淀屋橋の駅まで近付いてきました。
 奥の方に見えている、車道を挟んで反対側に建つビルは、イルミネーションの光で、真っ青に染まっていました!



 シャッタースピードを、かなり遅くして撮影。
 走り去る車のテールランプが、帯のような尾を引いて、現実離れした、幻想的な光景となりました。

 ちょうど緑地帯に残って、記念撮影に興じるカップルがいたので、彼らを挟んだ赤い光の帯が、映画等で見かける、赤外線センサーのようにも見えて、面白い眺めでしたw
 それにしても、光の帯が途切れた先には、車体は写っておらず、とても不思議な感じがしました。



 車種によって、テールランプの形や位置が異なるため、撮影の度に、趣きを異とする画像となります♪
 今度は、スピード感を感じる画像となりました。
 青信号の時と赤信号の時とでは、イルミネーションの風景の雰囲気がガラリと変わることに、驚かされます。

 こうした光の流れる様子を観察すると、道路の凹凸等の状況も分かりますね。

 シャッターを切るタイミング、その時通り過ぎる車種によっても、この幻想的な光の帯の流れる状況、起点や終点の様子等が変幻自在に描かれるのが面白くて、この場所でつい長居をしてしまいましたw



 淀屋橋駅へ到達する直前に、三たび御堂筋を横断。
 「御堂筋イルミネーション 2017」の見納めとしました。

 やはり、一方通行の通りの眺めは、スッキリしていて爽快ですね!
 約2時間掛けて歩いてきた難波方面を一望、光の芸術の眺めを、記憶に刻み込みます。

 この後、淀屋橋をターミナルとする京阪電車で京都へと帰りましたが、「御堂筋イルミネーション 2017」では、淀屋橋から更に北の梅田へ向けて、中ノ島北側の大江橋から梅田新道までは「イエローミックス」、梅田新道から梅田・阪神前までは「5色ミックス・水都ブルー」のイルミネーションが飾られたことを、帰宅後上記でリンクを張った、「大阪・光の饗宴」公式サイトで知りました;
 今回は、難波から帰途に就く直前にイルミネーションを思い出して、事前のリサーチができず、せっかくの御堂筋完成80周年記念の「五色の星屑」を梅田で鑑賞する機会を逸してしまったのは、不覚でした(爆)

 来年以降に機会があれば、ぜひリベンジしたいです。



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